曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

タリーズ THE ICEを飲んだ

2015-06-27 19:27:02 | グルメ
普通に美味しい喫茶店のアイスコーヒーって感じ。他のタリーズ缶と同じ豆の味。甘味がちょうどよい。夏の缶アイスコーヒーではベストかも。


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S660をシェアするという妄想

2015-06-24 22:52:27 | クルマ
先日、ホンダ・S660を試乗したとき、営業マンに「こういった車に乗る機会はそうそうないでしょうけど」と言われた。話の流れ的には「マイカーとして乗ることはない」という意味だったのだが、僕には試乗する機会もなかなかない、という風に聞こえた。

どちらの意味でもS660は難しい車だ。

車には、「速く目的地まで移動する」「中でくつろぐ」「雨風をしのぐ」「寝る」「食事する」「引っ越しの荷物を運ぶ」「家族旅行する」「買い物に行く」など、いろいろな機能があるのだが、S660には「運転を楽しむ」以外の機能がない。特に荷物が全く積めないのが痛い。実用性は、ほぼゼロと言っていい。

もし僕が今独身で、200万円前後のクルマを買うとしても、ノイローゼになるほどS660にするかどうか迷って、やっぱりフィットRSにすると思う。S660にはかなわないが運転は結構楽しめるし、そこそこ速いし、燃費いいし、ひとりなら車中泊できるし、たくさん荷物を積める。

営業マンとも話したのだが、S660はセカンドカーでしか持てない車なのだ。いや、これ一台でやっていくという勇者もいるだろう。わかる。すごくわかる。僕も無鉄砲だった20代のころならそうするかもしれない。しかし、車の楽しさは運転の楽しさだけではないのだ。快適に遠くへ行ったり、道の駅で寝たりするのも楽しさのうちだ。

だが、困ったことに、運転の楽しさで言えばS660は世界一なのだ。断言してもいい。

もっと高いスポーツカーはいくらでもあるが、おそらくS660には勝てない。なぜかというとS660は小さいからである。

S660を運転していると、自分と車が周囲より小さいことに不安になる。自分だけ1/2スケールみたいな、逆ガリバー状態というか。視点が低いので道幅が広く見える。遠くまで見通せない。ガードレールで遮られて、コーナーの先がわからない。この感覚を言葉で説明するのはすごく難しいのだが、ラジコンカーに乗って、ショッピングセンターの中を走っているような感じ・・・かな。人に踏みつぶされそうになったりして怖いんだけど、ハラハラドキドキである。

そういう感覚は、フェラーリやポルシェのサイズでは味わえないだろう。乗ったことないけど。コペンは同じサイズだが、FFなので運転の興奮度、マシンへの偏愛度、実用性のなさ=道楽度で劣る。いや、きっと楽しいんだと思うけどさ。

というわけで、実用性がゼロなため、S660を所有する可能性はほとんどない。ないんだけど、あの興奮が忘れられない。時々でいいから、また運転したい。

時々でいいから運転したい…? 有志で分担して持てばいいのでは? つまりカーシェアリング?

さっそく、カーシェアリング各社を調べたが、当然S660はない。タイムズがアウディA1やBMW MINIを貸しているが(それも結構安い)、そんなんじゃないんだ。いや、それもいいけど、俺はS660しか見えないんだ今は。

レンタカーなら、野田市の「おもしろレンタカースポーツ」にS660があるようなのだが。

http://www.omoshiro-rentacar.com/

ネットで30人くらい集めて皆で1台買うとか、そういう動きはないかしら。

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ホンダ・S660を試乗した

2015-06-21 02:35:07 | クルマ
ホンダカーズ某店にS660が入ったという情報をゲットし、早速電話してみた。ホンダカーズ東京中央のサイトの試乗車一覧ページには2台のS660が存在するが、それらとは違う車両だから、試乗希望者が殺到して3時間待ちとかにはならないのではないか、と思ったのだ。

電話に出た女性に試乗したい旨告げると、しばらく待ってから、いつでもお越しくださいと言われた。やはり試乗予約がいっぱいということはなさげ。

指定時刻に某店に到着。試乗云々の前に空いている。僕以外に二人しか客がいない。

試乗車はプレミアムビーチブルーのアルファでCVT。モデューロのフロントフェイスキット付き。晴天だったが、ルーフを付けた状態での試乗だった。僕は妄想の中では無限のハードトップを装着しているので、そのシミュレーションとして好都合。



乗り込むのに一苦労。ルーフがなければまだ楽なのだろうけど、車高が低いから開口部の天地も狭く、身をかがめながらステアリングとシートの間の狭い空間に足を通して突っ込み、さらに前方に投げ出すという。靴底の汚れがシートに付かないように乗り込むのは難しいと思う。

