曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

映画「スターウォーズ・フォースの覚醒」の感想

2015-12-29 22:23:30 | テレビ・映画
某シネコンで「スターウォーズ・フォースの覚醒」を見てきた。

ネタバレはできるだけ避けるが、どんな小さな情報も入れたくないという人は見ないほうがいいと思う。











3Dではなく2D字幕版を選んだが、一番よく見えるいい席だったので、迫力は十分だった。いずれレンタルになったりテレビでやったりするだろうけど、今回のは特に大画面で見たいシーンが多いと感じた。ミレニアム・ファルコンとタイファイターのドッグファイトとか、凄まじいスピード感なので。

エピソード1~3は、時代は前なのにメカは4~6より新しくて違和感があった。古い時代と分かっていながら最新のCGを使い、最新のメカ・インターフェイスにしてしまっていた。だが今作は、EP6が制作された80年代のSFメカを2015年の最新映像技術で見せてくれている。たとえばミレニアム・ファルコンの対空砲の照準器はEP4の二色でフレームだけの、まるでアタリのゲーム画面みたいなアレだ。電子双眼鏡?の画面も、解像度が低く、粒子が荒れている。 スターデストロイヤーや、要塞内部のインテリアもEP4~6を踏襲したレトロフューチャーなものだ。でもちっとも古臭い感じはなく、ああ俺達が好きなスターウォーズだ、これでなくちゃいけない、と思った。

ドロイド軍団が出てこない。敵も味方も生身の人間である。ストームトルーパーだって、中の人がいるということがストーリーに含まれている。EP1~3はドロイドだらけで戦闘が軽く薄っぺらだったが、今回は敵味方共に戦死が軽くない。まあ、あっけなく大量に死んでいくのはいつもと変わりないが。

シリーズを全部見ていればニヤリとできるネタがちょいちょい差し込まれる。ホログラムのチェスとか。

ハン・ソロ、レイア、ルークが伝説の英雄とされている。彼らが登場するとき、新しいキャラクターたちは、スターに会った一般人のような反応を見せる。我々観客にとっても彼らはレジェンドなわけで、奇妙な共有感があった。おそらくアメリカの映画館ではスタンディングオベーションになるんだろう。特に最後のあの方は。

紹介されなかったけど、アクバー提督(EP6の同盟軍艦隊司令)っぽいのがいて懐かしかった。

EP6の後色々あったようだが、マーク・ハミルはしっかり鍛え直してきた。最後のジェダイの風格、オーラに、何だか目頭が熱くなった。

ニコニコ動画の「部長とカメラ」で見たばかりのアイルランドの世界遺産「スケリッグ・マイケル」が出てきた。部長とカメラとスターウォーズという組み合わせがおかしくて、ちょっと笑ってしまった。

EP4に似ているという批判があるようだが、一般人がひょんなことから大戦争に巻き込まれる冒険活劇は鉄板のテンプレートだ。ラピュタなんかもそうだし。僕はこのテンプレートがかなり好きである。

敵の要塞にお誂え向きの弱点があるのはお約束。あまりにもうまく行き過ぎてると思ってたら、最後はとんでもない展開に。プレス向けの試写会もやらず、徹底的な報道管制を敷いたのはこのためかと納得。知ってしまったら興味が半減すること疑いなしなので、未見の方は情報が耳に入る前に劇場へゴーだ。

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ついにねんがんのiPhone 5sをてにいれたぞ

2015-12-29 00:00:04 | デジタル関係
会社の同僚がiPhone 6sに機種変した。彼がそれまで使っていたiPhone 5s 64GBを格安で譲ってもらった。2年前の機種だし、今やXPERIAと変わらないでかさのiPhone 6系が主流の世の中だが、今僕はかなり嬉しい。

SIMがないとアクティベーションに失敗するらしいので、ダミーSIMが必要かと思ったが、試しにwi-fiで起動してみたら、そのまま僕のiPhoneとして登録できた。左上の表示は「SIMなし」だが、今のところ何も問題ない。ヒプスタやCinamaticなどアプリ内課金系の復元もすべて成功した。

