曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

iPhone 11 ProでHipstamatic 〜 PAPUA NEW GUINEA HIPSTAPAKの巻

2020-06-24 14:55:00 | カメラ
ずいぶん遅くなってしまった。6月配信のパプアニューギニアパックの紹介。

今回もまた、アプリの購入モードでの検索には出てきても、作例がない状態(正式に売ってるように見えない)が長かった。新型コロナウイルスのせいかもしれんと思って待ってたのだが、2週間くらいして我慢できずに買った。一応普通に使えている。

Raggianaレンズは、青っぽいモヤモヤかぶり。公式はクールなカラーシフトと言っている。

Port Molesbyフィルムは、縁の光漏れと、全体にコントラスト増アンドやや露出オーバー、みたいな。公式は光漏れとペーパーテクスチャと言っている。拡大すると見える水玉のようなシミがペーパーテクスチャなんだろうか。

公式の作例は確かにクールだが、モヤモヤがいいところに配置されないと、こんなに上手くいかない。

作例は全てパプアニューギニアパックの組み合わせ。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・ウサ子の冒険

2020-06-17 13:07:00 | デジタル関係



はるばるラベンダーベッドまでやって来たのに、マイディーさん率いるFCじょびネッツァのアジトはシロガネに移転していた。あるいは最初からシロガネだったのに、僕が勘違いをしていた。

そこで気持ちが切れるかと思いきや、そうでもなかった。無料キャンペーンのせいか知らんが、今FF14は新規プレイヤーで溢れかえっている。ウサ子のいるグングニルサーバーはもちろん、メイン子・サブ子のサーバーも、街にいる人の半分は若葉マーク付き、みたいな状況である。

このビッグウェーブに乗るのもいいかもしれない。

新規が多いということは、休日の昼とか、人が少なめな時間帯で活動するDPSなウサ子でも、CFでシャキりやすい(マッチングしやすい)のではなかろうか。

まだたったのレベル16だが、結構な数のFATEをこなしてきて痛感したのは、移動の遅さだった。FATEからFATEへ移動するのに、徒歩だと時間がかかりすぎる。テレポ代ももったいない。早くチョコボに乗りたい。マイチョコボ解放まで、野良で越えていかなければならないダンジョンが3つ、討滅戦が1つある。シャキりやすいに越したことはないのだ。

その前に、初心者の館をクリアせねば。タンク、DPS、ヒーラーそれぞれに用意されたチュートリアル的な戦闘をこなすと、レベル15用としてはなかなかの性能の防具一式と経験値が貰えるのだ。メイン男のときは、まだ操作に慣れてなくて苦戦したが、ウサ子は簡単にクリアした。若葉マークをつけてるが、中の人は一応若葉が取れている。

次はいよいよ最初のダンジョン「サスタシャ侵食洞」だ。期待通り割とすぐシャキって4人パーティーが結成された。ウサ子含む3人が若葉だった。特にタンクがまだ始めたばかりっぽいが、色をチェックするところとかも普通にこなした。3ボスは泡が沸いても気にせず力押しで倒した。あの泡は処理しなくてもいいんだな。

続けて「タムタラ墓所」に挑戦。メインが男だった時代に、FCメンバーの有志で全員青魔道士になり、高速周回したことがある。多分トータル40回はクリアしている。やり方は熟知しているが、ここの3ボスは気を抜くと死ぬのも分かっている。巴術士は強いが、出力が最大になるまで少し時間がかかる。瞬発力がない。途中で割り込んでくる雑魚の処理が遅い気がして焦りながら、なんとかクリア。



タムタラの墓所。DPSはツイン巴術士体制だった。

ダンジョンの最後は「カッパーベル銅山」で、ちょっと厄介なところである。道中の道順や謎解き的な奴が、やや複雑なのだ。

このゲーム、遊びやすくするためか、新しいダンジョンほど途中がシンプルになってきている。「紅蓮のリベレーター」以降のダンジョン、レベルで言えば60以上のは、スタート地点がマップの南、ゴールの3ボスは一番北にいることになっている。途中の進路は、多少くねくねしても基本的に一本道。