運転席は意外にゆったりしていると書く評論家もいるが、そんなことはない。普通の軽と違って助手席との間にセンターコンソールがある分、各自の領土の横幅が狭い。シートベルトを受け口に差し込むのも隙間がぎりぎり。僕は太っていないのだが。



足を投げ出す運転姿勢なので足元は狭くないが、シート周囲の前後の余裕はまったくない。インパネが顔に近い。フロントガラスも近いし、コクピットはものすごく窮屈だ。スポーツカーというよりレーシングカーみたい。

意外にロングドライブもイケるという評価があるが、狭すぎて身動きが取れない・姿勢を変えられないので、尻や背中が床ズレ状態になりそう。それでも圧倒的に運転が楽しいから耐えられる。と言いたいところだが、夏の国道134号線(湘南)の大渋滞で2時間ハマったりなんかしたら辛くて発狂すると思う。それくらい狭苦しい。

持っていた小さなショルダーバッグを置く場所がなかった。助手席の営業マンが持ちましょうかと言ってくれたのだが、遠慮した。が、センターコンソールの缶ホルダー付近は平地が狭すぎて転げ落ちてきそうだった。やむを得ず、太ももの下の床に置いた。

では発進。シフトレバーが硬い。ブレーキべダルも硬くてストロークが短め。アクセルは普通。縁石を降りるときにシャシーが歪まない。サスペンションの伸縮だけを感じる。

噂どおり小さなステアリングだが、室内が狭いから小さくしたのだろう。この狭さで普通サイズのステアリングだと乗り込むことができない。現状でも、膝をちょっと曲げるとステアリング下端に当たる。D型にしたのは正解。

視点が低い。道幅が広く見える。普通のクルマの横腹が自分の顔の高さだ。前を走るトラックの荷台が見上げるほど高い。焼けたアスファルトの熱気の中を走っているような気がする。上前方の視界があまりなく、全体的にも視界が広いとはいえない。室内は明るいとは言いがたい。狭苦しいシートから狭い景色を見ながら路面を這うように走る車を運転する。レーシングカーってこんな感じなんだろう。50キロで走っていても市街地レースやってる気分。評論家達は、これを楽しいと言ってるのだろう。僕も楽しかった。

窓を閉めてエアコンをかけていたが、5分も走るとアイドリングストップするようになった。停止時はそうでもないが、再始動は大きめのショックがある。人によって慣れられるかどうか微妙な大きさのショックなので、CVTを買う人は試乗でよく確認したほうがいい。

違反しなければ踏んでもいいと営業マンが言うので、スポーツモードにしてガツンと踏んでみた。なかなか鋭いレスポンスでぐんぐん加速。CVTでもダイレクト感ある。トルコンの滑りもほとんどない。リアウインドウを開けるとカラカラ/ヒューンというターボ軽自動車の音がした。ブローオフバルブのプシュ~音は、するけど恥ずかしいほど大きな音でもない。意識していれば聞こえる、という程度。もっとわざとらしい音なのかと思っていたが。

窓を閉めると、いまどきの静かな車だ。静かに走りたいときと、メカの鼓動を味わいたいときと、選べるのがいい。開けると、エンジンが回ってるぞ!一生懸命走ってるぞ!という感じがする。最近の静かな車だと、いつの間にか着いていた、運転した気がしない、なんてこともあるが、S660で後ろを開けて走ると、人車一体がんばってようやく目的地に着いた、という達成感を味わえそう。

リアの窓の開度で、聞こえるエンジン音のボリュームが劇的に変わる。真ん中まで開けて、メカを感じつつ同乗者との会話も楽しむというやりかたもあり。

駆動輪ではないタイヤで舵を切っている雑味のなさは、僕が運転したことのあるどの後輪駆動車よりもよくて、すっきりしていた。軽くもなければ重くもない。敢えて言えば、軽自動車で前にエンジンがない割には重いかな、という感じの回し具合だった。要するに、パワステのアシストがちょっと弱め。たぶん意図的に。

あんまりタイトなコーナリングがないコースだったので、性能の全部を体験できてはいないのだが、思っていたほどシビアな旋回性ではなかった。センター付近の遊び、曲げ始めの反応など、フィット3 RSと比べて3割シャープという程度。万人受けする適度な味付け、安全なセッティングだと思った。アジャイルハンドリングアシストの作動は、よく分からなかった。

パドルシフトの具合はフィット3 RSと同等。操作から遅れず、すばやくギアチェンジしてくれる。エンブレの効きはフィットより強い。インパネが近いのでスポーツモードボタンに手を伸ばしやすく、アイドリングストップしたくないときのモード切り替えはやりやすそう。

