曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「Final Fantasy XIV 光のお父さん」第7話(最終回)「光のお父さんは本物の光の戦士だ。」の感想

2017-05-31 22:24:58 | テレビ・映画


「光のお父さん計画」それは、僕が愛してやまないファイナルファンタジーXIVの世界へ父を誘い、正体を隠しながら壮大な冒険を共にする親孝行計画である。

・・・・・

いよいよ最終回。

アバンの子供パート復活。お父さんが披露したトランプの手品を魔法だと思って興奮する光生。しかし、やり方を教えてもらったら、なんてことはなかった。手品のタネは知らないほうがいい時もあるのだ。マイディーが実の息子だということも、明かさないほうがいいのかもしれない。

エオルゼアパートはツインタニア戦に突入していた。すでに何度か敗退している模様。

タンクが死んだらツインタニアが暴れて全滅だし、ヒーラーが死んだら回復間に合わなくて全滅だし、アタッカーが死んだら削りきれなくて時間切れ。一人がたった1度でもミスをしたら、即終了。

「これってまさに・・・大縄跳びだな」

一方、リアルパートでは唐突に光生と陽子がお洒落な店で夕食。おいおい、いつの間にそういう関係になってんだよ。



「いろいろ楽しいんです。会社に稲葉さんがいるおかげで」

いいトスが上がってるのに光生の返事は「へぇ。そう」だった。しかも陽子の顔を全く見ない。オンライナーはリアルの人間心理が分かってない。そんなだから独身なんだ。

「今週の日曜日何してます?」

陽子に誘われてるのに光生の意識はツインタニア戦のフィールドに居て、彼女の発言の重要性にはまったく気付いていない。これで人生が変わるかもしれないのに。

「今週の日曜日は、1日忙しいと思う」

「来週は?」

光生の脳裏には、なぜか皆でツインタニアに土下座している図が浮かぶ。

「たぶん忙しいんじゃないかなあ」

土下座は参りましたという意味か? 負けるから何戦もやって忙しいのか?

「稲葉さんて、鈍感ですね」

「え?何が?」

ここまで来ると重症だな。無死満塁で全球ど真ん中ストレートを全部見送って三振て感じ。

メンバーがじょびハウスに集まっている。男性ヒューラン?や普通サイズの女性キャラも、環境音的にだが喋っている。あるちゃん、きりんちゃん以外のメンバーの声が聞こえるのは多分初だ。

マイディーさんはなかなかツインタニアに勝てないことについて悩んでいた。「(ミスして)ごめん」「気にしないで」を繰り返していると麻痺する。負けてもやり直せるから、緊張感がなくなってくる。

「きりんちゃん、晩御飯何食べた?」

「マンゴーアイス!」


そういえばブログでも、きりんちゃんがアイスはご飯じゃないよと言われるシーンがあったね。

緊張感がなくなってくるとミスも増える。気にしないで、という言葉も届かなくなる。ツインタニアは、数々の友情や信頼を断ち切ってきた。

でも、ゲーム内では本心でお父さんと話せるようになったし、すでに「光のお父さん計画」は成功と言えるのかもしれない。ここでやめようかと光生が思った時。インディさんが唐突に、金曜日から入院するので、それまでにツインタニアを倒したいと発言した。

もちろん生きて帰ってくるつもりです。でも、ひょっとしたら帰ってこられないかもしれません」

「悔いを残したくないんです」

「だから、残りの二日間を全力で戦います」

というわけで、残り二日でツインタニアに勝たなければならなくなった。さらにマイディーさんは、二日で勝てなかった場合、ツインタニア戦は凍結すると宣言した。

「つまり、そうなったら僕らの負け、ということです。勝ちましょう!インディさんのために!」

自ら退路を絶って皆の集中力を高める作戦だな。いわゆる背水の陣というやつだ。

「私達の力を合わせて、ミラクルを起こしましょう!」

お。きりんちゃんが珍しくまともなことを言った!

