曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

新型ホンダ・ヴェゼル(2代目)を試乗した

2021-04-30 11:36:36 | クルマ

先日、ホンダカーズ某店で新型ヴェゼルを試乗した。グレードはe:HEV Zだ。3つあるハイブリッドの真ん中。豪華すぎず、簡素過ぎないちょうどいい装備で、一番売れるグレードになると思われる。

まず、実物は写真より背が低くてコンパクトだった。最低地上高が上がってるのに全高がわずかに下がっている。ということは、車体が上下に薄いわけで、写真とかと違って実物を横から見ると、車体が幅広くて細長い印象を受ける。実際の車長、車幅は前モデルとほぼ同じなのだが。


発表当時、顔がマツダCX系、お尻がトヨタ・ハリアーと酷評されたが、実物を見ると、その評はちょっと違うように思う。細長くて薄いプロポーションは、他にない個性的なスタイリングかもしれない。いいスタイリングかどうかはまた別だが。

ルックスで気になるのはホイールハウスの隙間が大きいこと。Zは18インチのでかいホイールと扁平タイヤを履かせているせいで、隙間がちょっとみっともないくらい大きく見える。地上高を稼ぐために隙間を広げている=車軸を下げているのかも。


装着タイヤはミシュランのPRIMACY 4だった。
 

内装の高級感が増している。特にシートが分厚い。ダッシュボード周りの質感が高い。メーターの中が精緻に作られている。右のスピードメーターなんかは、文字盤がきっちりしすぎてて、最初はCGかと思った。各スイッチの操作感がしっとりしてて、特に左右端のエアコンのダイヤルが、まるでアナログシンセのツマミみたいな回し心地だった。あれを上にすると、吹き出し口外側の隙間から風が出てくるようになって、顔に直接当たらなくなるらしい。

メーターの真ん中が液晶で、速度がデジタル表示になるのだが、4代目フィットと同じ優しいフォントで視認性が今一つ。かつ、右のアナログ速度計と両方同時に目に入るので、情報過多というか、どっちを見ていいのかわからない。中央の表示は違うのに切り換えられそうだけど。



後席が広い。N系とか、すでに社長を座らせても大丈夫なくらい広いが、旧ヴェゼルはそんなに広くなかったので、旧と比べると広い。あと座り心地がいい。あんこが固めで分厚い。後席は完全フルフラットになって段差もないので、車中泊できそう。いや、できる。畳んだ状態で強く押してみて強度を確認した。



後席頭上の小さな丸ランプがおもしろい。スイッチ類がなく、ランプの表面が静電容量式のスイッチになってて、触ると点灯する。後席の人が好きな時に手元を照らせて、これは便利だと思った。

では発進。

2モーターのハイブリッドで、加速が滑らかといえば滑らか。電化した最初のアコードに試乗した時ほどの「魔法の絨毯」感はない。良くも悪くも普通というか、アクセル開度とリニアに加速することはなく、踏んでも反応は普通で、踏み込めば普通にエンジンがうなる。唸りが途中で消える(充電の必要がなくなる)のがハイブリッドなんだと思うけど、アクセル操作と音の違和感はあまりない。エンジン停止走行時に外部に流す人工音は、車内では聞こえない。

シフトレバー手前のスイッチで、エコ・ノーマル・スポーツのモードを選べる。視線を下げて見ないと操作できない。慣れればできるかもだが。エコは試さなかったが、スポーツは試した。ガツンと踏むと、それなりにビュンと加速する。でもエンジン音もうなるし、前述のとおり電気自動車特有のゲームみたいなデジタルな加速感ではない。

パドルシフトで、アクセルを離した時の減速度を4段階で調整できる。ガソリン車で言えば、エンジンブレーキをかけているときに、もっと減速したいからギアを下げる、という操作になる。だが、4にしてもガソリン車の2速相当のエンブレみたいにビビるほど効くわけではなく、まあ穏やかだった。エンジン車のエンブレと違って唸るわけでもないし。

