曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

京アニの放火事件で考えたこと

2019-07-23 18:41:41 | 社会



京都アニメーションの第一スタジオが放火され、34人がなくなった。

最近、中国のアニメがすごくなってきたという話をよく目にするが、その度に僕は「日本のアニメと比べたら20年は遅れてる」と苦笑する。そのとき、僕の念頭にある「日本のアニメ」は、だいたい京アニの作品群だ。

僕はアニメを制作会社で選んだりしない方なのだが、京アニだけは別だ。興味を惹かれないタイプの作品でも、京アニなら見てみる。具体的には「たまこまーけっと」や「境界の彼方」がそうだった。

昨年は「リズと青い鳥」を、今年はレビューを書かなかったが「響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ」を劇場で見た。これらは見たいタイプの方。

昨年は宇治のユーフォ聖地巡礼を敢行。第2スタジオと京アニDoショップにも行ったし、宇治駅前の本社も見た。

そんな僕なので、今回の事件には大きなショックを受けた。怒りと悔しさで18日は仕事にならなかった。

アニメーションは日本の文化・芸術で最も世界的に受け入れられているものだ。そのトップメーカーの精鋭が34人も亡くなるなんて。京アニには何の落ち度も責任もないのに。

頭のおかしい人間が、死刑を恐れず襲撃してきたら防ぎようがない。青葉真司は意識不明の重体だそうだが、おそらく「勝った」と思っているだろう。俺はやってやったぜと思っているだろう。この手の勝手な思い込みによる犯行を抑止するには、今の刑法はぬるすぎる。抑止できてない。最近でも登戸の事件があったし。

勝ったと思ってもそのあと地獄が待っていることを、この手の犯罪予備軍に認識させなければ抑止にならない。狂人の身勝手な殺人の場合は、同じ死刑でも、やったことを後悔するような死刑にする、と。例えば執行の日まで毎日爪を一枚ずつ剥がすとか。そうでもしないと、また今回のような事件が起こる。

テレビ各局の報道も気になっている。京アニの紹介をするのに、いつまで「ハルヒ」「けいおん!」「らき☆すた」なのかと。情報が古すぎる。せめて「氷菓」「ユーフォ」くらいは紹介してくれ。

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ホンダ・ヴェゼル(ガソリン)ロングテスト2 省燃費運転

2019-07-16 16:32:54 | クルマ
僕は普段から燃費のいい運転をしようとはしない。ヴェゼルの場合、東京近郊のチョイ乗りだと12.8~13.4km/Lくらいである。7割がたアイドリングストップ禁止。10割が非エコモードである。

同じ条件なら一般的なドライバーよりは燃費のいい運転をしているという自負があるが、エコ装備を使ったらヴェゼルの燃費はどうなるのか気になったので、テストしてみた。

ヴェゼルを買って初めてエコモード(葉っぱマーク)ボタンを押した。常時オン。アイドリングストップは基本オンで、右折待ちだけ禁止。エアコンオフ(これは大抵オフなのだが)。

コースは信号多め、渋滞あり、登坂あり、踏み切りあり、流れのいいアンダーパスあり。駐車も二回。東京近郊チョイ乗りの典型的なパターンだったと思う。

結果は、19キロほど走って15.3km/L。我ながらなかなかだが、駐車後の発進時に二回とも14km/Lを切りそうになり、戻すのが結構大変だった。



軽バンに煽られたときも、じわじわ加速で凌いだり(性格的に速度を維持して詰まらせたりはしない)、黄色になっても無理せず止まったり。たった19キロだが、忍耐力を結構使った。が、前のフィットRSより重くてでかいのに、我慢すればまずまずの燃費が出せることに満足した。

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2番最強打者論を自分で検証してみた

2019-07-06 21:37:24 | スポーツ

ここ数年、プロ野球界隈で「2番最強打者論」みたいなのが語られている。最強打者は4番、主砲は4番という考えは間違いで、統計学的サイバーメトリクス的には2番に置くのが正しい、的な理論である。スポーツを数学的に考えるアメリカから始まったのだと思うが、ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーターが2番で活躍したあたりから日本でも知られるようになった。

「2番打者には強打者を… よく聞く説の根拠とは?」(Full-Count)

だが、2番最強打者論には保守的な評論家(江本孟紀とか)や保守的なファンからは懐疑的な意見も聞かれている。僕も「初回以外でも2番だと打席に入った時に走者が溜まっていないだろう」「なんか主砲が2番だと軽い」というイメージを持っている。

しかし、今年のジャイアンツは坂本勇人を2番に置いて現在首位独走中である。結果が出ている。

確かに3番丸、4番坂本、5番岡本より2番坂本、3番丸、4番岡本の方が収まりがいい気はする。ていうか怖い。

うーむ。

というわけで、パワプロ(Vita版2018)のマイライフでスワローズの最強打者をやっている自分を使って「2番最強打者論」について検証してみた。例によって曖昧かつ適当な感想を述べるだけなんだが、一応数字も出す。具体的には、今やっている2025年シーズンの途中から10試合、自分が2番に入ってみてプレイし、実際に2番に置かれた最強打者がどう考えるかを身をもって体験してみる。4番だったシーズン前半と、2番だった10試合の数字も何となく比較する。

検証直前、2025年前半スワローズの典型的オーダー。開幕から1番に村上君が座るという攻撃的なオーダーであるが、2025年の村上君は少し調子が悪い。昨年までは3番だった山田哲人が5番に回り、5番だったイベント新外人ミゲルが3番に上がっている。