会社パート。大急ぎで職場を後にし、メガネを取って駆け出す光生。メガネをかけているとサラリーマン光生で、メガネを外すとマイディー(の中の人)っていう切り替えをしているよね。メガネを外すとマイディーのスイッチが入るというか。

居間ではお父さんがコントローラを睨みつけて精神統一している。二階でも光生が父と同じように手を膝に置き、ネクタイを外しもせず集中力を高めている。親子で同じことをしている。

緊張するよね。僕もFFXIの「オメガ・アルテマ戦」は緊張したなあ。

しかし、水曜日は敗退。残り1日。また定時で速攻退社しようとする光生。

陽子「稲葉さん!今日この後って」

光生「ツインタニア!」

呆気にとられる職場の面々。この中にじょびのメンバーがいたら面白いんだけど。

もうあとがない木曜日は、各自が鍛え直すシーンも映された。インディさんは滝に打たれながら得意の筋肉美ポーズという謎の修行。マイディーさんは他のモンクとスパーリング?型の練習? カンフー映画みたいだ。きりんちゃんは船の舳先で光る剣を振り回していた。親方は剣か何かを打って鍛えている。



親方の鍛冶はともかく、他のメンバーの修行はイメージで、あれやったからってツインタニアに勝てるわけではないと思うが。あくまで光生の脳内のイメージだよね。実際に何かやるとしたら、装備を見直し、できれば強化。マクロを見直す。アイテムを補充。攻略Wikiを見直す。ってとこかね。

1列になって決戦場へ向かう。8人パーティーが整列。「きりんセット」からのゴーはなし。



お父さん、ゴツイ弓で矢を連射。光生脳内イメージではよく分からないが、UI入り画面ではダメージが入っている表示が。FFXIVの経験がない僕には戦闘の具体的なところまでは分からないが、各自がそれぞれに頑張って、もう少しというところまでツインタニアを追い詰めたのだと思われる。下ではお父さんが、上では光生がエキサイトしている。

「押せ!押せ!」

「押せ!押せーっ!」




押せ押せということは、もう後のことを考えずに削り切るのみという状況なのだろう。そういうときの敵のHPバーは、腹が立つほどゆっくり減るものだが・・・。

「イヤアアアーーーッ!!」



インディさんの気合いと共にリミットブレイクと思われる技が発動し、無数の金色の矢がツインタニアに降り注いだ。その攻撃でツインタニアは倒れた。



「よっしゃあああ!」



「やった!やったあああ゛!」

これだけ喜べるものがあるっていいな。二階と一階でそれぞれ絶叫し、バンザイする親子。風呂から上がったお母さんが何事かと驚いている。慌てて「何でもない何でもない」と取り繕いつつ、こっそりガッツポーズを続けるお父さんがかわいい。

やっぱり言おう。手品のタネを明かす決意をするマイディーさん。

確かに僕たちは仲のいい親子じゃなかったね。だけど知ってる? この数ヶ月、僕たちはあの頃のように、一緒に笑ったり泣いたり、冒険してきたんだよ。

「おめでとう。お父さん」



おおっ、とじょびメンバーがどよめく。インディさんの長い沈黙。マイディーさんを見つめているが。

「ありがとう・・・あるちゃんさん、きりんちゃん」

「あっ」

「ええっ?」

なぜか弾が飛んできて困惑する小さい人たち。

「なっ、スルー!?」

ざわつくじょびメンバー。

「はい、注目。みんな注目」

軽く飛び跳ねながら手を挙げるマイディーさんが、ちょっと可愛いと思った。

「エオルゼアは楽しかったですか?お父さん」

「お父さん?・・・もしかして」

見つめ合う父娘。じゃなくて父子。ていうか、この猫娘が実の息子だと気付けってのが無茶なんじゃないかなあ。

この中にお父様がいらっしゃるんですか?だとしたら是非ご挨拶せねば」

鈍感すぎるだろと光生は呆れるが、君もかなり鈍いぞ。ていうか、父親譲りの鈍さなんだろう。

「これからも、ずーっとよろしくお願いします。メイデーさん」

(マイディーだけどね)

博太郎のほうもリアルで呟く。

「ほんまにお世話になったな、メイデーさん・・・お父さん・・・お父さん?!

