曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

負けるべくして負けた阪神には失望した

2014-10-30 10:07:00 | スポーツ
今年の日本シリーズは、一応タイガースを応援している。マートンの殺人タックルで捕手を何人も怪我させられたスワローズファンとしては甚だ遺憾だが、ホークスはもっと嫌いなので仕方がない。

その臨時応援団としても昨日の試合はガッカリだった。

10回表、ここまで僅か2安打と冷え切っていた阪神打線待望の先頭打者(西岡)が出塁。犠打で進めて一死二塁で打者鳥谷。レフト前ヒットで一死一三塁。鳥谷の打球は打った瞬間ショートの頭は越す軌道だったので、西岡はもっと良いスタートを切って本塁突入すべきだった。シングルでも還って来られるように送ってんだから。しかし、次のゴメスに比べたら大した問題ではない。

ゲッツーだけは避けたい場面。外野フライでも一点の場面。投手はコントロールがいいとは言えないサファテ。なのにボール気味の初球に手を出してファール。馬鹿!落ち着いてボールを見ろ!と思った次の瞬間、また見送ればボールの2球目を引っ掛けてゲッツー。最悪。

和田監督はゴメスの首根っこを押さえつけてでも早打ちするんじゃねーぞと言い聞かせるべきだった。昨日のサファテの荒れ球なら、黙って立ってるだけで出塁できたかもしれん。四球を嫌ってストライクを取りにきたら甘い球が来たかもしれん。ワイルドピッチで一点もあり得た。

そして次の回。安藤をあっさり降ろして何とかの一つ覚えのオ・スンファン登場。ゲッツー欲しい場面なんだから、打たせて取れる奴のほうが良かったのでは。案の定、何とかの一つ覚えで全部直球で押してサヨナラスリーラン。1球でも変化球を混ぜていれば、あんなに思い切り振り抜かれなかったかもしれない。まあ、内角高めの難しい球だったから、あれは打ったほうが上手かったけど。

金でよそのチームの外人をかき集めたホークスには絶対勝たせないと思っていたけれど、世の中やっぱり金なのねという結末になりそうだ。タイガースには心底失望した。もう何も期待しない。

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「軍師官兵衛」第43回「如水誕生」の感想

2014-10-26 23:02:58 | 大河ドラマ
妊娠中の茶々がフルーツを食べまくるシーン、唇のアップで少しエロかった。女の本能がうっかりむき出し、みたいなのを狙った演出だろうか(おねさんが突然来て柄にもなく動揺してたし)。

ライチ食べてたけど、明からのお取り寄せなのかな。

帰国した栗山善助が、蟄居中の官兵衛のもとにやってくる。「儂が生きるか死ぬかは明日決まる」と当たり前のことしか言わない官兵衛に対し、善助は「太閤殿下は以前の羽柴秀吉様とは違います」と断言。おいおい。善助のほうがよく見えているじゃないか。

そしてスキンヘッドの岡田准一が登場。毀誉褒貶いろいろあっても水の如く清らかにどうのこうので如水円清ですと説明し、さすが官兵衛許されたか、と見せかけて、実は光さん→おねさん→茶々さんというルートで助命嘆願が根回されていた。そっちのほうが効いたみたいな…。またまた周りの賢い人たちに助けられる軍師官兵衛なのだった。

石田三成のリアクション「はぁい」は、サラリーマンだったら上司に「おいお前、なんだ今のは」と言われそうなレベルの胸糞悪さだった。

さらに、誕生した拾い君をあやす太閤夫妻の部屋にもしっかり入り込んでいる三成。いくらなんでも太閤ファミリーのプライベートに食い込み過ぎだろう。

田中圭はインタビューで「三成が秀吉をコントロールしている」「三成は知恵が回るというより妄想を抱いている」「関ヶ原も勝ってしまうのでは」と言っている。あそこまで邪悪な三成像は史上初だと思うが、それはそれで成仏しきれなかった三成の霊が乗り移っているのでは、と思わせる怪演だと思う。実際、田中圭は大河で三成役が決まったとき、三成の墓に報告したらしい。

家康が長政&福島正則と飲み会。武断派の反三成同盟が動き始めた。西軍の三成はあの調子だし、関ヶ原は完全に東軍の正義の戦いって雰囲気になりそうだ。

唐突に出てきた割に、秀次の件は豊臣家の運命を変えた大事件、なんだそうだ。それならもう少し前の回で紹介してよ。

官兵衛、もとい如水に将棋で勝った秀次が、これは接待将棋かと訊く。如水は「天下人はそういうことを気にしない」と言う。上に立つ人は、部下の顔色を窺わないと。なんか説得力のあるサラリーマン処世術を聞かされた感じ。僕は上に立つ人でも何でもないので関係ないが。

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「ヒガンバナ ~女たちの犯罪ファイル~」の感想

2014-10-25 01:06:24 | テレビ・映画

堀北真希と檀れいのダブル主演とは、なんという俺得な配役であろう。しかし、タイトル、特に工夫のないサブタイトルに強い地雷臭を嗅ぎ取った。見る前はそんな感じで期待と不安が半々だった。