僕が今まで乗り継いできたクルマ、4台のうち3台にパドルシフトが付いていた。ついてるのを選んで買ってきた。上り坂で加速したいときにシフトダウンすることもあったが、大半はブレーキを踏みたくない(ブレーキランプを点灯したくない)けど減速したいときに、シフトダウンしていた。そう考えると、この新型ヴェゼルのパドルシフトの役目も、本質を付いているというか、合理的というか、なるほどねとは思う。が、Mモードにしてセミオートマ風にして峠を下ったりできないのは、めったにやらないことだったけど寂しい。

減速時、特に停車直前に、メカが作動している音と振動がごくわずかにある。足裏にも感じる。ので、回生ブレーキで何かやってると思う。その辺の制御もパドルシフトでコントロールできるのなら(回生充電量をどうこうするとか)、今までにない運転の楽しみ方があるのかもしれん。


ハンドリングは、旧ヴェゼルと似たような感触かな。やや車体の重さを感じる。アンダーステア気味で、クイック感とかシャープさはない。よく言えば穏やかな操縦感。扁平タイヤの割には乗り心地もよくて、路面の凹凸はあまり伝えてこない。まあSUVだし。あと視点がちょっと旧型より高い。2センチくらい。

まとめ。高級車になった。フィットの兄弟とは思えない。値段も高級で、旧型より0.5ランク車格が上がっている印象。いわれてるほど他の同クラスSUVに似てるということはなく、威圧感まではないけど高級感は外見からも感じられるので、欲しい人は買っていいと思う。でも僕は「これじゃないとだめだ」という点を見つけられなかった。


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サブ子の旅(19)

2021-04-22 18:30:10 | デジタル関係

 

■パッチ5.5直前まで

いろんなジョブをとっかえひっかえしながら、「マトーヤのアトリエ」をフェイス(NPC)と回ってトークン黙示を集めていた。あまりにも同じIDを繰り返したため、さすがに飽きてきた。「頭文字D」の藤原拓海が、毎日の配達を少しでも面白くするためにドリフト全開で秋名山を下ったという話を思い出し、ジョブごとにタイムを計ったりした。やはり装備が一番強力な機工士が早くて28分ほど。召喚士が29分30秒くらいかな。

並行して行っていた、とっかえひっかえするジョブを増やすための踊り子のレベル上げが終了。踊り子は範囲攻撃が得意なので、フェイス向きである。

 


安くなったセーラー服を着た踊り子

 

苦労の甲斐あって、パッチ5.5の1週間ほど前に黙示装備を揃え終わった。黙示装備(クリプトラーカー)の見た目は、ぼろ雑巾みたいで好きじゃないので、武具投影用のおしゃれ装備が拾えることで有名な「水没遺構スカラ」をガンブレイカー80で周回。一人でも死ぬことはないが、レベル70が4人で攻略するところなので、何周もするのはそれなりにきつい。でも機工士用のは胴体しか出てくれなくて、手脚足はレイクランド装備でごまかすことにした。

■まずは塔

4/13、パッチ5.5が来た。やらなければならないのは、まず24人レイドのニーアコラボ第三弾「希望ノ砲台:塔」と、ウェルリト戦役最終章「ダイヤウエポン捕獲作戦」である。この二つは、ライトちゃん的には高難易度コンテンツで、かつ野良でマッチングしてやるものだからだ。死にまくる自信があるので、全員が初見のうちに、まずやっておきたいのだ。

だが、今ちょっと仕事が忙しく、しかもテレワークなので定時後もそのまま残った仕事をしてしまう。腰を落ち着けて二人分やるのが難しい。初日はメイン子のみログインして、「塔」と「ダイヤウエポン」をクリアした。


塔の3ボス、赤い少女。

 

二日目、逆にサブ子のみで終わってもいいつもりでログイン。ソロ用のメインクエストなんてほっといて、大急ぎでドワーフ村のクエストを済ませ、塔を開放。5分ほどでシャキった。さすがまだ二日目。やりたい人が多い。