そもそもSIMなしでアクティベーション失敗の情報はiPhone 5以前のものばかりで、5sのは少ない。中古の5sが動かねー、みたいな話も聞かない。おそらく、5sはSIMロック解除義務化以降の機種だからだろう。ちなみに前オーナーのキャリアはソフトバンクである。

格安だからいいんだけど、左上隅と右上隅で画面のガラスが微妙に浮いている。特に右上は強く押すと、パコっと何かが填まるような音がする。5sの持病みたいだが、Appleの工作精度だけは信用していたので、軽くショックだ。

まだきちんとテストしてないが、ヒプスタの画質がtouchと全然違う。輪郭がはっきりし過ぎて変な感じだ。もちろんtouchがショボいだけなんだが、CMOSがソニーかオムニビジョンかでこんなに違うのかとビックリした。今まで一生懸命touchとヒプスタで撮った写真をアップして記事にして来たのが、全部ひっくり返された、みたいな感じ。

touchの第6世代を買おうかと思ってたが、やはりiPhoneは本気で作られている。本物のAppleの世界を、これから体験するのだ、といういささか大袈裟な気分である。画面の浮きはいつかやるであろうバッテリー換装の際にAppleの人に相談してみよう。


縁が黒でスピーカーや指紋認証式ホームボタンなどの特徴が分かりにくいが、いつものiPod touch 5thではなくiPhone 5sである。ちらっと見える左の音量ボタンあたりがそんな感じ。

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2001年の競馬場や池袋などwith RVP

2015-12-23 16:47:57 | カメラ


銀塩フィルムのデジタル化作戦第2弾。2001年頃の競馬場や池袋あたりを撮ったものらしいフィルムから比較的マシなものをチョイスした。

一本のフィルムでは24枚か36枚撮れる訳だが、一つのテーマ、一つの撮影地できっちり撮り終えるわけではない。でもデジタル化作業はフィルム単位。と決まってる訳じゃないが、その方がやり易い。結果、自分でもよくわからない複数のテーマの写真が、一つの記事の中にでたらめに混在することになる。

今回デジタル化したのは富士フイルムのベルビアというフィルムである。彩度が高く、どぎつい写真になりがちなフィルムだった。当時の僕は、パッケージの色に引きずられて、富士は青と緑が、コダックは黄色が綺麗に出るという程度しか考えていなかった。そこに登場した彩度激高を謳うベルビアは、画期的なフィルムだった。キツい色にしたいからベルビアを使おう、というように、撮影意図に合わせてフィルムを選ぶという発想をするようになったのである。



リバーサルフィルムは、現像に出すときに6コマごとに切って袋に入れる「スリーブ」と、一コマ一コマ切ってケースに入れる「マウント」のどちらかを指定する。僕は基本的にマウント派だった。マウントを外すと、このように、フィルムのイメージそのままの状態になる。「RVP」はベルビアを意味する記号。現像してしまうとフィルムの種類が分からなくなってしまうので、この記号で見分けることになる。


東京競馬場の監視タワー。


東京競馬場のメインスタンド。


多分池袋の住宅街。レアな車が見えたので、つい。


多分池袋のどこか。


池袋の銭湯。面白くない写真だが、懐かしがる人がいるかもしれないと思って。15年前の風景だからね。


これも池袋のどこかだと思われる。真新しい道路だが、今は15年ぶん年季が入っていることだろう。

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銀塩フィルムデジタル化計画開始

2015-12-23 16:43:37 | カメラ
僕は銀塩フィルム時代から趣味で写真を撮ってきた。銀塩時代のほうが今より熱中していたくらいである。若かったし。

高校の写真部は基本的に白黒フィルムだった。学校の暗室(部室)で自分たちで現像し、引き伸ばしてプリントしていた。

それとは別に、カラーリバーサルフィルム(ポジフィルム)でも撮っていた。リバーサルは撮影意図がダイレクトに出るから面白かったし、勉強になった。たとえばせっかく露出補正で意図的にアンダーにしても、ネガカラーフィルムだとラボが勝手に適正露出にしてしまう。白黒フィルムは、撮影時の意図と関係なく自分で調整できすぎてしまう。撮影が一番楽しいのは失敗しても取り返せないリバーサルだった。後でかけるのではなく、その場でエフェクトをかけどりし、直せないヒプスタが好きなのも、リバーサルから志向が変わってないということなのかもしれない。

