曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

平成の私的ベストゲーム10選

2019-04-27 22:38:33 | デジタル関係

先日、ファミ通のアンケート「平成のゲーム 最高の一本」で「クロノトリガー」が一位になったというニュース(https://s.famitsu.com/news/201904/22175124.html)を見た。

クロノトリガーは僕もやった。音楽が素晴らしく、メインテーマと魔王のテーマは楽譜を買ってきてシンセで打ち込み、カバーアレンジを作ったほどだ。

だが、ストーリーや、やり込み度の点でボリューム不足だった。タイムスリップものは最大でも時間の移動幅が数十年じゃないと面白くないのに、原始時代まで遡ったりして大味だった。好きなゲームだが、僕の中では平成のベスト10にも入らない。

というわけで、おそらく平成最後の更新になるであろう今回の記事は、曖昧批評が選ぶ平成のベストゲーム私的10選をお送りする。

10位:ファイナルファンタジータクティクス(スクウェア)

キャラをウォーゲームの駒のように動かして戦うシミュレーションRPGの傑作。同じ作者の「タクティクスオウガ」のほうがマルチエンディングで自由度が高くて云々とよく言われるが、全編丸ごと回想シーンとも取れる多層的なストーリー、ミニゲームやFF7のクラウド登場などやり込み要素が豊富で、こちらのほうが作品の奥行きが深い。

9位:トゥルーラブストーリー2(アスキー)

転校するまでの残り1ヶ月で目当ての女子と仲良くなるのを目指す恋愛ゲーム。一見地味だが、ときめきなんとかより内容が現実的で、変な癖もなく感情移入しやすかった。下校の会話で彼女の気分の盛り上がりを、寸止め、ジャスト、1ドットオーバーなど自由自在に操れるようになるほどやり倒した。逆に言うと、そういうプレイが出来るほど精密に作られていた。声優の故・川上とも子さんが準ヒロイン役で出演していた。

8位:ファイナルファンタジーVII(スクウェア)

PSのシェアを決定付けたRPG超大作。僕はもちろん、多分皆もフルポリゴンのゲームはこれが初めてだったと思う。最初の街ミッドガルのブレードランナー的雰囲気が大好きで、イベントをクリアしてミッドガルの外に出るのが嫌だった記憶がある。ヒロインが途中で死ぬというシリアスなストーリーもよかった。後日談が映画化もされた。

7位:実況パワフルプロ野球2018(コナミ

NPB公認のプロ野球ゲーム。鬼のように多数のモードがあり、全部操作したい人、監督をやりたい人、球団経営をやりたい人、高校球児を作りたい人など、あらゆる野球ファンのニーズにこたえてくれる。中でも僕は一人のプロ野球選手の人生を操作するマイライフが大のお気に入り。後述する「ベストプレー」などで、ゲームを通じて監督としての視点でしか野球を見てこなかった僕が、いち野手の視点を得たことは野球ファンとして非常に大きかった(大げさ)。

6位:風来のシレン(チュンソフト)

いわゆるローグライクゲーム。戦術に無限のバリエーションがありつつ、常に最善手を打ち続けなければならない。まるで耐久詰め将棋。超高難易度ダンジョン「フェイの最終問題」クリアがゲーマーとして勲章になった。「ワナ道一直線」のガイバラなどギャグキャラも面白かった。

5位:Fighter Ace III(ケツジンスタジオ)

外国産空中戦ネットワークゲーム。使用機体は第二次大戦期のもの。遊びやすいように物理計算は多少簡略化されていたが、エネルギー管理は簡単ではなく、テクニックの差がはっきり出る納得の挙動だった。世界中から集まってきた凄腕パイロットとドッグファイトするのはエキサイティングだったが、自分が世界レベルにないことを突きつけられる辛さもあった。1年間で約2400機を撃墜し、約2200回撃破された。

4位:ダービースタリオン96(アスキー)