実はメイン子は初日、あえて赤魔導士で参加していた。全員が死にまくる長丁場なら、多少火力が出てなくてもばれないし、自力回復できる赤のほうがよかろう、という考えで。しかし、赤だとどうしてもクロスバーのリキャストを見てしまう。被弾するたびに自分にヴァルケアルをかけてしまう。敵の動きをしっかり見てないからギミックなんてわかるはずもなく、原因が分からない死を繰り返すことになった。メイン子ほどではないが、皆も結構死にまくっており、DPSで大して役に立ってないメイン子は蘇生が割と後回しにされ、死体でいる時間が長かった。3ボスで別ゲームになる奴なんて、画面遷移する前に死んでたから、自分だけ元のフィールドに取り残されて悲しかった。

という轍を踏まないように、サブ子はいつも通り機工士で参戦した。すでに攻略動画などがいくつか上がっていたが、シャキ待ちで見ようと思っていたので見れなかった。

「塔」はどうやら電脳仮想空間内の戦いらしい。床も階段も何もかも、だいたいが真っ白で、非現実的かつ抽象的なダンジョンだった。塔でもらえる黙示装備強化用の「方舟の古銭」など報酬は週に1つしかもらえないため、昨日やった人は今日やらない。まだ二日目なので、ほぼ全員が初見。なのだが、報酬がなくてもやりたい戦闘民族が混じっていたらしく、分かっている人はわかっている動きをしてた。2ボスまでは、彼らについていくピクミン戦法で、死亡回数をそれなりに抑えることができた。中の人は二度目だし。

3ボスからはメイン子が長時間死んでたので、サブ子も初見に近い。吹っ飛ばされる奴は壁を背にするのと、真ん中の部屋にメテオが落ちる奴は外にいないとやばいのと、生きてないとレトロゲームやれないことだけわかっている。あとは雰囲気。雰囲気を知ってるだけでも結構違う。サブ子はそれほど死なずにレトロゲームモードに入り、なんとか3ボスをクリア。

4ボスもほぼ初見に近い。下からビルがせりあがってくる奴とか、そもそも知らない。メイン子の時は、何で死んだか分からなかったから。信号も、横断歩道の感覚で、青なら安全だろうと青の線路に移動したら電車に轢かれて死んだ。メイン子は死んでたので電車やってないのだ。


塔の4ボス
 

それでも、メイン子の時ほど嫌な汗をかく死亡数にはならずにクリアした。結局アノッグは向こうの世界に旅立ってしまったらしい。これでニーアコラボは終了のはずだが、コノッグからメールが来てたので、もう少し続くのかも。

話はそんな感じだが、戦いはこれからだ。なんとクリプトラーカー装備の強化(IL520→IL530)には、「塔」の古銭だけじゃなく、「複製サレタ工場廃墟」「人形タチノ秘密基地」の古銭も必要だと判明。3つ揃って1部位強化である。つまり、毎週サレタ・タチノ・塔を1回ずつやらなければならない。僕は二人いるので、それを2セット。いや勘弁してくれよ。

しかしここは腹をくくってやるしかない。サレタとタチノのアイテムは、取得制限がなくなったので、時間があるときは、とにかくやることにした。2週目は、サブ子でログイン、タチノ。メイン子でログイン、タチノ。みたいに、続けて同じのをやることで慣れる作戦を採った。おかげで、タチノはちょっと得意になったかも。サレタは最後のほうの広いエリアをピピッピピッと順番に爆撃される奴が前からずーっと苦手なんだけど、とりあえず二週目は二人分やった。

■ウェルリト戦役完結

ウエポンシリーズも、ルビー、サファイア、エメラルドときて、最後はダイヤモンド。アウラ族パイロット兄弟の長兄の脳が取り込まれているらしい。エヴァ初号機に取り込まれている碇ユイみたいだ。