堀北真希は来宮渚という刑事。殺人現場で犯人の悪意にシンクロして手がかりを得る。その後必ず倒れる。ぶっきらぼうな物言いや、表情が変わらないところなど、なりきってるじゃん。普通に感じ悪いわ。ということは演技が上手いのか。あと、悪意を感じ取ろうとするときに、まったくまばたきしないことに僕は気づきました。

檀れいは、峰岸雪乃という頑固で真面目で反抗的な刑事。カンみたいな感覚に頼る来宮を嫌っている。「福家警部補の事件簿」とは真逆のキャラクターである。「推理なんて面白い?」という台詞は「あんたが言うなwww」というツッコミを期待してのものだろう。

パート感覚のおばさんプロファイラーという紹介が可笑しかったYOUは柳という警部補。全然警部補には見えない。だが、この人が一番面白い。女性論みたいのが、たぶんこれ真理だな、という話ばかりで勉強になった。

26日に予定されている結婚式を全部中止しないと人が死ぬという脅迫状は、巧妙だと思った。全部中止出来るわけないし、この犯人が何もしなくても一日のうちに1件くらいは殺人事件が起きるだろう。憂さ晴らしとしてはよく考えられている。

と思ってたら少し違った。嫌がらせしたい相手の結婚式の日を狙って脅迫状を出していた。そして、やはり関係ない殺人が発生。

国生さゆりの死ぬ演技がうまかった。そんなに頑張らなくてもいいのにってぐらいリアルな呻きだった。有力な容疑者の井上麻弓には完全なアリバイがあったが、毒殺なら時間差攻撃できる(カプセルとか)とこのときは思っていた。

伊田殺害では容疑者の鈴木遥子にアリバイがあった。2つの殺人と2つのアリバイ。交換殺人だな!それならシンクロしたのに何もなかったのも頷ける。

課長(大地真央)に「あなたはもっと優秀だと思っていた」「来宮はなぜ現場に立つと思うか」といわれて峰岸が改心する。ちょっと簡単だなと思った。現場に行ってみたらまたぶっ倒れてて、来宮の刑事としての使命感みたいなのは認めざるを得ない展開ではあったが。

その後の18年前の事件の説明が若干急ぎすぎ。そこまでは各キャラクターの台詞が、おそらく意図的にゆっくり聞き取りやすくされていたり(壇れい除く)、手がかりや伏線の提示も丁寧だったのに。

それでも、すぐに「現代の美マダムも入れ替わってる」と僕は洞察できたので、わかりにくかったというほどでもなかったのかな。高校生男女の待ち合わせ場所がボロい小屋であることの不自然さは払拭できなかったけど。不自然っていうか、あの3人が小屋や断崖の周りで生きていたことのリアル感がなかったというか。

ずいぶん早めに犯人が判明したぞと思っていたら、断崖で犯人二人の長い告白。2時間サスペンスでは、犯人が動機と不幸な人生をペラペラしゃべるというルールを忘れていた。金曜ロードショーの枠でもルールには従うんだな。

交換殺人はいいんだけど、井上麻弓は伊田を殺さなくてもよかったのでは。約束を破ることになるが、相手の弱みは握ってるわけだし。ていうか、最終的には相手を殺す計画なわけだし。

花とヤミ整形が伏線になっていて、ちゃんと回収されていたのはよかった。

言うまでもないが、全体的に女性目線で女性が楽しめるように造られたドラマだと思った。女性じゃないと思いつかない会話や推理が多い。調べたら脚本家はやはり女性だった。だが、異様なほど番宣した割には強烈なインパクトはない。

何であんなに宣伝したのかなと思っていたら、最後に渚が両親の写真を見たり、大地真央が成長してるといってみたりして、明らかに次もある雰囲気。毎週1時間を11回とかではなく、年に3回くらいやる2時間ものとしてシリーズ化するんじゃないだろうか。堀北真希は2時間サスペンス女優って雰囲気じゃないけど。

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検索キーワードの感想

2014-10-23 22:36:08 | 日記
現在gooブログでは恒例の無料アクセス解析期間中です。今日は、ここ二日間の検索キーワードをいくつかピックアップして、感想を述べたいと思います。

「曖昧批評 gooブログ」

お気に入りからではなく、検索で飛んでくるという方ですね。分かります。僕もよくやります。当ブログが早く「お気に入り」に昇格できるように頑張ります。

「モズ 女装」

新谷弟(妹)のことでしょうか。MOZUはシーズン2開始前にPVが急激に増えて、また感想を書けというプレッシャーかと思ったんですが、あまりにも出来が悪いので書く気がしませんでした。とりあえず、グルジブ共和国の唐突感が半端じゃなかったです。ちなみに、今第2話を見終えたところです。

「google 開発者のサービス 電池」

XPERIA Zに入ったKitkatのGoogle開発者サービスにはバグがあるらしく、僕のも暴走して大変でした。アンインストールしたら広告の出るアプリが立ち上がらなくなって、再インストールしました。それからは暴走してません。

