曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

書く気が起きないんだわ

2018-05-29 20:41:49 | 社会
タイトルはちょっと北海道弁。少なくともうちの母はよく言う。

ブログ始めてから最長のブランクじゃないですかね。書きたいことがない。皆に教えたい情報もない。

いくつかあることはあるんだけど、どれも単独の記事として書き始められる閾値を超えないんだわ。

米朝首脳会談

正式に中止の大統領令がテレビに映ったのに、結局やることになりそう。北はトランプを「密かに高く評価していた」とか言い出して、お前ら恋してるのかよ。すべてを犠牲にして開発してきた核兵器を捨てるなんてことはしないと思ってたけど、金正恩は経済を優先するかもしれん。スイスに留学してたし、親父よりは開明的なのかも。完全且つ不可逆的な非核化&米韓演習無期限停止くらいにはまとまるかも。

日大悪質タックル問題

NFLを20年以上見てきた僕に言わせれば、目を疑うような悪質な行為だった。野球で言えば打者の頭にわざとぶつけた後殴るくらいの。アンネセサリーラフネスとラフィングザパサーで20ヤード罰退とオートマチックファーストダウン、それが3回? ペナルティだけで惨敗するような反則である。アメフトはああいう競技だから、反則は細かく厳しく決められていて、ボールを持っていない選手に触っただけでも取られたりする。そんな競技で、あれを指示してやらせるなんて最低最悪の監督だ。内田氏とコーチが黒だということはみんな知ってるのに、日大の選手の言い分、声明が曖昧でもどかしい。

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アイドリングストップの罠

2018-05-19 22:22:51 | クルマ


先日、フィットの半年点検で馴染みのホンダカーズに行ってきた。うちのフィットは購入から3年半が経過している。そろそろバッテリー交換かなと思っていた。

去年の年末辺りからこの5月まで、僕が運転しているときは、ほとんどアイドリングストップが作動していない。うちの奥さんは作動しているらしい。踏み方の違いか? だが、燃費は明らかに僕の運転(アイドリングストップなしの)のほうが良い。奥さんは車に興味がないので、アイドリングストップしてなくても気付いてない可能性がある。

で、アイドリングストップは好きじゃないから気にしてないけど、最近作動しないと担当営業氏に訴えてみた。

いつもより長い点検が終わって、メカニック氏の説明を受けた。完璧に正確ではないかもだが、こんな話だった。

アイドリングストップはバッテリーの負荷が高い。再始動できないと危険なので、コンピューターでバッテリーを常にモニターしていて、少しでもヤバそうなときはアイドリングストップしないようになっている。過去(数日とか?)の運転状況や気温も見ながら、学習しながらアイドリングストップする/しないを決めている。お客様(僕だ)の運転のときは、しないモードに入ってるのかも。

バッテリーは、アイドリングストップが作動しにくいレベルまでへたってはいるが、普通の運転には電圧的に問題ない。夏の帰省大自動車旅行も大丈夫。

アイドリングストップ車のバッテリーはシビアな負荷に耐えられる専用のもので、かなり高価だ。具体的には29000円もする。なので、我々としても交換をお勧めしにくい。

そんなに高かったら、アイドリングストップで燃料代を浮かせても意味なくないですかと訊いたら、まあそうですねと苦笑していた。アイドリングストップが付いていて、その効果も込みでいい燃費がカタログに載っていないと売れないのだ。

普通の運転には問題ないとのことなので、交換は半年後にした。

今日、ドライブしてたら、唐突にアイドリングストップが作動し始めた。作動時の負荷が予想以上に高いようなので、あと半年もたせるために、速攻で禁止ボタンを押した。

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前監督を見直した件

2018-05-12 16:19:03 | スポーツ
5/12のスワローズ対ベイスターズのTV中継の解説者は、昨年までスワローズの指揮を執っていた真中満だった。

5回表、5-3と2点差を追うスワローズの攻撃は、3番青木ヒット、4番バレンティン四球で無死一二塁。5番坂口犠打で一死二三塁のチャンス。打席は6番大引。

絶好調の坂口に送りバントさせたことについて、真中は「2点を取りに行くということなんでしょう」と述べた。

三塁走者青木が三塁コーチャーと話しているのを見て、彼はさらに続ける。

・・・・・

大引がゴロを打ったら無条件に走る「ゴロゴー」と、一二塁方向にゴロを打った場合のみ走る2つのパターンがあり、そのどちらかの作戦を青木に伝えている。

ゴロゴーを伝えると、ゴロを打ちに行って逆に空振りする選手もいるので、バッターによっては伝えない場合もある。

青木のスタートを見て「一二塁方向ならゴー」と読んだセカンドの倉本が前進している。

ゴロゴーだと思います。それでもし青木が三本間に挟まれても、青木が粘っているうちに大引が一塁セーフになり、アウトカウントが1つ増えるだけで二三塁は変わらない。(なのでこの場面、青木も足あるし、ゴロゴーで正しい)

大引はゴロゴーだということを察していると思いますよ。


・・・・・

で、結果は大引が無理やり押っ付けてライト前タイムリーヒット。1点入って5-4となった。さらに一死二三塁から7番雄平セカンドゴロの間に三走バレンティン本塁生還で同点となった。

スワローズは真中監督のもと、2015年に優勝したが、その後の2年は絶望的に低迷した。特に去年は96敗という記録的な最下位だった。

故障者が多かったのもあるが、僕は真中の放任主義に問題があったと思っていた。外角一辺倒でカウントを苦しくして、ストライクを取りに行って痛打されるのを指導しない(打たれてもいいから勝負させろ)とか、相手投手がアップアップなのに簡単に初球に手を出して打ち損じるとか(待てのサイン出せよ)。

しかし、今日の解説者真中満の解説は、我々素人はなかなか思い至らない戦術上の話を、分かりやすくしてくれていた。緻密な野球頭を持った監督だったんだなと見直した。さすが野村IDの教え子だ。

逆に僕が評価しない指揮官、例えば小久保とか緒方とか工藤とかは、今日の真中のような解説はできなさそうだからダメなのだ。

ちなみに試合の方は、延長11回、6-5でスワローズが勝利した。

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iPhone 6sでHipstamatic 〜Zurich Hipstapakの巻〜

2018-05-12 12:27:58 | カメラ
今月の配信はチューリッヒ・ヒプスタパックだった。国でいえばスイスだ。

Andreレンズは「ハイコントラスト」とある。カラーシフトもあるらしい。チューリッヒパックは白黒のパックだが、このレンズはカラーでも使えそう。ちょっと極端にシャドー部が落ちるけど。

Blackeys 1942フィルムは「粒状感と古びた白黒」だそうだ。コントラスト低め。全体にフェード気味(カラーで言うところの)。トーンだけで言えば、Arjan BWフィルムに似ている。さらに表面に傷や汚れのようなものが乗る。

で、この二つを組み合わせると、いい感じに古い時代の写真になる。戦中〜戦後間も無くあたりの雰囲気。久しぶりに使えるパックだ。


チューリッヒパックのセット。


これもチューリッヒパックのセット。


AndreレンズとBlanko Freedom 13フィルムのセット。コントラスト高すぎ。


LowyレンズとBlackeys1942フィルムのセット。意外に面白くない。やはりAndreレンズがいいらしい。

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映画「リズと青い鳥」の感想

2018-05-06 10:43:04 | テレビ・映画
娘二人を連れて映画「リズと青い鳥」を見てきた。父娘でハマっているTVアニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフ映画である。



「響け〜」は高校の弱小吹奏楽部が新任の指導者の下でコンクールを勝ち進んで行く話だ。TVでは主人公・黄前久美子の一年生のころを描いていたが、「リズと〜」はその翌年の話。明るくて人気者のフルートエース、傘木希美(のぞみ)と、無口で友人の少ないオーボエエース、鎧塚みぞれが主人公となる。

「リズと青い鳥」というのは北宇治高校が選んだ自由曲のタイトルだ。孤独な少女リズが唯一の友だった青い鳥を空に返すという童話?がモチーフになっているらしい。そして曲中にフルートとオーボエのソロの掛け合いがある。

前半はリズがみぞれで、鳥がのぞみだった。みぞれは鳥を手放す気持ちが分からないといい、演奏も低調。

後半は逆転する。才能のないのぞみ=リズが、才能あるみぞれ=鳥を開放できるかどうかが焦点となる。

だが、のぞみがみぞれの才能を羨み、のぞみに縛られているということを読み取るのが難しかった。みぞれが新山先生から音大に誘われ、のぞみは誘われなかったのが逆転のきっかけなのだろうが、それまでも才能には嫉妬していたのだろうか。

この映画はセリフで気持ちを伝えることが少ない。視線の動きや表情の微妙な変化、カメラワーク、象徴的な風景などで人物の心理状態を表現しようとしている。視聴に集中力を要する映画だったし、正確に読み取れたかどうか自信がない。

原作一巻の久美子の説明によると、吹奏楽部は女子が多いので、女子同士で好き嫌いの人間関係が激しいらしい。本作でも「大好きのハグ」とかいって抱き合って互いのいいところを言い合う儀式が登場する。

自分的にはテレビ一期の麗奈と久美子の関係に萌えてた。「これは愛の告白だから」「ずっとそばにいてくれる?」などの危ないセリフが飛び出しつつ、久美子は美少女である麗奈と一緒にいることに気後れしていた。共感と嫉妬と羨望が混ざった不思議な友情だった。

その麗奈と久美子のコンビが、リズと青い鳥のソロ掛け合いを演奏して、のぞみとみぞれに見せつける。本当の親友とはこういうものだと。そして僕は、この二人は仲良しのままなんだなと安心した。

対して、のぞみはみぞれの「のぞみは私の全部」に「みぞれのオーボエが好き」としか返せなかった。他の部員全部を敵に回す覚悟で麗奈を支持した久美子のようにはいかなかった。

だからどうしたと言われればどうもしない。のぞみとみぞれのすれ違っているようですれ違っていない微妙な関係を、息を詰めて見守る映画なので。

コンクールまではやらない。オーディションは、気付いたら終わっていた。ちゃんとした演奏シーンは、練習で第3楽章を通してやった時のみ。そのときのみぞれの演奏が入魂の出来だったため、ああ、みぞれは鳥を解放したのだと気付く。

最後にみぞれはいつも通り音楽室に行き、のぞみは図書室に行って参考書を広げる。のぞみはみぞれを追いかけて音大に行くのをやめ、普通の大学を目指す訳だ(これも僕の解釈で、具体的な説明はない)。二人は別の道を行くことになったが、冒頭で「disjoint」だった字幕の「dis」が取り消し線で消され、二人がそれなりの着地点に落ち着いたことを知る。

・・・・・

音響が凄い。通常なら無音のシーンで済ましていい場面でも、常に環境音を入れている。靴音や衣擦れの音が生々しく、いい機材で慎重に録音されたんだろうなあと思った。そのような音が常時聞こえるため、静かな映画なのに逆に完全に無音なシーンが少なかった。

各キャラクターの瞳が美しかった。透き通った湖か宝石のようだった。アニメの手法として、キャラクター毎に瞳の色が変えてあるので、いろんな色の湖や宝石を鑑賞できた。これは劇場の大画面で鑑賞すべき。音もすごい訳だし。

難点は童話部分。主役二人の声優の演技が達者なぶん、本田望結の棒読みが目立った。あれは作中劇の異世界なので狙った棒なのかもだが、スポンサー対策かなと思わなくもない。うまい声優が棒読みしたっていいわけだし。

見終わった直後は「満足度97%は嘘だな。俺はこういうのも好きだけど」と思ったのだが、一晩置いてみると、昨日劇場で見た夏のイメージが頭の片隅に残っていて微妙に心地よい。きちんと盛り上がってきちんと終わってないのが、返って余韻を長く残すのかもしれない。人を選ぶ作品だが、ひっそりと単館上映されている知る人ぞ知る邦画とか東南アジア系の静かな奴が好きな人には合うかも。

テレビの主役たち、新2年生の出番は少ない。麗奈の台詞などは、YouTubeで見られるPVのが全てだ。久美子はたしか二言しかない。新3年生は出番多い。テレビ途中から急激に株を上げた夏紀先輩が依然いい子で、安全弁的な役割を果たしている。新1年生の剣崎は優子部長と外見が被っており、なんでそうしたかなと若干首を傾げる。

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