そのダイヤモンドウエポンにアウラ少女アリーが勝手に乗り込んで暴走。それをGセイヴァーなる双胴のヘリ空母みたいなのの甲板上で捕獲する。Gセイヴァーは、シドが例のGウォリアーを魔改造したもの。


Gウォリアーを艦首に組み込んだ捕獲艦?Gセイヴァー。
 

バトル(8人パーティーの討滅戦)は、二つの甲板をワープで行き来して行う。やばい範囲攻撃が来そうになったら、向こうの甲板に移る。このワープが結構自由で、ギミックが決まってる割には各自考えて行動できて面白かった。


ウェルリト戦役の勲功トップ3でパチリ

 

メイン子は初見の割にはそこそこの戦死数でクリア。サブ子のパーティーは、あと一息というところで全滅してしまったのだが、残ったタンクとヒーラーが粘りまくってるのを見て、死んでるサブ子以下が奮起&ギミックを観察。リスタートでは死亡ゼロでクリアした(なんとサブ子も死ななかった)。野良なのに、素晴らしいチームワークと高い士気だった。

ストーリーのほうは、ウエポンシリーズの悪玉、がんばれおじさんが、エヴァTV版弐拾四話の渚カヲル君のように、ダイヤモンドウエポンに握りつぶされるという、ややグロテスクだが溜飲が下がるものだった。


がんばれおじさんの最期。

 

■黎明の死闘

パッチ5.5のメインはこちら。メインクエストの続きで、秋?に出る拡張パック「暁月のフィナーレ」の前の話の前半…と思われるストーリー「黎明の死闘」。前のパッチあたりで、どこからでも見える高い塔が立ったのだが、それが何なのか、という話。アルフィノと仲の良いアレンヴァルドが死亡フラグをビンビンに立てて調査に向かい、案の定やられて意識不明の重体。

ヒカセン一行は、ティアマットを開放して、ともにルナバハムートと付随する雑魚をせん滅しに行く。ルナバハムートは塔で召喚されたらしい。たぶん。エスティニアンがアリゼーをアルフィノと間違える失態を犯し、アリゼー激おこだったのがおかしかった。あと、英雄マニアのグラハ君が、エスティニアンに会って目をキラキラせてるところとかも。

で、新IDがルナバハムートと戦う「パガルザン平原」。一人でフェイスとともに戦うやつ。これでマトーヤ地獄から解放されるかと思いきや、パガルザンは雑魚が硬くてなかなか大変だった。2ボスが忙しくて、今のところ瞬発力のある機工士か踊り子じゃないと厳しい。黙示はもういらないのだが、パガルザンで出る装備がIL505で結構強く、まだボズヤン装備(IL495)で止まってるけどエクサーク装備(IL510)を買う気もないヒーラー用にはちょうどいいため、結局周回している。


双子の兄と間違われて激おこアリゼー。


イシュガルド救国の英雄、エスティニアンに会えて感動しているグラハ。君もまあまあ英雄だと思うけどね。


アリゼーとグラハのコントに呆れるエスティニアン兄貴。


パガルザンをドラゴンに乗って移動。まさに黄金平原。

 ■イシュガルドの奇祭

前回のパッチあたりでイシュガルドの復興事業は完了し、広大な街と病院、露天風呂などができた。今度は、その完成を祝うフェトゥ(Fete)というフェイト(FATE)と紛らわしいコンテンツが登場した。

いつ始まるかわかりにくいイベントで、サブ子はまだ1回しか参加できてない。プレゼントを頭の上に掲げて運び、適した市民に渡すというやつで、なんでこんなことをやらすんだろう、というくらい簡単。フェトゥは色々種類があるみたいなので、つまらないのにあたっただけかもしれんが。

対帝国首脳会議に出席。
 

イシュガルドの神学校の事件を解決して制服と眼鏡を貰った。

復興したイシュガルドの露天風呂に浮いてみた。

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FINAL FANTASY XIV for PS5 Beta