生産者兼調教師権兼馬主となってサラブレッドを作って鍛えてレースに出す競馬シミュレーション。ダビスタシリーズは僕が競馬を始めるきっかけになったゲームであり、血統に関してはダビスタが知識のベースになっている。この96は騎手が実名になり(それでトラブルも起こしたが)、トウショウボーイなど過去の種牡馬追加があったりして、一番充実したダビスタだった。この後のPC版などではブリーダーズカップが導入され、ダビスタは違う方向へ向かう。

3位:ベストプレープロ野球00(パリティビット)

ダビスタの薗部氏が作った野球シミュレータ。自分は監督で、指示だけ出して見守る。選手のパラメータが全て自由にエディットでき、どのチームも自由に操作でき(その試合の両方のチームを操作できる)るので、遊ぶ目的は勝ち負けではなく、そのデータでどんな結果が出るのかを確認することにある。もちろん監督として勝負を楽しんでもいいし、全チームオートでペナントの順位予想に使ってもよい。データを自分で作れるので(有志のツールで球場まで作れる)、2019年のペナントもやれるし、やっている人もいる。

2位:グランツーリスモ2(ポリフォニーデジタル)

元祖ドライビングシミュレータの第二弾。ゲームではなくシミュレータ。それまでのレースゲームと違い、グランツーリスモはレースの面白さではなく、運転操作と車の挙動のリアルさを追及していた。そしてそのリアルさは結果的に面白かった。この「2」は多分シリーズで一番車種が多い。トップグレードだけでなく、その一個下のも収録されていた。スカイラインならGT-RだけでなくGTS-tもある、みたいな。なので、レースではなくリアルに買えそうな車をタイムアタックモードで流すだけの、ただのドライブを延々とやってた。さらに、そのリプレイを繰り返し眺めながらコーヒーを飲む。僕にとってGT2はレースゲームではなく、車を愛でる環境だった。

 

1位:ファイナルファンタジーXI(スクウェア・エニックス)

国産では初の本格的オンラインRPG。見知らぬプレイヤー同士のコミュニケーションを強制する仕様が、リアルと同じような出会いと別れを多数生み、結果的にこのゲームのプレイタイムが第二の人生とでも言うべき体験になるという。いずれFF14との比較記事でも書くが、ほとんど全てをプレイヤーに任せる初期MMORPGの不親切なデザインが、良いほうに作用した作品なので、もう二度とこれを超えるものは出ないだろう。また、運営の予想を超えたプレイヤーの、時には無茶な創意工夫に耐えられるだけのキャパシティも備えていた。なのでこれが1位である。


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麗しきエオルゼアへの長い道

2019-04-19 08:41:44 | デジタル関係

何度も書いているが、僕はかつてFinal Fantasy XI (FF11)を約6年半プレイしていた。ヴァナ・ディールでの冒険と生活は、結婚とか子育て、家族旅行などを除けば、多分僕の人生で一番面白く、興味深い体験だった。

FF11を引退した理由は、仕事が忙しくなってリンクシェル(ギルド)のメンバーとインする時間が合わなくなったことと、育児である。始発で帰宅して昼出社みたいな生活で、MMORPGと育児を両立できるわけがない。

だが、あれから10年。子供たちは大きくなって手が掛からなくなった(父親の相手をしてくれなくなった)。大抵の時間、妻も子もそれぞれ自分のスマホで何かしている。仕事も定時出社・定時退社の業務だ(通勤に往復四時間もかかるが)。

機は熟した・・・のか?

Final Fantasy ** Onlineに復帰する機が。

調べると、FF14のフリートライアルが無期限になったというではないか。知人から安く買ったPCでも動きそうだ。試してみてもいいんじゃね?