そんなわけで、我が家には撮影現像済みリバーサルフィルムがたくさんある。当時はニコンE990にフィルム撮影用アダプターをつけてデジタル化し、ホームページに掲載したりしていた。E990の画質では満足できず、ニコンのフィルムスキャナー、Coolscan IVを買ったが、猛烈にスキャン速度が遅くて使わなくなってしまった。そうこうしているうちにデジカメの画質が銀塩を追い越してしまい、僕自身もニコンD70を導入したことで、銀塩フィルムに関しては撮影もスキャンもやらなくなって今に至る。

しかし、ヒプスタはもちろん、VSCO、Instagramなど「アナログ写真の質感」とやらを再現するおしゃれ写真アプリが流行しているのを見てると、「いやアナログ写真はそんなんじゃねえ」「デジカメで写真デビューな奴が何言ってんだ」という気にもなるのだ。自分でもバリバリ使ってるくせに。

そういう今時のわけえもんは的な嫌なおっさんの意地みたいなのもあるが、外に撮りにいかなくても写真の記事が書けるじゃんってのもあって、さきほど押し入れの奥に埋まっていたリバーサルフィルムの山をサルベージしたのだ。

デジタル化の方法は、ニコンD7100+AFマイクロニッコール40ミリをスリックの三脚の複写用ポジションに固定、ライトビューワにリバーサルを置き、それを撮影する。


こういう原始的なスタイルで複写した。


撮影地は横須賀。時期は2001年。使用フィルムはフジクローム・プロビア100Fとフィルムのケースに書いてあった。


使用カメラはニコンF3。この日の横須賀行きは、レンズはマイクロ55ミリか35ミリF2を携行していたような気がする。


トリミング時に、わざとフレームを残してみた。アプリのエフェクトで追加された黒枠ではなく、本物だ。ヒプスタのSugarフィルムみたいだが。


はっきり言って解像度は高くないが、アナログの空気感は本物だからね。しつこいけど。


RAWで撮ってCapture NX-DでHDRを弱めでかけてJpeg変換。それをPhotoshopで角度調整(これが大変)、トリミングとリサイズした。

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iPod touch 5thでHipstamatic ~ Cometフィルムの巻

2015-12-19 22:28:18 | カメラ
Hipstamaticが唐突にアップデートされた。クリスマスが近いからか、Cometというフィルムが無料でもらえた。

なんかよくわからんのだが、メールアドレスを指定すると貰えた。イラストには赤と青のフィルムっぽい箱もあるのだが、誰かから送られないとダメかも。よく分からん。最初のと違うアドレスを指定してみたけど、緑の箱が見えたのでキャンセルした。

ヒプスタ仲間なんていないので、こういうソーシャルネットワーク的なことをされると困る。レトロパックになるのを待たずに発売即買いして「養分」になってやってるのに…。

まあ、このCometもそうだけど、普段使いの主力にはなり得ないイベント仕様エフェクトだろうから、全然悔しくないけどな。


クリスマスっぽい細かいフレアみたいな星屑?テクスチャが乗っかる。色味とかは変わらないと思う。現時点では公式サイトや公式ブログに説明が載ってない。


レンズはLowyを使用。一枚目も。


冬仕様のAattoレンズにしてみたが、背景が白なので彗星の星屑はほとんど見えない。

V305はプレゼントだけではなく、一応パフォーマンスの改善とバグ修正もあったようだが、僕が気になっていた点は直ってなかった。撮った写真の全体表示並びからタップして撮影情報表示になったら、「設定を一致」にしないと戻れないという不具合なんだけど。

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