曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「真田丸」第34回「挙兵」の感想

2016-08-29 21:10:13 | 大河ドラマ


家康襲撃失敗の後、三成が挙兵するまでの話。

なのだが、まず加藤清正、福島正則らが打倒三成で挙兵しかける。史実的には名将っぽいけどこのドラマでは嫌なヤツとして設定されている細川忠興も加わっている。

その情報を信繁にもたらしたのはきりだった。

信繁「助かった!」
きり「わたし役に立ってる?」
信繁「たまに!」

きりは、寧さんが出家するので細川家に移籍しようとしていた。細川ガラシャに、三成のところに想い人がいるのではないか?と訊かれて肯定している。やはり信繁のことは好きらしい。

信繁は三成にはるのことを「あの女は苦労する」と言われたことが前から気になっていたらしい。三成がはるに筆をプレゼントしたら勘違いされたことがあるとか。「有り体に言えば、あれは私に惚れていたのだ」そうだが、なんとなくムカついた視聴者は多かったのではないか。大坂篇は、信繁は狂言回しに過ぎず、ほぼ三成が主人公的に描かれていると言ってもいいと思う。堀北真希のことがなければ、もう少し三成を応援できたかもしれない。

いろいろ掛け合ったが、茶々も非協力的で、信繁は家康に協力を求める。しかし、何事も合議で決めることになってるからのお、と困った顔をする内田聖陽が、本物の家康の肖像画(信玄に負けたあとのしかみ像ってやつね)に似てた。なるほど、そういうキャスティングなのねと感心したわ。家康といえばフランキー堺のイメージなので、なんで内田聖陽なのかなと思ってたんだよね。

家康のお陰で清正・正則らの襲撃はなくなったが、三成は蟄居することに。今生の別れだとか言われて、信繁はぐっと来ちゃってる様子。幸村を主人公に据える以上、真田信繁があんまり愛されていないキャラの石田三成に味方した理由を説明しなきゃならないのが、このドラマの難しかったところだと思うのだが、まずます納得の行く雰囲気になってるのではないかと思う。困ったことに信繁は三成のことが好きらしい。豊臣家になくてはならない人物である、という以上に。

なので、家康にスカウトされても薄笑いを浮かべて断固拒否できるのだった。三成を追放した大悪人たからね。

そしていきなり一年が過ぎ、覚醒した上杉景勝が直江に長い手紙を書かせ、家康は上杉討伐に向かう。真田昌幸は家康の側面を突いて信玄の領土を奪還する気でいる。信幸も「真田安房守の嫡男だから」とりあえず三成側。来週の「犬伏」で徳川に付くのだろうけど。

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地球バス紀行 ~ インドの村は村じゃなかった の巻

2016-08-27 20:58:56 | テレビ・映画
録画しておいた地球バス紀行「ジャイプル発マハラジャの夢めぐり」(8/18放送)を見た。
インド北西部のジャイプル周辺をうろうろしてからパキスタンとの国境に近い城塞都市ジャイサルメール+αまでの旅。


ピンク色の建物で有名。


この地方独特の「ブロックプリント」を作っている村を教えてもらったが…。


サンガネール村(人口57万人)

そんなに人口が多かったら村じゃねーよ。
番組内の距離感的にもジャイプルの都市圏内って感じがしたな。


この模様、全部スタンプで押したものなんだぜ?!
一発勝負っつーか、一か所間違えただけで布地が全部パー。単純だけど難しそう。


ジャイサルメールまでは遠いので、なんと寝台付きのバスが登場。1階の進行方向左側と、通常なら網棚のところが個室寝台になっている。夜行バスってのはあるけど、寝台バスってのは初めて見たかも。

脚本の問題だと思うけど、宮野真守はキャラクターを可愛く作り過ぎかも。セリフの頭にいちいち「アハッ!―」という感嘆笑いが入るのが若干鼻につく。

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カルビー「ポテトチップス・クリスプ」の感想

2016-08-23 22:38:58 | グルメ
「いちごポッキー」が有名だが、北海道は食品の先行試験販売が多い。

僕は先日まで北海道に帰省していたわけだが、カルビーのポテトチップス・クリスプなる新商品が先行販売されていた。CMも先行放映(しかも結構ヘビーにかかる)されていて、嵐の相葉雅紀が「知らない?じゃ、覚えて」と言っている。



郷里の某スーパーで発見。さっそくうすしおとコンソメを1つずつ確保した。

ニュースリリースによると、22日から東北・信越エリアでも販売が始まったらしい。



容器はチップスターの標準サイズに慣れた手には一寸短め。



食べた感想。どっちも味薄め。チップスがちょっと厚い。歯触りがやや粉っぽい。
正直言って、チップスターの方がおいしいと思う。チップスターそっくりなのに。

カルビーのポテトチップスは、素材の形状を生かすというか、ジャガイモを極薄にスライスしたものをそのまま揚げている。油の軽さとか、下にダイレクトに来る塩がおいしいのに、それらを全部捨ててまで(従来のも普通に売ってるんだから捨てたわけじゃないが)チップスターの真似をする意味があったのだろうか。個人的にはチップスターと普通のカルビーポテトチップスなら、断然後者の方がおいしいと思っている。チップスターも嫌いじゃないけど。