これまでやってきたゲーム、FFGM、SAOIFとか黒い砂漠とかリネージュ2Rは、FF14には手を出せないからそれっぽいのを、という、いわば代用品だった。もう本物に手を出してもいいのではないか。人生は一度きりだ。結局代用品を試しては捨てる人生後半戦だったね、ということにはしたくない。

というわけで、FF14フリートライアルを始めた。キーボードでは動きにくいのでPS風ゲームコントローラを買った。

困ったのはDirect X11のエラーで頻繁にFF14が落ちることだった。前ぶれなく突然落ちる。やってると必ず落ちる。

知人が動画エンコード用に強化したPCなので、メモリは32GBも積んでいるが、グラボが今となっては古かった。GeForce GTX 580は当時は最強だっただろうけど、FF14の必須環境にも届いてないので、僕は1280x720でプレイしていた。

DirectX11のエラーはグラボのパワー不足が原因なのか。何かの相性が悪いのか。このトラブルで悩んでいる人は結構いるみたいだが、これといった解決策は見つかっていない。NVidiaのドライバーを適当に更新しても症状が変わらないので、DirectX9でプレイすることにした。その代わり、画面解像度は1600x900だ。それくらいないと地図を出したときに前が見えない。

これでエラーは出なくなったが、冷却ファンは相変わらず時折全力運転になった。画面設定が「ノートPC高画質」になってたので「デスクトップPC標準画質」に落とした。アンチエイリアス的な効果がなくなったのか、パキッとした絵で意外に綺麗だったが、草が疎らすぎた。個別設定で、草の生えかたを「簡易」から「標準」に戻した。

それでも30分もやればファンの全力運転が発生した。激しく発熱しているのだろう。うちのWindows10機はこれしかない。無理をさせ過ぎて壊れたら困るし、もっと綺麗な画面でやりたい。パキッとしすぎて夜の岩山道の凹凸高低が分かりにくい。DirectX11の高画質なエオルゼアを駆け抜けたい。

というわけで、アマゾンでASUSのGeForce GTX 1050Ti 4Gを取り寄せ、グラボの換装を行った。

黒くて長い箱がGTX580

しかし。起動がBIOSの手前で止まる。前のドライバーをアンインストールしなかったからか?

このPCはhpのh9-1290jpというモデルだ。前オーナーがメモリを32GBに増強して注文したものらしい。調べると、グラボを換えて起動しなくなったh9とh8の事例がいくつか出てきた。皆BIOSの手前で止まっている。

どうやらBIOSの新しい規格「UEFI」が絡んでいる。レガシーBIOSの古いマザーボードに新しいグラボを刺すとダメらしい。

当然僕のh9はレガシーだろうと思ったのだが、CPU-Zで調べると、UEFI対応だった。ワケわからん。

こうなったら切札だ。某匿名掲示板のhpマシンのスレを熟読。BIOSセットアップの電源投入時のパスワードを設定すれば起動すると。

一旦元のグラボに戻してパスを設定し、電源を落として1050Tiを付け、電源オン。止まる前の段階でパス入力。おお!確かに挙動が違う!ていうか、画面が黒いまま次に行かない。

数分後、おもむろに画面が進み、Windows10の起動画面が表示された。だが、VGAかというくらい粗く、縦横比もおかしい。横に長い。そしてモニターからはみ出ている。

これでは起動したとは言えないなあ、と思ってたら唐突にマシンが固まった。

やばい。1万8千円も出して使えないものを買ってしまった。どうするこれ。

恐る恐る奥さんに相談したら「アマゾンなら返品出来るんじゃない?」とあっさりした返事。そうか!

だが調べると、開封後は半額返金だった。orz

動く見込みないし、半額だけでも取り返そうと手続きフォームを進めていく。するとなぜか返金額が全額になっている。なぜだ。初期不良でもないのに。

半信半疑で手続きを済ませたら、数日後に全額返金された。アマゾンは素晴らしいな!!ベソスさんありがとう!!