検証前のチーム内打撃ランクの重要と思われる部分。

検証前(2025/6/28)の順位表。ぶっちぎりで首位。この時点でチームは11連勝していた。

検証前のチーム打撃成績。

僕のスペック。自分の打席だけでなく、前後の打者のときも相手投手の能力を下げる「威圧感」が今回重要かも。

2025年でもしぶとく指揮を執る小川監督に2番への配置転換を直訴。自分以外の打順は頼めない。試合中の采配ももちろんそうだが、マイライフは自分の行動以外は監督任せである。

その日、ナゴヤドームでの中日戦のスタメン。1つずつ打順が上がり、同期の盟友・奥居紀明が5番に座った。

とりあえず検証最初の試合は猛打爆発で12連勝を飾った。

神宮に移動しても順調に連勝を伸ばしたが…

二死二塁、ニ走村上君という今回の検証での典型的なシーン。

結果。その5回裏は僕がタイムリーを放って同点に追いついたが、ドラゴンズのリリーフ陣にかわされてなかなか追加点を奪えず、僕とは関係ないところでサヨナラ勝ち。ミゲル、山田が序盤に出塁しているので、その後ろに自分がいたら、と思わないでもない。

僕自身はまずまず好調。検証期間終盤に35号を放ってベンチで祝福を受ける。

で、検証後の打点・得点圏周辺の成績。

検証後の順位表。10試合で8勝2敗。連勝は18で止まってしまったのだが、マジック43が点灯しているw

検証後のチーム打撃成績。

で、2番を打つ最強打者としての感想は…

意外にチャンスで回ってくる

村上君が1番タイプではないので、無走者で回ってくるんじゃないかなあと思っていたのだが、案外チャンスで打席が回ってきた。二塁走者が投手、一塁走者が村上君のときは、足の遅い投手を還すには俺みたいな長打力がいるなあ、と思ったりした。

狙うかどうか迷う

僕は一応主砲なので、二死無走者だと「強振」にしてホームランを狙う。2番だと一死無走者での打席が多く、出塁重視でいくか、ホームランを狙うか迷って結局軽打したことが何度かあった。ミート重視ができない最強打者だと二番は務まらないかも。

誰が俺を還すのか

出塁率が高く、二塁打が多い自分を誰がホームに還してくれるのだろうと塁上で漠然と思った。鈍足のスラッガーならともかく僕は走力Sなので、ワンヒットで生還できる。今までは「無走者から4番藍間二塁打、5番山田二塁打で1点」の速攻がスワローズの武器だったのだが、それがなくなった。

↑二死なので、シングルヒットでも、三走の村上君はもちろん僕も生還できる。だが、後述するようにミゲルの得点圏は…。Full-Countの記事では、4番に回る時は得点率が低い二死が多いとあったが、実際には二死は得点しやすい。打者が打った瞬間スタートを切れるから。

数字的な検証

検証前のチーム総得点は74試合で358点だった。1試合平均4.83点だ。検証期間の10試合で58点取ってるので、得点力の数字だけ見ると2番最強打者の効果はある。

個人の成績の検証前・検証後も見てみよう。

藍間

打点69→86(+17)1試合平均0.93→1.7

得点圏打数81→88(+7)1試合平均1.09→0.7

得点圏安打36→40(+4)1試合平均0.49→0.4

ミゲル

打点55→62(+7)1試合平均0.74→0.7

得点圏打数72→83(+9)1試合平均0.97→0.9

得点圏安打19→20(+1)1試合平均0.26→0.1

山田

打点67→73(+6)1試合平均0.91→0.6

得点圏打数88→95(+7)1試合平均1.19→0.7

得点圏安打40→43(+3)1試合平均0.54→0.3

奥居

打点33→38(+5)1試合平均0.45→0.5

得点圏打数89→101(+12)1試合平均1.20→1.2

得点圏安打23→27(+5)1試合平均0.31→0.5

目につくのは僕の得点圏打数。2番に入ることで減っている。なんと、10試合で7回しかチャンスで回ってきてない。おかしいなあ。

それなのに打点は大幅に増えている。連勝中で緊張感があり、打席で集中できていたからかも。得点圏打数が減ってるのに打点が増えてるのは、走者村上くんのみ一塁においての長打ではないかと。村上くん足速いから還ってくるし。

あと、ミゲルの得点圏打率ね。1/9だぞ。全く打ててない。僕がいくら二塁打を打っても得点になっていない。が、彼は検証期間に4ホーマーを放っているので、チームの得点数増加には貢献している。

奥居が6番でも得点圏打数が多かったのには驚いた。山田も二塁打が多く、盗塁も多いからだろう。その山田をきっちり返せているとは言いがたい。期間中は5/12なのでまあまあだが。

結論?

実は検証後も少し2番に居座ってみたら、大量得点の試合が続いた。やっぱり、下位打線が出塁して上位に回ってくるときの回転力みたいなのは、僕が2番にいることで、かなり上がっているように感じる。

パワプロには前年活躍したクリーンナップの三人がクリーンナップに入ると、三人の調子が1段階上がるという仕様がある。僕が2番なことで、その効果は発動しなくなったわけだが、得点力は落ちてない。二番最強打者論は、それなりに効果があるかもしれないと言わざるを得ない。

まあ、そろそろ監督に電話して戻してもらう(お任せにする)けどね。


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