2021-04-20 11:24:03 | デジタル関係


FFXIVのPS5版オープンベータテストに参加している。といっても、SAOでキリトが誰よりも上の層まで上がったというあれではない。単にPS5用のベータ版でプレイしているというだけだ。

ベータ版とは言っても、ほとんど完成してるように見える。というか、PS5でプレイするPS4版と、99%同じだ。

違いは見えないところにある。まずインストールがありえないほど速かった。PS4版は一時間ほどかかったが、PS5βは10分強で終わった。すでに入ってるPS4版をコピーして一部書き換えただけかも、と疑ってしまうほどだった。

設定項目が少し違う。ディスプレイで4KやWQHDが選べる。うちのモニターはHDなので関係ないが。



トロフィーが大量に再取得される。あれは対応ハード毎だったんだな。PS5版としてはそれぞれ初めてというわけだ。なんか戦闘が終わるたびに、なんかトロフィーがくる。思い出したように錬金術師レベル80達成とか言われる。その度にその瞬間が録画されている。要らないのでそれはPS5の設定で禁止した。

何かソフト的な、プログラム的な不具合があるんじゃないか、ベータなんだから、と思いながらプレイしているが、今のところ何もない。昨日、ミラージュドレッサーに入れたはずの装備がなくなっていて、すわ不具合かと一人で騒然となったが、機工士の装備だけ表示されるようにフィルターしてたのを忘れてただけだった。

PS5でやると、PS4版でも描画がヌルヌルだったが、よりヌルヌルになった気はする。すべての動きが滑らかで、無段階で動いている。風景も敵も自分も。ただ、風景はややぬるくなったかも。解像感が上がった?のが反ってソフトに見えてしまうというか、シャープさはPS5でやるPS4版の方が僅かに上かも。よく言えば繊細な描写、悪く言えば少しぬるい。

コントローラーの振動が細かくなった。動物系マウントを呼ぶホラ貝の音でも振動する。マウント飛行中の旋回時とか、木立を突破したときのはリアル。歩行持の振動が、足元の素材で変わるのがすごいと言われているが、うちのはそれがないんだよなあ。設定は初期値なんだけど。

蛮族デイリークエストなどで、迫ってくる何かをRスティックで照準を合わせて撃つシューティングゲームがあるんだけど、トリガーになるR2ボタンが、このときだけ引き感に段差ができるのが驚き。R2L2は通常ムニューっとバネ感のある無段階ストロークで引くのだが、トリガーモードだと途中で引っ掛かりを作るらしい。

そんなことできんの?

すげえ。すげーけどいらねー。



テレポは本当に速い。ロード中のくるくるが表示されない。要らないから廃止されたのかも。テレポの詠唱が長く感じる。詠唱時間を除けば、1~2秒でエリアチェンジしている。

あとは、24人レイドとかでの、遅延とかはないんだろうという安心感。ハードの性能で足を引っ張ることはないという安心感。ミスしても言い訳できなくなったとも言えるが、そもそもミスしたときPS4なんですすいませんと言ったりしないので、単純に安心感だけがある。

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iPhone 11 ProでHipstamatic 〜 LADAKH HIPSTAPAKの巻

2021-04-18 11:31:00 | カメラ
4月配信のLadakh HipstaPakのレビュー。

今回は比較的早くダウンロード可能になり、エラーも出なかった。何か体制が変わったのかも。

Ladakhはインド北西部のラダック地方(州?直轄領?)のことだと思われる。インドがテーマのギアはいくつかあったが、どれも南の普通のインドで暑くて辛いイメージだった。今回のはチベットに近いところのなので、暑さはない。

CHANGPAレンズは「インド製のシンプルなウォームカラーシフト」とある。僕が使った感触としては、青方向シフト。Wonderレンズに似てるが、あれより均一で、強めのシフト、やや濁ってるのが温かみなのかも?