エオルゼアでは会話が噛み合わなくて、親子の感動の再会シーンはなかったが、最後にお父さんが天井を見上げたので、気付いたと思われる。

袴田が帰国。ニューヨーク支社長の娘に手を出したらしい。光生はまた陽子に映画に誘われるが、そういう映画は苦手と言ってかわす。

病院。お父さんが呼ばれて手術室に向かう。心配するお母さんと光生に、お父さんはPS4のコントローラを操作するように手を動かして言う。

「大丈夫や。心配するな。病気なんて大した敵やない。すぐ倒してな、帰ってくる」

まあ、ツインタニアよりは楽な相手かもね。

手術に向かうお父さんが、廊下の向こうの光の中に消えていった。これからまた違うボスと戦うわけだ。

「父さんは本物の光の戦士かもしれない。そう思った」



1年後。

沈んだ表情でFFXIVをやっている光生の部屋にお母さんが入ってくる。お母さんは、まるでお父さんが死んでいるかのように悲しそうな顔をしている。

「父さんだって、母さんのそんな顔見たら悲しいと思うよ」

「そうね。しっかりしなくちゃね」

ブログ「光のぴぃさん」によると、最初の脚本家が持ってきたストーリーでは、お父さんが死ぬことになっていたが、マイディーさんが「父は死んでいません」と猛反発してボツになっている。なので、完成したドラマではお父さんが死ぬことは絶対にないと思って安心していたのだが、この会話では明らかにお父さんが・・・。

と思わせておいてお父さん登場。やっぱり生きていた。タンクの立ち回りを教えてくれと光生に頼む。でもお父さんは弓術士?詩人?で、タンク職じゃないじゃん。

お母さんが悲しんでいたのは好きな韓流スターが婚約したからだった。

居間のテレビであの頃のようにFFをプレイする光生とお父さん。お父さんの右側に光生が座るのもあの頃と同じだ。

「何をやってんだお前。タンク下手やなあ。お父さん教えたろか?」

ちょっとお父さん偉そうだけど、病気にも勝ったようだし、息子と和解もできて、めでたしめでたし、だな。



・・・・・

ブログ「光のぴぃさん」でドラマ化までの長く険しい道のりや、エオルゼアパートの撮影方法を知って、一体どんな風に仕上がったのかを知りたい興味が強かった。ストーリーは大体分かっていたので、仕上がりを確認するための7週間って感じだった。

僕の父はすでに亡くなっているが、僕との関係は、まあまあだった。厳しい父でビンタを食らったりもしたが、共通する趣味が多かった。写真とカメラは父の影響で始めたものだ。それなりに孝行したつもりだが、このドラマを見て、こういう親孝行もしたかったなと思った。うちの父は博太郎以上にゲーム駄目だけど。

逆に、こういうのをやられてみたいとも思った。うちの子は二人とも女の子だけど、下の子はMMORPG適正高そうなので、将来環境が整ったら一緒にエオルゼアなりヴァナディールなりを旅してみたい。

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裏側にあるR42

2017-05-25 23:14:35 | その他
ゴールデンウィークを利用してクルマで伊勢志摩方面に旅行した。帰りの国道42号線で、道路情報の電光掲示板の裏側にペイントされた国道標識を発見した。



標識一本立てるのにも十数万円かかるだろうし。裏に描くなんて無駄がなくていいね。



Googleストリートビューでも発見。

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「Final Fantasy XIV 光のお父さん」第6話「光のお父さんはすべてを打ち明けた。」の感想