動かなかったが、僕はGTX1050Tiに惚れ込んでいた。安くて高性能。古いPCのグラボ換装には最適。実際、ASUSのはアマゾンで170人がレビューで絶賛していた。

実は僕はASUSにする前に、MSIのGTX1050Tiも検討していた。ASUSのほどレビューが多くなかったのと、自作PC時代、僕はASUSのマザーボードを多用していたからASUSにしたが、MSIのも気になっていた。レガシーとUEFI両対応のハイブリッドBIOSだというからだ。

改めてMSIのハイブリッドBIOSを調べると、なんだか動きそうな気がしてきた。

僕のh9-1290jpは2012年頃製で、チップセットはX79らしい。H77など、この時期の7*系チップセットは新しいグラボと相性が悪いらしい。UEFIのグラボがまだ世に出る前に、UEFI対応だけした半端なチップセットなのではないかと思われる。そういうマザーボードで動くのは、MSIのハイブリッドBIOSだけではないかと。

しかし、MSI公式サイトでも、GTX1050TiがハイブリッドBIOSであるとは謳っていない。誇るべき機能なのに謳っていない。

もし動いたとしても、DirectX11のエラーが出ないとも限らない。元から付いてるGTX580が大柄で、それに合わせた筐体なので、ASUSのを付けたときも隙間が大きく、きちんと固定できなかった。ちゃんと動けばどうにかして固定するつもりだが、自作PCは完全に自己責任の世界であり、自分で付けて壊れたら泣くしかないのだ。

ここまでの苦労から、僕は今後の自分の作業に自信が持てなかった。取り付けもそうだが、ドライバーのクリーンインストールや設定、BIOSの起動順序など、動かなければ順列組み合わせで何度もトライし、正解を見つけなくてはならない。

そんな先が見えない計画に、また二万円近く出すのか。何度も返品してるとブラックリストに載るという話もある。動くかどうか試すのにMSIを買うというのはブラックな行為のような気がした。

僕は何日も悩んだあげく(その間GTX580でFF14はしっかり進めて)、PS4導入を決意した。PS4なら、動かなくてもソニーのせいにできる。ていうかまず動く。グラボ換装はFF14のためのみだが、PS4ならグランツーリスモやパワプロができる。特にパワプロはVitaが生産終了になったので、続編はPS4だけかもしれないのだ。PC用のコントローラとコンプリートパックが勿体ないが、いつか石油王にゲーミングPCを買ってもらったときに使うことにしよう。

PS4は先日届いた。PS4版のコンプリートパックをPSNで購入した。PC版はインストールに4時間くらいかかったので覚悟していたのだが、小一時間であっさり終わった。インストール中の表示がスターターパックになってたのと、容量が10.33GBしかないのが非常に気になるが、起動メニューは紅蓮のリベレーターのだ。OPムービーが始まって、まさか最初から?!データを引き継げてない?!と血の気が引いたが、ムービーが終わったらいつもの自分の分身が表示された。

PS4をPCモニターに繋げてるので、PC版で無理矢理DirectX11かつHD解像度でやってみた(すぐ落ちた)のとほとんど同じ見映えだ。草が多いのが違うかな。本物並みに生い茂っている。キャラクターの動きは滑らかで、ファンの音はしない。画面の設定が高画質か標準か、みたいなざっくりとした設定しかない。PCは鬼のように設定項目が細かいのだが。

というわけで、僕はようやく憧れの美しいエオルゼアに立つことができた。iPad買い換え用の資金をほとんど使いきってしまったが、深夜の黒衣森の深い闇の中に潜んで敵を待つとき、リムサ・ロミンサの白い尖塔の眩しさに目を細めるとき、サゴリー砂漠の砂塵に巻かれながらボムを叩くとき、僕はPS4にしてよかったと思うだろう。いや思いたい。