しかし、「蒼天のイシュガルド」による拡張前、「新生」時代のダンジョンは、道が枝分かれしたり、行き止まりがあったり、この色の像をこの色の穴にはめてあの扉を開く、みたいな謎解き要素がある。レベルでいえば50以下。

つまり、このゲーム、低レベルのダンジョンのほうが、道中は高レベルのより難しかったりする。ボス戦は流石にそんなことないが。

で、このカッパーベルは、なかなか面倒なダンジョンなのだった。またタンクが若葉で、爆雷の処理とかスムーズではなく、ベテランらしき弓術士がやったりした。スライムを分裂させるところではタンクが死んだ。

ここで話がひと段落ついて、次々に基礎的な機能が解放されていくフェーズ。ミラージュプリズム解放。金がないから関係ない。美容師解放。無料券もらったけど、とりあえず髪型は気に入ってるから後で。マテリア装着は有り難い。節約しすぎでベストとは言えない装備なので、少しでも強化したい。リテイナー(プレイヤーに代わってマーケットに商品を出すNPC)は、作ったことがないハイランダー女性にしてみた。キャラクリ画面ではイイ女風に見えたのだが、実画面だと頭でっかちだった。うーむ。



ジョブクエストのシーン。初心者の館で貰ったビギナーシリーズを装備している。

その後、いよいよ秘密結社「暁」に目をつけられる。サンクレッドとドライボーンで事件解決に当たった。ここの教会での一連のクエストは、メイン子(当時は男)でもサブ子でもやったし、雰囲気も好きだったのに、謎めいた牧師がシドだったことを今回初めて知った。



ドライボーンでの作戦遂行中のサンクレッドと。なんかサンクレッドが若く見える。

ストーリー的に最初の討滅戦、イフリート戦に挑む。最初なのでかなり簡単。



イフリート戦。

蛮神を倒したことで「光の戦士」かもと言われて一躍注目を浴び、各国の軍から勧誘を受けた。グリダニアはやってるし、ウルダハは色々闇を抱えてるのをしってる。出身地で無難かつよく知らないリムサの黒渦団を選択。リーダーのメルウィブ提督は、声が田中敦子なので、つい「少佐」と呼びたくなる。



蛮神を倒したことで暁に無理やり加入させられる。



グランドカンパニーと暁の掛け持ちをしろと迫るミンフィリア。

黒渦団に入ると、唐突にマイチョコボの説明。あれ?今だっけ? 嬉しくて厩務員のところに飛んでいくと拒否られた。軍票2000枚で許可証をゲットしないとならないらしい。そうだっけ? そこで力尽きてログアウト。

メイン/サブ子なら30分で軍票5000枚くらい安全かつ簡単に稼げるが、レベル27で黒渦団での階級が最下位のウサ子で軍票2000枚はなかなか大変だ。ちょうど巴術士が同じくらいのレベルのメイン子で、モラビー造船廠のグランドカンパニーリーヴをテスト。なんとかやれそう。

別の日、グラカンリーヴをやり倒して軍票2000枚をクリア。急いで黒渦団本部に行くと、交換に必要な軍票は200枚だった。あれ?