2017-05-24 19:12:28 | テレビ・映画


「光のお父さん計画」それは、僕が愛してやまないファイナルファンタジーXIVの世界へ父を誘い、正体を隠しながら壮大な冒険を共にする親孝行計画である。

・・・・・

アバンが子供パートではなく、お父さんの病気に関するシーンを編集したダイジェストだった。いよいよ佳境に入ってきたなという感じ。

袴田は、なぜか光生に肩を揉まれながら、仕事を辞めるほどの病気・・・癌とか?と言う。まあ普通そう思うよな。陽子が妙な反応。

「稲葉さん、癌なんですか?!」

この若さで癌だと進行早いだろうなあ。

陽子の父親も癌で、心配させまいと家族には秘密にしていたという。部屋の掃除をしていたら、隠していた診断書が出てきて発覚。



袴田の父親の遺品の中にエロ本があったことで盛り上がる。捨てるわけにもいかないし、と悩んでいると、例の仲良しOLから「神社で焼いてもらう」という斬新なアイディアが。それならあの世でも読める。

「死んだあとも親孝行できるってことか!」

うちの父はもう随分前なので遺品は整理してあるが(母がどう処分したかは聞いてないけど)、これからの人には非常に参考になる話だと思う。いやマジで。

お父さん、そそくさとご馳走さまして、またFFかと思いきや、走ってくると言う。カレーもサラダも残している。やはり体調が悪いのか。光生は心配するが、お母さんは「病気の人はダイエットしない」と笑う。

お父さんがいない隙に、光生はお父さんの部屋を捜索すると、机の引き出しの中に表紙を裏返した本が見つかる。袴田の「表紙を裏返したエロ本」発言が、大事なことだからと言わんばかりに脳内で2回再生される。診断書を探していたのではなかったのか?

恐る恐る開いてみると、FFXIVの攻略本だった。付箋がたくさん貼ってある。直接書き込んでもいる。「メイデー→DPS」「あるちゃん→ヒーラー」などのメモも。

光生は、何事にも勉強熱心なお父さんの姿勢を垣間見て、熱いものが込み上げてきている様子。ブログでも、一杯書き込みがされた実際の攻略本の写真が載ってましたな。

エオルゼアでは敵(帝国?)の本拠地前とかいう所に来ていた。いかにも悪い奴らの基地の前って感じ。悪役の雑魚っぽい警備兵が行ったり来たりしている。

楽しみですねえ、わっはっはとやる気満々のインディさん。いつもと同じだ。ひとまずホッとするマイディーさんと中の人。

会社パート。女子社員がバレーボールしているベタな音が聞こえる屋上で、袴田がニューヨークに転勤することが発表される。また島耕作の例を出して「出世コース」「金髪美女を愛人にする」「妻とはうまくいってない」「いい流れだと思わんか?」とポーズを決める袴田。その側頭部にバレーボールが直撃。

「袴田さんてポジティブですね」

"悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである" フランスの哲学者アランの言葉だ」

ここで、「フランス 哲学者」でググろうとしたら、「アラン」もサジェストで追加されたよ。皆同じことを調べようとしているのかも。ていうか、このドラマを見てる人、結構多いね。

袴田の引き継ぎで、彼の担当クライアントへ行く。担当者がすげー馴れ馴れしい。

「袴田ちゃん、パツキン美女スケコマシてきてよwww」

「キメたら"トラ・トラ・トラ"とだけメールしますから(爆)」

とこかで見た廊下だなと思ったら、そこは大野氏の会社だった。博太郎の社内改善案は効果があったのかなかったのか。袴田と担当者の相性はバッチシのようだが。

で、大野氏がお父さんの病気のことを光生に言ってしまう。具体的な内容は演出的にカットされていたが、光生は愕然とした表情だったので、深刻な病気なのだろう。ていうかアレだろう。

日が暮れて会社に戻る光生の背後に停まっていた車が、ホンダの現行アコードだった。稲葉家の車はトヨタの現行マークXなので、このドラマは自動車メーカーの縛りがないのだろう。