最後に。

誰かに2012年頃のhp製マシンにMSIのGTX1050Tiを付けてみて欲しい。あれが動くのかどうか、今も気になって仕方がないので。


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iPhone6sでHipstamatic 〜 CORKTOWN HIPSTAPAKの巻

2019-04-14 12:01:50 | カメラ
遅くなったが4月の配信ギア「CORKTOWN HIPSTAPAK」の紹介。

僕も遅いが運営も遅かった。第一金曜日が過ぎてもショップに登場せず。名前だけは公式サイトに出たので検索すればヒットはしたが、結局普通に売られたのか不明。僕は検索から買った。今も公式に作例がない。

CORKTOWNはデトロイトの歴史地区らしい。一応Wikipediaにも載っている。

Aretha T65レンズは褪色&青緑シフトかな。せっかくの濃い青空が緑がかって「うーむ」となるが、嫌いではない。

Miles TMAXフィルムは名前的にコダックのネガカラーフィルムっぽいのかと思わせて違う。白フチ&ランダムでどこかの辺に光漏れ。

CORKTOWNパックを使用。

上の写真の同時保存オリジナル。きれいな青が台無しになったのが分かると思う。

これもCORKTOWNパック。以降同様。




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乗り換え

2019-04-07 12:10:38 | クルマ
更新間隔が開き気味になっております。FF14のせいです。だからあのゲームには手を出さないようにしてたんだ。でももう始めてしまった。

先日、うちの奥さんがフィットを歩道の柵?にぶつけた。へこみは左フロントドア、左リアドアにまたがっていて、その下のサイドシルガーニッシュも変形した。ほかの人や車を傷つけたりしてないのが幸いだが、自分の愛車史上最大のへこみである。ホンダでの見積額は30万円台後半。

直すことも考えたが、うちの奥さんが例の突然止まった事件により、フィットに不信感を持っており(フィットにというよりうちの個体に)、買い替えることになった。僕は今度こそ車検を2回通そうと思っていたのだが。

しかし、今のホンダには買い替え対象の車がない。4代目フィットが出るのは今年の秋らしい。いくらビッグマイナーチェンジ後とはいえ、現行型のフィットというわけにはいかない。

いよいよ他のメーカーもありか。一時的に離れるだけで、フィット4の後期型が出るころにはまた買い換えの話になってるだろう。そのとき戻ればいいか。

国内はスズキのスイフトしかない。電池のみ駆動の速さは知ってるが、日産のノートe-Powerは、フランス人の元CEOのせいで、今イメージが悪い。トヨタは眼中にないし、ヴィッツもアクアもそろそろフルモデルチェンジの時期だ。マツダのデミオは4メートル超えで船賃が高くなるし、これもモデル末期。

輸入車では真っ先にVW・ポロが候補に上がった。1リッター3気筒で鉄チンなのはちょっと悲しいが、一番下のグレードなら200万円前後だ。でも4メートル超える。うちの家族は僕以外女性なので可愛さでMINIはどうか。3ドアは後席が狭いが、5ドアならなんとかなるかも。全長はギリギリ4メートルぴったりだ。分不相応の値段がするけど、ルックスで乗り越えられるかもしれない。外車のエキゾチシズムが薄めでルックスはイマイチパッとしないが、サイズと価格的にはプジョー208もありかな。フランス車はちょっと怖いけど(偏見)。

しかし、輸入車はハイオクという高い壁が我が家の財政事情の前に立ちはだかっているのだった。でも国産はホンダ以外買う気ないんだよなあ。200万円は好きでもないメーカーの製品に出せる金額ではない。僕の感覚では。本ブログでは何度も国内他社の車に「もし買うなら」という記事を書き散らしてきたが、いざ本当に買うとなるとやっぱりダメだ。輸入車は財務大臣が承諾すればありなんだが。

という精神状態で、いつものホンダカーズに修理の相談に行った。素直に買い替えの話をしたら、当然の反応として、他社は勘弁してくれと言われた。でもホンダにはないんですよねえ。あるとしたらフリードかヴェゼルかなあ。