厩務員に券を渡し、マイチョコボとご対面。100年前の某名馬の名前をつけてやった。夜で暗いけど、さっそくラノシアの草原を走ってみる。



マイチョコボとの運命的な出会い。だが、この厩務員はみんなに同じことを言っている。

が、遅い…。某競走馬生産ゲームでは、インブリードするとスピードが大幅に上がる馬の名前をつけたのに、遅い。自分で走るのと同じか!?と思って、ストップウォッチで計測してみると、自分の足で走るより約1.5倍速かった。

マウント移動速度って、どうやれば上がるんだっけ。手っ取り早いのは詳細地図を入手か? まあいいや。マイチョコボ開放という目標は達成した。



マイチョコボに跨ってパチリ。

といったあたりで、マイディーさんがまた入院していることが判明。道理でサーチしてもいないわけだ。早く回復して戻ってきてください。



ドライボーンでのクエストの目的地付近にリスキーモブが居座っていた。この撮影後、見つかって瞬殺された。



入るグランドカンパニーを決めるため、各地を回って演説を聞いた。行く先々でアルフィノ・アリゼー兄妹が待ち伏せしていた。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二階、動く

2020-06-15 19:04:00 | 社会
先週、自民党の二階俊博幹事長が、石破茂の講演会?への出席を決めたというニュースがあった。ポスト安倍に向けて、二階が石破を支援するのではないかという話だった。


僕が前から言っている「野党がいくら批判しても政局は動かない。政局は自民党内の勢力争いで動く」というのが久々に発生しつつあるわけだ。

その、政局を動かせる実力者の筆頭が二階なので、その通りになっただけである。二階はYahooニュースのコメント欄で「キングメーカー気取り」などと言われているが、安倍晋三がここまで長く総裁をやってこられたのは、二階が党内に睨みを利かせて、総裁選を勝たせてきたからだ。何を今更である。

僕は別に二階が好きなわけではない。彼は親中親韓だし。キングメーカーの存在を是とするわけでもない。今政局を動かせるのは彼しかいないというだけだ。麻生太郎だと多分政局は動かない。発言しても重く受け取ってもらえないから。

二階は年齢的に総裁の座を狙うこともない。主義としては親中親韓なのに、親米親台の安倍政権を支え続けてきた。一度自民党を離れたにも関わらず、自民党の繁栄を第一に考えているようには見える。野党は国会でギャーギャー文句言う暇があったら、二階に菓子折の一つでも持っていくべき。

で、ニュースの通り、二階は次の総裁として石破茂を選択したのだろう。もう1人の候補、岸田文雄のことは、あんまり好きじゃないらしい。

岸田は安倍晋三からの禅譲を期待していたはずなのに、政権と距離を置くとか言って外相を辞めたのが痛かった。閣僚じゃなくなって、急激にメディア露出が減った。

閣僚じゃなくても、石破のように自分の意見を適宜発信していれば、まだ存在感あるのだが、それをしなかったうえに、直前で総裁選出馬をやめたのでイメージが悪い。大きな勝負ができない肝の小さい男、みたいな感じになってしまった。多分党内で。

その石破派の会合とやらは、かなり先の話なので、これからどうなるかはわからない。二階も歳なので、来年生きてるかもわからん。しかし、今の流れだと、次の総裁は、つまり総理は石破なのだろう。

今このタイミングで石破推しを匂わせたのは、桜を見る会や昭恵夫人の軽挙、検察庁法案改正など、致命傷になりかねない不祥事が続いたからかも。いつ安倍の総裁辞任があってもいいように。

今の十代の若者は、物心ついて総理大臣というものの存在を知ってから、ずっと安倍政権だったと思う。彼らにとって初めての総理交代という新鮮な体験になるので、ぜひ公明正大でエキサイティングな総裁選にしてほしい。ラグビー大好き爺の時みたいな密室はダメだぞ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日テレの「〜といいます」が気になる