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「真田丸」第33回「動乱」の感想

2016-08-21 23:56:39 | 大河ドラマ


家康襲撃を計画する石田三成と、それを迎え討つ徳川家康の、どちらがたくさん仲間を集められるかの戦い。まあ、結果は見なくてもわかるのだが。三成全然人望ないから。

唐突に江雪斎再登場。北条氏が滅んでから各地を放浪して、今は金吾中納言(小早川秀秋)に仕えているという。

小早川秀秋は寧さんの甥であり、豊臣家の親族で、一応石田陣営。なので、三成の計画に関わっているのだが、江雪斉にも気軽に秘密を話しているのか、そっちから家康に情報が漏れた。

本多正信は、三成の家康襲撃計画を利用しようとする。わざと大ごとにして、味方する大名を見極めようというのだった。

小早川秀秋は、毛利輝元の説得を、信繁は上杉景勝の説得を担当するが、どちらも失敗。というか秀秋は荷が重いとか言って話してもいない。彼は関ヶ原で見事に裏切って三成を滅亡に追い込むわけだが、すでにここで足を引っ張っている。

寧さんは、どちらにつくか悩む加藤清正、福島正則に、徳川につけという。その理屈が、ちょっと違うような。天下を平和にしたのは殿下で「その命に逆らうようなことをしたらいかん」とか。それなら、秀頼を守るオトナ衆の要である家康を討つのは反乱であるという方がまだ的確では?

信繁はどうしていいのかわからない。思い余ってきりに意見を求める。

信繁「お前は煩わしいことも多いが、偏りなくものを言う」
きり「ほめられてるんでしょうか」
信繁「もちろん」
きり「石田さまは、しまったと思ってるんじゃないですか? やめたくてもやめられないんでしょ(半ギレ)」

うーむ。ぐう的確。

しかしなかなか側室にならんね…。

着々と戦争の準備を進める三成軍。ついに島左近(清興/勝猛)登場。ちょっとイメージより齢を食っているが、「続・戦国自衛隊」を何度も読み返した僕としては大変うれしい。「軍師官兵衛」では、なぜか最後まで出てこなくて悲しかったから。



一応、家康のほうに顔だけ出した信幸。端のほうにこっそり座っていたが、予想通り日本一厄介な舅に見つかり、大声で紹介されてしまった。家康陣営には「黒田」も呼ばれていたが、長政は表示されず。

ブチ切れた加藤清正が、三成のところに直接来る。

三成「私はやらねばならぬ時はやるのだ」
清正「お前はそういう男ではない」
三成「俺はそういう男だ!」
清正「よっぽどなんだろ?よっぽどなんだよな?」
三成「何を言ってるのだ」
清正「振り上げた拳、どうしたらいいのか困っておるのだ」
三成「……」
清正「だったら、儂と腕相撲しようではないか」

自分で言っておきながら、清正は振り上げた拳の意味を間違ってる…。

三成は千成瓢箪の馬印を借りられず、大谷刑部も味方になってくれず、細川忠興には叱られ、結局味方してくれたのは最初からいたメンバーだけだった。「わたしがいない間、あなた達は何をしていたのだ」と言われた宇喜多秀家の顔が何とも言えなかった。仕事で成果を上げられなかったサラリーマンの顔だった。

信繁の説得で、昌幸まで家康陣営につき、軍議を仕切り始める。意見は名乗ってからというルールにより、「~で依存なし。伊達越前守正宗」「同じく。細川越中守忠興」などといちいちめんどくさかった。

突然覚醒した上杉景勝が「わしが家康を倒す」宣言をして三成を抱きしめ、ようやく三成も武装を解いた。

細川忠興がムカつく野郎だった。「紀行」で妻ガラシャと仲が良かったとかナレーションされてたけど、そうは思えない嫌な奴だ。役者の人、演技上手いね。

大谷吉継の視力が失われつつある台詞と描写あり。が、あんなに苦しむのは予想外。あの状態では、史実のように関ヶ原で暴れることはできないだろう。病気は治るが失明する、という展開になるんだろうか。

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「真田丸」第32回「応酬」の感想

2016-08-15 21:54:49 | 大河ドラマ


帰省旅行中につき、簡単に。

やはり出浦氏は生きていた。ナレーションの中でだけだが。全身大火傷で療養中らしい。

三成は朝鮮から帰ってきた加藤清正の慰労会を催すが、仕事があるので中座しようとする。

清正「お前ともっと話したいんじゃ」
三成「もう十分話した」
清正「お前と飲みたいんだよおおおおお!!」
三成「私は飲みたくないのだ!!」

その態度では友達をなくす一方だぞ三成。

勝手に伊達家や福島家と婚姻関係を結ぼうとする家康。初登場の前田利家は、前作官兵衛のと同様に、老人過ぎて使えそうもない。

家康をオトナ衆から外そうとする三成。大谷吉継は、信繁を通じて上杉景勝を動かそうとする。しかし、景勝は今回もヘタレだった。

景勝「忘れた...では済まされない...」
家康「聞こえねえんだが」
景勝「忘れた...では済まされない.........ような気がする...」
家康「はあ?!」
景勝「…何でもござらん…」

頼りにならない男だ…。

結局、儂は秀吉から直接オトナ衆に任命されたのであり、儂をオトナ衆から外すのは秀吉の意思に背くという上手い屁理屈で家康完全勝利。三成は家康襲撃というらしくないことを考えるのであった。

大谷吉継は、また頭巾化していなかったが、手が動かなくなっていた。

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