CHANGPA(チャンパ)は、ラダックのチベット人のことらしい。

INDUS 19フィルムは上と下の周辺光量低下。わかりやすい。

ダメではないが、WonderレンズとW40フィルムという青系統の周辺光量低下の名作(W MAG FREEPAK)があるので、これを選ぶ理由があまりないかな。チベット的な空気感を出したい時はいいかもしれんが、日本でそれをやりたくなる風景は少ない気がする。

作例は全てLADAKHパックの組み合わせ。




料理が不味く見えるパックだ。







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ウマ娘プリティダービー 補足

2021-04-12 17:37:29 | テレビ・映画

モデル馬の現役時代をリアルタイムで知っていながら、さらに彼(彼女)らがストーリーにまあまあ絡んでいるのに、先日アップしたウマ娘の記事で書き忘れていた、というのが何頭かいたので追加で書く。

■ビワハヤヒデ

BNWのBだが、当時はあんまり「BNW」とは言われてなかった。一部のスポーツ紙と一部のファンとか、某うまなり漫画で言ってたかもしれないが、僕の周りではだれも言ってなかった。公には「新・平成の三強」、僕の周りでは「ビワ・ナリタタ・チケゾー」と呼ばれていた。

言うまでもないが、元祖平成の三強は、オグリキャップ・スーパークリーク・イナリワンのことである。

ビワは、とにかく安定していた。岸滋彦が下ろされて、岡部幸雄に乗り替わってから、ますますその傾向が強くなった。トップスピードはともかく、瞬時のギアチェンジができない馬なので、展開を見ながら勝負どころで、とかではなく、このタイムでゴールを通過するには道中をどう走るか、を逆算してレースしてるような印象だった。だいたい、道中は2、3番手で、直線を向いてからいつの間にか先頭に立ってそのままゴールという感じだった。岡部幸雄が最も得意とする戦法である。

だが、その戦法は一瞬のキレに秀でるナリタタイシンには通じなかった。皐月賞2着。続く日本ダービーでもウイニングチケットの剛脚に屈して2着。

夏、北海道に避暑に行かず、栗東で鍛錬を積んだらしい。秋初戦の神戸新聞杯は逃げ馬をいたぶりながら持ったまま楽勝。菊花賞でも直線先頭に立ったらそのままで世界レコード。濱田師が春の惜敗を「ちはい」と言ってたのが今でも記憶に残っている。

菊花賞の圧勝で世代トップ、いや古馬も含めてトップかもと評価されていたが、ジャパンカップをスルー。当時は日本一になりたかったらJCは出るべきという風潮だったので、ちょっと評価下がった。前年、トウカイテイオーが勝って評価爆上げだっただけに。

で、そのテイオーに有馬で負けた。翌年(1994年)春の競馬四季報を持っていたのだが、ビワの短評に「有馬記念は横綱相撲で自分の競馬はできたが、相手が悪すぎた」と書かれていて僕は気分が良かった。

5歳の春天、宝塚を圧勝。連対率10割を維持。春天はナリタタイシンが一泡吹かせるかもと期待したが、ビワと岡部は二度同じやられ方はしない。宝塚は、もう穴党はお手上げで、2着探しだった。その2着がアイルトンシンボリで、ちょっと前にセナが事故死してたので、暗号馬券派が喜ぶ結果となった。

で、秋の天皇賞。僕の目の前で赤と黄色っぽい勝負服が先頭で駆け抜けていった。友人と「チケットが復活した!!」と喜んだ恥ずかしい思い出がある。勝ったのはネーハイシーザーで、ビワとチケットはそろって故障して下位だった。

アニメのほうで、顔がでかいのを気にしているが、実際顔はでかかった。ダービーまではメンコしてたので気にならなかったが、神戸新聞杯からメンコを外すと、うまなり1ハロン劇場などで「でかいでかい」と書かれて、ますます顔でかいイメージがついてしまった。