というわけで、フリードとヴェゼルの緊急マジ試乗となった。

まずフリードのGのハイブリッドとガソリンを続けて試乗。恐ろしく前方視界が良い。頭上空間がコブシ何個分かわからない。しかし、後ろの窓が遥か遠くに見える。視点はそれほど高くない。重心も意外に低く、下りの制動時に上屋が前につんのめる感じがない。デジタルの速度計は見やすいが運転席にコクピット感がない。この手のハイルーフ系ミニバンを運転するときに感じる「バスの運転手感」で言えば、現行ステップワゴンよりはマシで、現行オデッセイより強い。動力性能は過不足ない。普通。というか、ガソリンとハイブリッドの差を感じなかったというか、印象に残ってない。




次にヴェゼルのハイブリッドZを試乗。前回の試乗時は、ボディがぼってり膨らんでて車両感覚が掴みにくいと書いたが、今回は何故かコンパクトな車体で取り回しがしやすいと感じた。度重なる改良でi-DCDの挙動が自然になったとか? Zは豪華仕様で室内の要所要所がブラウンの皮風になってる。それが落ち着いた高級感を出してる。それでいて普通の、というかスポーティとも感じるインパネと、高いセンターコンソールに囲まれたコクピット感が良い。動力性能は十分以上。気をつけてないとギアチェンジのメカ作動がわからないし、DCTのダイレクト感は相変わらず感じないけど、パワーには余裕がある。




うーん。これはヴェゼルかな。でも嫁はまたぶつけそうだし、子供達にはフリードのほうがいいだろうな。うちは長旅が多いし。

で、帰宅して大家族会議。もう子供達もストリームからフィット3への乗り換え時と違って意見を言えるし。

しかし、あっさりヴェゼルに決まった。奥さんがフリードには興味ないと言ったので。あまりに家庭くさいからか。エビちゃんか徳井が嫌いなのか。うちの奥さんがこういう分かりにくい言い方をする場合、何か言外の理由があり、それは聞いてもはぐらかされたりして結局判明しないことが多い。僕としてもヴェゼルの方がいいので、それ以上追求しないことにした。

色は紫好きな母娘がルーセブラックというのを「現物見たけど、ほぼ黒だよ。あるいは黒っぽいグレー」と言って封じ、僕の好みでミッドナイトブルービームにした。グレードはガソリンのX Honda Sensing。自分史上初のパドルシフトなしだが、RSは値段分の装備アップか疑問なので最初からなし。ハイブリッドは高いし、次のフィットでi-DCDやめそうなので今回もスルー。

オプションはフロアマット(いつのまにか高価になってる)とドアバイザー。具体的には書かないが、フィットの下取りは高かった。前回手放したほぼ同じ年数と距離のストリームより高かった。RSだからか? ストリームもRSZだったが、ストリームはRSZが普通のグレードだったからなあ。それともロールーフミニバンが人気ないからかな。

ヴェゼルの納車は最速で4月下旬の予定。モデル末期だから需要ないかもだが、乗り始めたらまたインプレなどダラダラ連載すると思う。

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新元号直前予想

2019-04-01 09:48:12 | 社会

当ブログでは、2年前に新元号を予測した。ここ数日、何度も使われている漢字に着目したニュース記事が多く、真似すんなよと思わないでもない。

https://blog.goo.ne.jp/nstmsk/e/eaf02e28f0bea6e1c80b373c68201362/?cid=61ce57eb619fe2fdf5a1c483c33ddb11&st=0

で、この直前になって改めて予測。「安」が予想され過ぎてなくなりそうだが一応「安常」は残しておく。開元は取り下げた。代わりに「開化」を挙げる。そろそろ3音来そうだし、○化は何度も候補に上がっている。「光正」はそのまま挙げておくが、人名っぼいので多分ないな。


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