お父さんが電話に出ない。FFに夢中で電話に出ない。

仕方なくノートPCでFFXIVを起動。あんまり大きくないPCだったが、FFXIVを動かせるパワーがあるのか。結構重そうなゲームだが。

「お待たせしました」

「おお、メイデーさん。あんまり遅いんで、寝てましたよ」

そういえばインディさん、立ったまま鼾かいてたね・・・。

「さあ行きましょう。帝国をぶっ潰しに!」

だが、光生の頭の中には「ゲームなんてしている場合じゃなかったんだ」と後悔の念が渦巻いていた。もっと一緒にやるべきことがあったんじゃないのか? 戦いながら、エオルゼアでの父とのシーン、セリフが走馬灯のように再生される。



ゲームではなく、リアルで親孝行すべきだったのだろうか? お父さんとは子供の頃以来まともに遊んでいなかったが、無理して、例えば旅行に行くとか。

もっと早く気付いてあげればよかったのだろうか。しかし、お父さんは家族に本当のことを話さない人だ。病気のことだって、親友には教えたのに家族には教えなかった。

「病気で仕事を辞めたとおっしゃっていましたが、大丈夫なのですか?」

「正直、大丈夫ではないと思います。医者には手術を勧められました」

大丈夫ではないということは、死ぬ可能性もあるということだろう。だが、手術はしていないと言う。

(どうして!?)

「私には仕事しかありませんでした。病気で仕事を辞めねばならなくなり、私は全てを失ったのです」

お父さんは、何のために生きるのかわからなくなり、手術も無意味に思ったという。

「私は暗闇の中にいました・・・」

耐えきれなくなったのか、光生がノートPCを閉じようとしたら、ピコーンとチャットの音がした。

「でも今は違います。皆さんと出会えて一緒に冒険をした数ヶ月。世の中にはまだまだ、こんなに楽しいことがあるのだと知りました」



「皆さんには感謝しかありません。ようやく病気と戦う勇気が湧きました」


お父さんもキーボードを叩きながら泣いていた。

オンラインゲームは楽しいということを伝えたい、世の中のオンラインRPGのイメージを変えたいと、マイディーさんはいつもブログに書いている。お父さんはオンラインゲームのおかげで、「光のお父さん計画」のおかげで、病気(たぶん癌)と戦う勇気を得た。オンラインゲームは病気を治すこともできるのだ。

リアルで一緒に旅行するのも、オンラインで一緒に冒険するのも、等しく親孝行になるのだ。

僕もFFXIを6年半やった。最初のジョブはナイトだった。ナイトはパーティーメンバーを助けるために死ぬ職業である。リアルでは、まずやらない、仲間を逃がすために盾となって死ぬという行為を僕は何度も行った。

MMORPGには、リアルでは殆ど味わえない命がけの冒険があり、それを共にするのはリアルな人間である。もちろん、現実の冒険のような本物の危険はないが、それはそれでスリルと感動に満ちた体験なのだ。そんな冒険の中では、リアルでは演じないような人柄を演じ、リアルでは言えないようなことを言うことができて、リアルではできないような仲間ができる。それがオンラインゲームの楽しさ、醍醐味であり、お父さんはそこに新しい生き甲斐を見つけた。TVCMではないが、FFXIVは「リアルを変えるファンタジー」なのだ。というか、もはやリアルとオンラインを区別する必要なんてない。



(父さんはこれまでたくさんの強い敵を倒してきたんだ。病気にだって勝てる!絶対に!)

この記事を書くために、何度もお父さんの告白シーンを見直しながら、僕は自分の頬が濡れていることに気づいてビックリした。僕は泣いていたのだ。冷静に、機械的に台詞を確認していただけなのに。

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テレビ朝日の偏向報道は危険

2017-05-18 23:48:05 | 社会
といっても慰安婦問題とかではない。そういうのは、もっと詳しい人にお任せします。

僕が問題視しているのは報道ステーションのスポーツコーナーである。

5月17日、東京ドームでヤクルト対巨人の7回戦が行われた。試合の流れは次の通り。

先発はヤクルトが由規、巨人が大竹。

1回表、山田のタイムリーでヤクルトが先制。雄平にもタイムリー2ベースが出て2-0。

由規が3回まで一人の走者も許さない投球。

4回裏、由規は二死から坂本、阿部に連続四球を与えるも、マギーをセンターフライに討ち取る。

5回表、二死一ニ塁で大松が右翼フェンス直撃のタイムリー2ベースを放ち、待望の追加点。4-0。

6回表、大竹に代わって巨人は左腕の池田を投入するも、二死一二塁から山田、雄平の連続タイムリーで2点追加。バレンティンの死球で満塁となり、武内が押し出しの四球を選んでヤクルトが7-0とリードを広げた。

8回表から巨人は昨年のドラフト一位桜井が好投。2回を無安打に抑えた。

結局巨人は得点できず、7-0でヤクルトが快勝。ヒーローインタビューは7回を2安打無失点に抑えた由規。


・・・・・

この試合をテレ朝の報道ステーションで見ると、ダイジェスト映像はこうなっていた。

ヤクルトは山田のタイムリーで先制。雄平も続いてタイムリー。2点先制。

ヤクルト先発由規が3回をパーフェクトに抑える。

4回にピンチを迎えるが、由規はマギーをセンターフライに討ち取る。

6回にも山田のタイムリーが出て5-0。

由規は巨人戦2083日ぶりの勝利。ヒーローインタビューを受ける。




この試合の勝敗の分岐点は、5回表の大松の2点タイムリーツーベースである。あの試合をテレビあるいは現場で見ていた両軍のファンは、おそらく全員がそう思っているはずだ。

この試合、ヤクルトは2回以降点が入らず、由規を楽にするためにも5回のチャンスはなんとしても追加点が欲しい場面だった。

しかし、今季のヤクルトは、とにかくタイムリーが出ない。毎試合残塁の山を築いてきた。昨日の試合も一死満塁から山田がフルスイングピッチャーゴロ、雄平がサードゴロで無得点。チーム全体では7安打放ったが、得点はバレンティンの本塁打による1点だけ。巨人は6安打で5点という効率の良さだった。

だから大松のタイムリーは価値があった。追加点が取れないでいるうちに追いつかれて逆転されるというのを今年は死ぬほど見てきたので。追加点の入れ方を思い出したという感じさえした。

しかも大松のは会心の当たりだった。右中間のフェンスの上端に当たって跳ね返ったのだが、あと20センチ上ならホームランだった。大竹はこの回でマウンドを降りた。

そんな試合を決めた一打を一秒も映さず、5点目の山田のタイムリーを流すとは。まるで山田の2本のタイムリーで勝ったみたいじゃないか。テレ朝のダイジェストだけ見た人は由規と山田で勝ったと思うだろう。だが、実際には二人ヒーローを挙げるなら由規と大松である。

山田は確かにチームの顔だし、トリプルスリーという用語とともに一般人の認知度も高い。山田で説明した方が視聴者にはウケると思っているのかもしれない。だが、このような実際の試合の流れと違う編集でダイジェストを作ると、間違った印象、知識を植え付けかねない。

5月17日は楽天が日ハムに大勝したが、報道ステーションでは銀次にスポットを当て、銀次の活躍で勝ったような映像を流したが、銀次は4打数3安打1打点だ。活躍してないとは言わないが、15点のうち1点である。3打点を挙げた茂木は映らなかったと思う。ヤクルトの試合で、報道ステーションは危ないと思って調べたからよかったけど、5月17日の楽天対日ハムは銀次で勝ったと記憶するところだった。

こうなると、テレ朝の報道番組のすべてが疑わしく思えてくる。報道ステーションで割とプッシュされている大谷、内川、柳田、坂本、鈴木誠、レアードあたりも、本当はたいしたことない選手なのかもしれない(山田も…)。本当のプロ野球は、テレビ朝日であんまり取り上げられないT-岡田、平田、丸、涌井、能見、ディクソンあたりで回しているのかもしれない。僕はテレビ朝日が作り上げた架空のプロ野球を見ているのかもしれない。