まじめで頭よさそうな印象はそのままでいいけど、メガネはどうかなあ。実は結構筋肉がすごかったので、もうちょっとマッチョでもいい気がする。

■ウイニングチケット

BNWのW。

競馬界の七不思議ってのが当時ありまして、そのうちの1つが柴田政人騎手のダービー未勝利だった。毎年のように、今年はこの馬で政人がダービーを獲るんじゃないかとささやかれては、またダメでしたってのを繰り返してたような気がする。

そんな柴田政人に、この馬でダービーを獲ってもらいますと断言したのがチケットの調教師、伊藤雄二だった。僕の中では伊藤雄二は関西ナンバーワン調教師というイメージがあり(関東は藤沢和雄)、発言には重みがあった。

ウイニングチケットは、のちのダービー馬らしい勝ち方で弥生賞を快勝。皐月賞でも1番人気に支持されたが、ナリタタの4着。伊藤雄二師は、ダービーから逆算して、皐月賞は75%くらいの仕上げにしておいたので計算通り、みたいなことを言ってた。

そして日本ダービー。第60回のメモリアル。僕は新設されたスタンドで「君、未成年?」と職質されていた。違いますと言ってその場を逃れ、ガレオン中心の馬券を買った。弱いショボイといわれる関東勢唯一の期待馬だからだ。だが、ガレオンは直線伸びを欠いて僕の目の前で4着に敗れ、そのまま脚部を痛めて引退した。

ウイニングチケットは4角でインが空くと、そこへ突っ込んでエンジン全開。ちょっと早いんじゃないか、そこは芝が荒れてるんじゃないか、と僕は思った。ビワと競り合い、ナリタタが猛然と追い込んできて、柴田政人が口をカッと開いて何か吠えながら鞭をふるっていた。静かで朴訥なおじさんだと思っていたのに、あの時は阿修羅の顔だった。僕はゴール前で勝利騎手インタビュー「世界のホースマンに60回ダービーを勝った柴田ですと言いたい」を生で聞いた。

秋になり、京都新聞杯。ちょっと間に合わないかと思ったところに、強烈な末脚で間に合って勝利。まさに剛脚だった。が、その反動か、菊花賞は3着に入るのが精いっぱいという感じで、ビワとははっきり差がついた、と思った。が、ビワのいないジャパンカップで日本の4歳馬としては最高記録タイ、シンボリルドルフと並ぶ3着、しかも差のない3着に入って、ああやっぱり強いと思わせた。

が、有馬記念はひっかかって惨敗。秋の天皇賞でビワと一緒に故障。まさに柴田政人にダービーを獲らせるために生まれてきた馬だった。柴田政人も、ダービーを獲った後、あんまり活躍せずに引退。岡部・柴田の両巨頭に若き天才武豊、という時代が終わった。

で、ウマ娘のほうだが、あんまり出てこなかったよね。ちょっとボーイッシュというか、萌えにくいキャラだったような気がする。チケットは騎手との話が大きいので、ウマ娘としては話を作りにくかったかも。

■ナリタタイシン

BNWのN。僕の中では、武豊が初めて勝負になる馬でダービーに出たなあ、という馬。とはいえ、BNWでは常に3番手扱いで、皐月賞でもビワかチケットか、という雰囲気だった。レースでも最後の最後まで姿が映らず、ビワが混戦の中で伸びきれない、チケットも意外に伸びない、どうなる?!と思ってたら堺アナが突然「外から一気にナリタタイシン!ナリタタイシンが差し切った!!」と叫んでびっくりした。お前どこにいたんだよ。その後、いやというほど見せられる、最内から大外にワープする武豊マジックの一例であった。

本当に一瞬のキレだけが武器みたいな馬だったので、ダービーの長い直線では、うまくいかないだろうと思ってたら、その通りになった。これはどこまで行っても追い付かないだろうなあという追い上げで3着だった。