2020-06-09 14:55:00 | 社会



6月に入り、ようやくうちの会社も通常業務を再開した。50日弱、休業で自宅待機していたことになる。

その間、休校ですでに休みっぱなしの子供達と嫁のペースに合わせて生活していた。それは、テレビが垂れ流しているワイドショーなどを見るともなしに見続ける生活であった。

そこで前から気になっていた日テレの文体が、ますます気になるようになった。

映像につくナレーションの文末に「〜といいます」が異常に多いのだ。

「店員はマスクをして営業しているといいます」

くらいなら、ああそうか、取材したらそう言われたのか、と思うが、

「備品の搬入にも遅れが出ているといいます」

「休日の人出は戻っているといいます」

「スマートフォンを使って申請が受理されているかどうかを確認できるといいます」

「新型コロナウイルスの影響で添乗員の仕事はなくなったといいます」

などと連発されると、ちょっとおかしいなとなるわけだ。取材した個人から聞いた話だけでなく、広い範囲の状況などを「といいます」と言われると、この耳触りのふわっと感が、不必要に取材相手に寄り添っているように感じて鼻につく。聞いた話(=と言われた話)だから、真偽は不明、責任は取材された側にあると言ってるようにも聞こえるし。

一応出版社を2社経験してる僕に言わせると、おそらくこれは日本テレビアナウンサー室の原稿スタイルとして規定されてるんだと思う。出版社には、それぞれそういうのあるんです。GBではなくGbytesと表記するとかね。

おそらく、日テレに「といいます」が好きな偉い人がいて、全社的に、特に取材映像につけるナレーションの原稿は、この文末で行こうと。「といいます」で書いておけば、大体その原稿は上司にオッケーと言われるので、なんか変だな、使いすぎだな、と思っていてもやめられない。

僕は、例えば「与党は、今国会での採決を目指す考えだといいます」「大統領は軍の出動を指示したといいます」などと、この文末を使ってはいけない原稿に使われる事故が、いつか起こるんじゃないかなと期待している。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「天気の子」の感想

2020-06-04 00:15:28 | テレビ・映画
また例によって情報を一切入れずに、さきほど見終わったので感想を書く。

映画としての完成度が上がっている。設定の矛盾、人物の行動動機の不自然さなどがほとんどない。僕は「君の名は。」の感想で、完成度が低いので次の伸びしろがある的なことを書いたが、その通りになった。「君の名は。」の完成度が70だとしたら、「天気の子」は85以上はあると思う。

テンポがいい。音楽と共にダイジェスト映像で処理するところはもちろん、なくてもいい説明は徹底的にしないのが良い。例えば、帆高が初めて陽菜の部屋に入ったとき。凪が帰ってきてしまうが、次のシーンではもうじゃれあっていた。仲良くなる過程は描かれなかったが、特に強引だとは感じなかった。ああ、そうなったのねと、こちらでフォローしただけだ。そういう、説明不足にならないギリギリの省略が多かった。

おかげでエピソードを多数詰め込めている。普通のテンポなら三時間はかかる話が、二時間に収まっている。なかなか残り時間が減らなくて、まだ?…え?まだ?って感じだった。それがいいことかは分からんが、スカスカな映画ではないことは確かだ。

だが、天気の巫女が空と繋がっているとか、悪天候と引き換えに消されるといった超常設定の説得力はいまいちだった。ムーの取材シーンとかで説明したつもりだろうが、ムーだと「この作品はこういう世界」と認識させる説得力がない。母親の病気からの廃ビル屋上神社での祈りで陽菜が巫女になるのも説明不足というか、新海誠だから超常設定なんだろう、みたいな甘えで進めちゃった感がある。もっと周到に、この世界ではちょっと不思議なことが起こるという雰囲気を出しておくべき。

名前がね、また変なのが先に連想されるんだよな。「君の名は。」はピエール瀧。今回は埼玉西武ライオンズの山川穂高。なんで毎回そういう名前を付けるかね。

「君の名は。」に続いてキャラデザが田中将賀。「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」や「ダーリン・イン・ザ・フランキス」なんかで見慣れた顔である。今回は「君の名は。」以上に絵の癖が田中将賀っぽい、というか「あの花」「ダリフラ」っぽく、ストーリーの大枠もそれらに似てるんで、新海誠が背景を描いた田中将賀作品みたいだと思った。