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「Final Fantasy XIV 光のお父さん」第5話「光のお父さんは意外な言葉を口にした。」の感想

2017-05-17 23:42:00 | テレビ・映画


「光のお父さん計画」それは、僕が愛してやまないファイナルファンタジーXIVの世界へ父を誘い、正体を隠しながら壮大な冒険を共にする親孝行計画である。

・・・・・

アバンの子供時代は大晦日の蕎麦屋。ずいぶん並んで入ったのに、お父さんはカレーを注文する。調べたら蕎麦アレルギーだったらしい。

「そういうことは早く言ってよ〜!」

でも蕎麦屋のカレーは美味いというぞ。蕎麦屋のカレーと銘打ったカレーがコンビニにあったりするもの。

現代でも、好物の唐揚げをお母さんが大量に作ってくれた後で、ダイエットしてるからと拒否。「揚げ物はやめとく」ってのが怪しい。っていうか伏線なんでしょう。

お父さん朝からお出かけ。学生時代からの親友に会いに行ったらしい。光生が「お父さんに友達なんているの」と失礼なことを言う。

お母さん「でも最近ゲームでできたお友達と色々お話ししてるみたいよ。毎晩毎晩」

光生「そうみたいだね(ニヤニヤ)」

ここでは「お友達(息子)」だが、ブログのお父さんは、他のじょびメンバーを誘ってダンジョンに潜り、マイディーさんを嫉妬させたりしている。

お父さんが会いに行ったのは、クレジットされていながらここまで出番のなかった会社社長の大野氏。うちに入れとかアドバイスをくれとか、お父さんを高く買っているらしい。しかし、お父さんは条件も聞かずに入社は拒否。やはりアレだからか。

光生は陽子と飲み会の幹事をやらされる。飲み会は例の飲みニケーションの達人・大谷氏の送別会で、大谷氏はまた泥酔して騒いでいる。二次会のカラオケへ誘導をしていると、大野氏とお父さんに遭遇。大野氏を発見した袴田がダッシュ。お得意様らしい。

「なんだなんだ。騒がしい連中がいると思ったら袴田君か」
我が社の恥部を見られ、お恥ずかしい限りです」

大谷の話からお父さんが会社を辞めた話になったが、大野氏にも理由を教えていないらしい。その話題を避けるためか、お父さんは大野氏を引っ張って逃げるように去った。

カラオケで聖闘士星矢を熱唱する大谷氏。親の介護のために会社を辞めるとか。親思いのいい奴、と言いたいところだが、泥酔した姿がまた見苦しい。飲みニケーションの達人なら、もっと嫌らしいくらいスマートに飲むのではないか?

エオルゼアパートでは、またで釣り。湘南みたいな雰囲気でいいね。江ノ島みたいなのも見えるし。



ちょっと踏み込んだ質問をしてみる。どうしてこのゲームを始めたのですか?

「ある人に薦められてイヤイヤ始めました。でも今はハマっています!」
「誰に薦められたのですか?」
「息子です」
「へえ。息子さんがいるんですか」
「ひどく出来の悪い息子ですが」

また目を剥いて息子が怒る。面白くするためなんだろうけど、博太郎は息子のことを他人に悪く言う人ではないような気がするんだが。

怒りを抑えて会社を辞めた理由を尋ねたら、インディさん速攻でログアウト。逃げ足が速い。質問から逃げたわけではなさそうだけど。

大野氏が博太郎がまとめた資料を見て、やはりうちに来てくれと懇願。たが博太郎は断る。多分アレを理由にして。何を言ったかは来週まで分からない。多分アレだけど。

それより、資料がパワポっぽかった。お父さんパソコンスキルあるのか? 自室にはパソコンなかったけど。

帰り道、お父さんと光生が一緒になる。三輪車で遊ぶ小さな男の子と父親を目撃。それが刺激になったのか、お父さんは帰宅後小さい頃の光生の写真を取り出して眺める。そのときの目がすごく優しい。アレを自覚してるから余計に優しい目になってるのかも。