ルーフは外から触るとゴワゴワしてて、硬い繊維で編んであるなと思ったが、中から触ると柔らかかった。骨もカチカチではなく、意外に撓るかも。積雪にも耐えるという話だが。

外から見てもかっこいいサイドミラーは、運転席から見てもかっこいい。細くて尖っている。が、やはり天地が狭くて見やすくはない。車両感覚が掴みやすいので駐車場では困らないが、車線変更は気を使う。面積が狭いのをカバーするためか、広角気味になっているようで、後ろの車が一般的なサイドミラーより遠くに見える。

後方視界は予想通り悪い。エンジンフードの峰の間から覗く感じ。小さな逆台形の景色+左右がちょびっと、しか見えない。車体が低いので、後下方の死角に隠れる何かがあることはほとんどないと思うけど、後ろの車の運転手がどんな人か、なんてのは分かりにくい。

・ ・ ・ ・ ・

帰路、自分のフィットを運転すると、視点が高くて笑ってしまった。運転席が無駄に広くて大型車を運転している気になった。試乗中、S660のハンドリングはそれほどでもないなと思ったが、フィットのは比べるとものすごくマイルド、あるいは大雑把だった。自分の感覚なんてアテにならないなと思った。

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新型シビック・タイプRと米国のシビック・クーペ

2015-06-20 00:07:34 | クルマ
6月18日、ホンダ・シビック・タイプRが5年ぶりに復活するというニュースが流れた。ニュルブルクリンクでルノー・メガーヌRSが持っていたそれまでのFF最速記録を破るなど、前からちょいちょい情報が聞こえていたので、車好きにとっては来るものが来たという感じで驚きはない。

この新しいタイプRは、ヨーロッパで販売している5ドアハッチバックのシビックがベースになっている。ホンダとしてはシティ以来の?本格的なターボエンジン、310馬力はすごいとは思うが、エアロパーツの見た目がハードすぎる。あれでは葬式に行く時に使えない。



多分一番叩かれているのは、500万円を超えると言われている価格だ。シビックといえば、僕の中では貧乏な若者が弄り倒して峠に持っていくイメージなのだが、とてもじゃないが若者が所有できる値段ではない。前のタイプRユーロもそうだったが、経済的に余裕のある50代以上のおじさんが本当のターゲットなのかなと思う。

しかし、お金があっても相当なタイプR好きじゃないと買わないんじゃないか? 500万円あれば、同じような性能とサイズで葬式にも乗っていける輸入車がたくさんある。

例えばアウディ・S3などは葬式に行くにはもってこいの品がある車だ。285馬力でクワトロシステム(四輪駆動)搭載だ。やや見た目が派手だが、メルセデスのA250シュポルトも同価格帯のハイパフォーマンス車だ。最近四輪駆動になったし。派手でもスリーポインテッドスターが付いてるので、なんとなく公的な場でも許される気がする。

地味な方がいいならフォルクスワーゲン・ゴルフGTIという選択肢もある。GTIといえば要するにVWのタイプRなのだが、知らない人には普通のおとなしそうなゴルフに見える。シートは地味すぎるチェック柄だし。もっと上にはゴルフRという究極のも500万円台だが、ゴルフでそんなに高いのを買うなら他にもっと上級の車がある。という新型シビックRと同じ思考にハマる。

要するに、ゴルフRも新シビックRも、本来の車格より価格が高すぎるのだ。

閑話休題。

新シビックRはイギリスで作っている欧州シビックのスパルタングレードだが、アメリカには別のスパルタンシビックがある。北米でずーっとベストセラーのセダン型シビックを2ドアにしたクーペに、アコードと同じ2.4リッターのK24エンジンをぶち込んだシビック・Siクーペだ。車体に比してエンジンが大きすぎてフロントヘビーなんじゃないかと心配になるが、アメリカではかなり人気だ。YouTubeで検索すると試乗動画が大量にヒットする。

人気の秘密は、おそらくデザインだろう。前期型は、やる気のないデザインのグリルと初代インサイトのを移植したかと思うほど古臭くてどっかで見たようなヘッドライトで不評だったらしいが、それが返ってよかったのだろう。後期型は相当に気合を入れてデザインしたのか、文句の付けようのないかっこよさだ。はっきり言って現行のホンダ車の中で一番いいデザインだと思う。



クーペにしてはキャビンが前よりかな~と思わなくもないが、そのアンバランスさがアグレッシブな雰囲気を醸し出しているような気がする。サイドのキャラクターラインがボディの一番後ろまで斜め上に向かって一直線に走り、長い車体後部をシャープに見せている。