菊花賞は心房細動で17着。その前から体調おかしかったので、なんか無理してるなあと思った。

当時僕はダービースタリオンに夢中で、ナリタタイシンの父リヴリアは、重いミルリーフ系ではないネヴァーベンド系種牡馬として期待していた。のだが、古馬になってからはビワとの差が開く一方で、春天も盾男・武豊の手綱をもってしてもビワに敵わず。線の細い馬体もあって、もうあんまり上がり目がないだろうなと思ってたら引退した。

アニメでは…あんまり印象に残ってないなあ。OVA?では活躍するみたいだけど。

■ナリタブライアン

ビワハヤヒデの半弟。兄貴が菊花賞を勝った次の週だっけ?朝日杯3歳Sを勝って、なんじゃこの兄弟と思った。走り方は全然違うんだけど、足元がしっかりした安定感とか、馬場に入ったときのしぐさとか似てて、やっぱり兄弟だなあと思った。

ダービーは生で見た。絶対に馬群でもまれたくない、と南井が敢えて遠回りをして超大外を独走してきて、つまらん!と思った。南井騎手は好きなんだけど。

あの世代は他に強いのがいなくてなあ。エアチャリオットとか、どうしてんのかな。牝馬にはヒシアマゾンがいたけど。

古馬になってからは、大久保調教師のめちゃくちゃローテーションが、ダビスタプレイヤーとして疑問だった。中1週とか突然1200の高松宮杯とか。名馬は名馬のローテーションがあるだろう。

ウマ娘のほうは、ちょっと大人っぽすぎる気がする。馬はもうちょっとかわいいというか、甘えん坊の弟キャラだったと思う。兄貴と違ってかわいい顔してたし。

■ナイスネイチャ

不滅の大記録、有馬記念3年連続3着。3年連続で3着できる実力があるなら、1回くらい勝てるはずだけど、そうじゃないのがネイチャなんだよなあ。

話によると、厩舎で凄くかわいがられた馬で、人間が大好きだったらしい。ネイチャ、と呼ぶと、犬のようにしっぽ振って寄って来たとか。また、勝てなくてもレース後は厩舎スタッフが褒めてたので、それ以上の向上心が芽生えなかったとも。

高松宮杯を勝った時は、事前に今回は勝つかもという雰囲気になってたので、喜ぶ準備ができてたというか、やったぜ!おめでとう!!って感じだった。競馬ファン全体が。

ウマ娘のほうは、私だって勝ちたい!ってのが前に出すぎかなあ。競走馬ならそうあるべきなんだろうけど、もうちょっとのんびり屋さんだった気がする。


■マチカネフクキタル

ペーパーオーナーゲーム(POG)というのがありまして。デビュー前の3歳馬(今の2歳馬)をメンバーでドラフト式に取り合い、翌年のダービーまでの獲得賞金額を争うという遊びだ。そのPOGで僕が7位だったかで指名したのが、クリスタルグリッターズとアテナトウショウの牡だった。父親が短距離早熟血統だから、3歳の単距離重賞を1つくらい勝つかも、と思っての指名だった。名前はまだなかった。

それが後のマチカネフクキタルだった。あの年のマチカネ軍団は格言シリーズで、フクキタルは下の句だった。マチカネワラウカドが上の句である。

僕の予想は完全に外れ、神戸新聞杯、京都新聞杯を直線一気の追い込みで制した。スローで流れて上がりの競馬だから短距離血統でもなんとかなったけど、菊花賞は無理だと思った。

でも菊花賞も勝った。同じようにスローで流れて上がりの勝負になったから。POGの幹事に「何かください」と言ったら「ダービーの後だからなあ」と言われた。「でもG1ですよ。僕のだけG1馬ですよ」と食い下がったら、じゃあ何か記念品でも、と言われた。けど、まだ何ももらってない。

ウマ娘のほうは占い師しかしてないな。馬名から占い師なんだろうけど、紙上オーナーとしては、もうちょっと話に絡めてもらいたい。


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