で、ガルーダ戦。ネタバラシはしませんが、と言いつつ、ガルーダが飛び上がったら岩の影に隠れるように教えた。

今回、あるちゃんではなく女性ミコッテの黒魔道士らしいメンバーが入っていた。ヒーラーを外してアタッカーを入れるということは、火力重視なのか。



「きりんセット!」
「ほい」
「・・・ゴー!!」
「にゃんにゃん、ぷ〜!」


今回は各メンバーのアクションが多い。剣を振り回し、ATフィールドみたいなので防御するきりんちゃんとか。だが、振り回したり構えを取ったりシャドウボクシングするだけで、攻撃している感が薄い。



FFXIは通常攻撃でもヒットすれば敵味方ともに閃光のエフェクトが表示された。FFXIVは出ないのだろうか。インディの矢はヒットしたエフェクトあったけど他は何もないので、空振りというか、素振りしているだけのように見える。



監督のキャラが敵に背を向けて敵と味方の間に入って(無茶だw)、UIオフの一人称視点で撮影しているそうだが、そのせいでエフェクト見えないのかも。監督とエフェクトのポリゴンが近すぎるとか。



理由はともかく、攻撃がヒットした感触と、戦闘している雰囲気の表現は、MMORPGドラマの今後の課題だな。

戦闘と同時進行で大野氏の会社の経営会議も開催された。博太郎の資料を元に、今後の経営方針を語っていたが、ガルーダ戦と併せる必要があったのかどうか疑問。重役皆が賛同してくれていたので、戦いって感じでもないし。取引先と相性の良い人材を配置するという話が、あるちゃんを外して黒を入れた編成とシンクロしているとか? 冒険する楽しみを忘れていたってやつ? うーむ。マイディーさん自身の解説を待とう。

勝ったという描写はなかったが、ガルーダ戦は勝ったらしい。

「何度も諦めそうになりました。でもメイデーさんのおかげで頑張れました」

メイデーじゃなくてマイディーだけどね。

今度こそ会社を辞めた理由を聞き出そうとするマイディーさん。だが、インディさんの答えは予想外のものだった。

「実は・・・社長の奥さんに手を出したのがバレちゃったんです」

(え!!嘘だろ・・・?)

「な~んちゃって」

「」

「実は・・・宝くじが当たったんです!」

(歓喜)

「な〜んちゃって!」

また筋肉美を誇示するポーズ。いや、いいからもうそういうの。

「本当はどうして辞めたんですか?」

「実は・・・私、病気なんです」

と言ってまた速攻でログアウトするインディさん。ハマってる割にあっさり落ちる。

「冗談だよな?・・・今のも」

しかし、揚げ物を食べない、入社を断る、痩せたなど、状況証拠は揃っているのだった。

このドラマは、毎回何か真面目なテーマが設定されているが、今回は分かりにくかった。何かをやめるということは大変なことだ、ということか。諦めなければ勝てるということか。でもそれは前にやった。

会社パートを無理にテーマに沿わせないほうがいいんじゃないかなー。エオルゼアと軽いテーマでシンクロする程度でいい。

・・・・・

いつもはXPERIAに転送したのを見ながら通勤中や昼休みに記事を書き、帰宅後テレビで見て最終的にチェックするのだが、今回は諸般の事情により、記事アップ後にテレビチェックとなった。それで気づいたのだが、お父さんが提出した資料は、MMORPGで得たことを仕事にも生かす的な意見だったんだね。

あと、あら探しはしたくないのだが、ガルーダ戦後半はミコッテ黒がララフェルに代わってるね。まあブログでも一発クリアは少ないので、メンバー変えて再挑戦したんだと解釈しておこう。

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