グリルは最新ホンダ共通の吊り目を黒いアクリルグリルなどで繋げる「ソリッドウイングフェイス」だが、これもこのシビックで完成したな、と思うほどうまく行っている。フィット3は最初に見た時も、自分で買った時も、なんかやり過ぎ、とか、解釈をやや間違えたガンダム、とか思った。ホンダのグローバルデザインダイレクター南俊叙氏が「このデザインについてこられない人は遅れてる」みたいなことを言っていて、ちょっとムッとしたりもしたが、北米シビック後期型の顔を見て納得した。ホンダがやりたかったのはこの顔か!と。それ以降、フィットも何となくかっこよく見えるようになった。

北米シビックのSiクーペは約250万円だ。かつてのシビックほど軽快じゃなさそうだし、ボディも長いけど、新型タイプRよりは、こっちのほうを持ってきたほうが皆喜ぶんじゃないのかなあ。Siじゃないクーペは、エンジンが1.8リッターのR18(うちにあったストリームと同じだ)になるけど、200万円以下でも買える。見た目の違いはウイングがないことくらいで、カッコよさは変わらない。

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パイオニア 楽ナビRZ09の全データ+その他更新

2015-06-14 23:51:57 | クルマ
パイオニアのカーナビ用地図データ更新(マップチャージ)の、2015年5月分配信が始まった。圏央道の開通時期が遅れて6月スタートとなったが。

さっそく楽ナビRZ09のデータを更新したのだが、これがえらい面倒な作業だった。

ユーザー登録から始まって、PCソフト「ナビスタジオ」のインストール。16GBのSDメモリーカード購入。そのカードをナビに読ませて登録。ユーザー登録では、郵便番号を入れて住所を呼び出せるのだが、送信ボタンを押したら半角数字があると言われた。全角数字は自動で入った住所に含まれていた。どうにもユーザーインターフェイスがスムーズではない。

登録したSDカードを刺した状態でナビスタジオを起動すると、自分のナビで更新できるデータが一覧表示される。数MBまでの細かいやつはすぐだが、大物の「全データ更新」は予約が必要。容量は7.9GBだったかな。

予約ってからには混んでるのかと思いきや、翌日から空いていた。なぜか6/22だけ予約不可だったが。

とりあえず小物のダウンロードを行なった。ダウンロードしたデータは、勝手にSDカードに入ってくれる。

予約時刻ぴったりに起動したら、まだ駄目だった。3分くらいたってからダウンロード可能に。ボタンを押すと勝手にブラウザが立ち上がる。小物と違い、ナビスタジオでなくブラウザ経由で落ちて来るらしい。うちのネットワーク回線は不安定かつ低速で、5時間以上かかると表示された。放置して、寝る前に見たらDLのほうのメーターが0%に戻っていた。一瞬焦るが、たぶん分割して落とす第1部が終わり、第2部が始まったところなのだろう。Windowsの制限的に、1ファイル2GB以下だろうから。コントロールパネルの電源オプションでスリープをなしにして人間はスリープ。朝起きたらダウンロードは完了していた。

車のエンジンをかけ、全更新データと小物データが入ったSDをナビにセット。ナビが再起動し、システムの更新が始まった。だが、この更新は3分ほどで終わった。大物の更新をしてもいいかと訊かれるので、はいと答えるとまた再起動し、今度は1時間30分かかると言われる。

自宅マンションの駐車場でエンジンをかけて停めておくのはまずいので、ドライブしながらの更新となる。その間、ナビ機能は使えない。アップデートのメーターと残り時間だけが表示される。途中でエンジンオフ(電源オフ)しても、次のエンジンオンで続行すると表示されているが、なるべくなら一気にやってしまいたい。

ところが、トイレに行きたくなった。次の全データ更新の時の為に、一時中断しても大丈夫なことを今日確認しておけばいいのではないか、さらには、ブログのネタ的にも一時中断しても大丈夫なことを報告したい、と思い直し、残り17%で某ホームセンターに緊急避難。

再スタートすると、普通に続きが始まった。残りの1%がなかなか終わらずヤキモキしたが、無事に終了。

更新されたナビを見ながらいろいろ試してみたが、とりあえず変化がわからない。一番不満だった別の地点を表示したときの「ここへ行く」メニューが邪魔だ問題は解決されず。スクロール速度も変わらず微妙にもたつく。新しい道路が反映されているのだろうが、自分の行動範囲ではそういうのがなくて確認できず。ただ、無駄な施設アイコンが出なくなったような気がしなくもない。


最初の更新。すぐ終わって拍子抜けした。


これが本命の更新。所要時間は、ほぼ表示通りだった。


途中でエンジンを切って中断しても、きちんと再開されることが確認できた。

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