「a6レザーマット」

最初はアウディA6のフロアマットか何かの話かと思ったんですが、ブリットハウスのA6サイズの革カバーのことですね。たぶん。

「堀北 サイン」

僕はサインは持ってませんよ。ファンですが、舞台挨拶を一回見ただけです。

「電車でスマホ紛失」

あれは他の人にも役に立つかもしれないと思って書いた記事なので、こうして検索されて嬉しいです。

「地球バス紀行 旅人」

この検索ワードは、解析サービス期間になると毎回登場するんですよね。同じ人ですかね。旅人(天野)は最近結構映りますよ。手とか足とか。本人じゃないのに現地の人にキャ・イーンと言わせたりしてるのが謎。

「雪女 裸」

これは謎だなあ。何でこれでうちに飛んでこられるのかな。

「新車情報本田技研工業レジェンド」

僕は確かにかつて新車情報見てましたけど、レジェンドの回は見た記憶も書いたこともないなあ。ちなみに、今度新型レジェンド出るらしいですよ。3モーターで。

「黒ゴマ 藤岡弘」

これは気になるよねえ。藤岡弘はバリバリ食ってたからねえ。それで髪の毛フサフサだもんね。

「逆付け マクロ 近過ぎ」

リバースリングのことですね。確かにあれを使うと近すぎるけど、こういう検索ワードは予想外。

「ヴェゼル色なにがいい?」

最近CMで白いのを見ますが、やっぱり青かな。白は膨張色だから、元々でかいのに、余計に大きく見えます。

「フィット3 RS CVT」

なにげに商談が進行中ですよ。納車されたら、また曖昧かつしつこいレビューを書きますよ。

「万年筆 肘を使う」

肘使うかなあ? 手首は使うけど。万年筆って、きちんと紙に手首から手のひらの小指側の側面をつけないと書けないんだよね。だから、ロディアとかで立って筆記が非常に難しい。

「日本シリーズ 坂本 村田」

あのトリックプレー失敗を未だに気にしている人がいてくれて嬉しいです。多分貴方とは気が合います。

「初代ホンダフィットエンジン評価」

音は綺麗。吹け上がりもまずまず。VTECが2バルブと4バルブの切り替えだけだったけど、4000回転を超えるとドバッとパワーが出てるような気がしましたね。

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「軍師官兵衛」第42回「太閤の野望」の感想

2014-10-20 00:09:16 | 大河ドラマ
いよいよ朝鮮出兵。名護屋城は今までとは雰囲気の違うセットとCGを組み合わせたものだった。広間の人がいないほうはCGだよね。たぶん。

無謀無謀と言いつつ立派な城はしっかり設計してる官兵衛。大河の官兵衛の人物像と、史実の官兵衛の業績が食い違ってる感じ。あのへんの町割りなんかは、官兵衛と三成の共同作業なんだよね。ほんとは。

茶々が「私はまだ若うございます」と言う。まだ子供埋めますよと。エグいねえ。ちゃんと「エグ」だけカタカナに変換するPoBoxグッジョブ。

夜、暗闇の中で茶々が三成に「殿下の世継ぎを産みまする。それが私の戦」と宣言。青いライトを下から軽く当てたりして、非常に意味深だった。鶴松も、秀頼も、三成の子だったのか?

しかし、人工受精の技術のある現代ならともかく、このドラマの三成と茶々が密かに子作りするとは思えないんだよなあ。雰囲気的にも違うし。

で、第二子解任で喜ぶ秀吉。心当たりがあるから喜ぶわけで、秀吉も茶々といたしているわけで、せいぜい三成と秀吉どっちの子かわからん、という程度ではないかと。

朝鮮戦線は、日韓関係に配慮して図解とナレーションだけかと予想していたのだが、意外に見せてくれた。セットは窓の格子などだけ部分的に朝鮮ふうにしたもの。漢城と雑然とした道端、船の中くらいで、ここは朝鮮だとナレーションが入って初めて、そうなのねと分かるレベル。もっと空気感や光の具合を変えて欲しかった。

突然登場した宇喜多秀家が総大将。もう少し前から見せてくれないと。普通に見てたら、あきらかに小早川隆景のほうか適任だよなあ。

小西行長はヘタレすぎたが、史実では平壌まで攻め込んでいる。功を焦ってるような加藤清正は、史実では朝鮮半島東海岸を縦断して、現在のウラジオストクのほうまで侵攻している。それを、ショボいスタジオセットとナレーションと「漢城を守る派VS.明まて攻める派」の口喧嘩なんかで表現されて、スケール小さいなあと思った。

三成に頼まれて帰国した官兵衛、秀吉に滅茶苦茶叱られた。三成の頭の下げ方が絶妙で、僕もこれはマジで頼んでるなと思ってしまった。官兵衛のことを批判できない。


今までで一番おっかなかった秀吉。


恐ろしい男と呼ばれた三成。

今週は、この二人のダークサイドが光る回だったが、予告の官兵衛改め如水のツルツル頭に全部持っていかれた。もちろんカツラだろうけど、ジャニーズのタレントが、あの頭でテレビに出るなんて画期的なことだ。たぶん。

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