宮崎駿みたいに、監督がキャラデザまでやれとは言わないが、他の作品で絵柄が売れてる人を起用し続けるのはいかがなものかと。庵野秀明もキャラを描かないが、貞本義行はほぼエヴァ専門みたいなところがあるし。

アクションが売りの作家じゃないからいいんだけど、活劇的なシーンは平凡。走る姿に躍動感がない。夏美のカブが水没するところなんかは、目の前の道路が沈んでる、やばい、いける?(水溜まり大写し)いける!みたいなタメを作ってから突っ込めばいいのに、緩急も抑揚もなく進んでストップ。

帆高が風俗のスカウトを撃ったシーンと、帆高が警官の股をくぐって逃げるシーンはスリリングだった。短めのアクションシーンは結構上手かったと思う。

各シーンで各人物の目的と動機、行動が新海誠にしては自然で、スムーズに話が進んでいたのに、廃ビルで須賀さんに止められるのが違和感あった。彼はその前に平泉成と話して泣いてるので、帆高の陽菜探しを応援する方向かと思ってた。殴ってから結局帆高を後押ししてて支離滅裂。

それでも屋上の神社から超常現象で空に上り、やっと陽菜と再会。互いの気持ちを確認し、そのまま消えて二人がどうなったのかは想像に任せるか、現実に戻ってきて、僕たちが選択をした世界でまたやり直そう的な話かと思った。

しかし、まだ15分ほども残っていた。

ここからが問題だった。

あれだけの大立回りをして陽菜を取り戻したのに、現実での再会のやり取りが描かれず、陽菜の身体がどうなったのかも説明もなく、東京に雨が降り続けるという強引な状況のままナレーションで三年が過ぎた。ここまで帆高の家族の存在が薄かったので、島に帰った以上、その辺を少しやるかと思えばそれもなく、告白されるかと思ったら違かったという無意味なシーンがあるのみ。家出してまで出たかった東京に、進学であっさり出てきて、普通に道端で再会。

公務執行妨害しまくってでも彼女に会いたかったあの感情はどうした? なんか歌ってるけど、愛がやれることってこの程度なの? ラスト15分の製作意図がわからん。テンポ良すぎて早めに脚本を消化してしまって、上映の尺の関係で無理に伸ばしたとか? 

最後のは「君の名は。」のラストみたいなのの追加を強制されたように思える。プロデューサーの仕業か?

梶裕貴や花澤香菜、悠木碧など、ギャラの高い声優を脇役で使っている。さすがに上手い。主演の二人はオーディションで2000人から選ばれた若手タレントらしいが、棒読みだった。重要人物の須賀さんが小栗旬で棒読み且つ聞き取りにくかった。夏美の本田翼も安定の棒読み。

おかしくない?

これから人気出そうな若手を使うのは分かる。宣伝にもなるので安いギャラで使える。棒読みなのに何故1999人に勝てたのかは分からんけど。

そこで余った制作費で棒読みな俳優を二人使う。さらに、ギャラの高い声優を脇役で使う。意味わからん。梶裕貴は彼でなくてもいい役を、いつもの彼とは違う声色で見事に演じていた。梶裕貴の本来の声が帆高役の声にタイプが近いので、いや主演は梶で良かったじゃん、どうせ高いギャラ払うなら、と思った。

中盤以降、散々貶したが、「君の名は。」よりは好きかな。

新海誠は現実社会との繋がりを描くのが極めて苦手で、避けていると僕は見ている。特に両親との関係性を描くのを避けている。どの作品も、親が画面に出てくることはほとんどない。今作もだ。

しかし、今回は警察やバイト先、児童相談所?など、社会との関係性には、かつてなくきちんと向き合っている。家出物語は、一人では生きていけない未成年の主人公が、いかにして社会で生き延びていくかを描くものだから、その辺はしっかりやらないといけないわけだが、今作はちゃんとしていた。だから。蛇足なラストやキャスティングに問題がありながら、まあまあ好きな作品かなと。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする