曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

iPhone 11 ProでHipstamatic 〜 GUAM HIPSTAPAKの巻

2020-09-28 07:57:00 | カメラ
9月の第一金曜日を過ぎても、すぐには新しいパックが公開されなかった。購入モードで検索すると見つかったが、説明も作例もなし。グアムパックという名前だけ。最近よくあるパターンである。

いいやもうどうせ買うんだし、とポチった。撮ってみると、所々青くベタ塗りになった。またこのバグか。正式公開版は直ってればいいけど。正式に購入欄に出たら、一度削除して入れ直しだな。

ところが、正式公開されても本体アプリがアプデされることはなく、作例も青ベタ塗りあり。そういうパックだったのか。という経緯を経て今に至る。

Hagatna(ハガニア)レンズは、公式にはクリーンサチュレーションとある。全体的に青7緑3みたいな方向にシフトし、やや露出オーバー気味。

Chamorroフィルムは太い縁でビンテージでマット。予測不能なカラーシフトとある。境界線が少しガタガタした太い白縁、薄い青緑成分ををベタ塗りにする。

Hagatnaレンズで薄い青緑部分が増えてるので、セットで使うと結果的にかなりの面積が青いベタ塗りになる。これがグアムっぽいかどうかは分からない。

Hagatnaレンズだけなら使えなくはない。爽やかな夏の早朝みたいな空気感になる。Chamorroフィルムは使い道を思いつかない。

ハガニアはグアムの州都?(グアムは準州)、チャモロはハガニアにある屋台街、チャモロヴィレッジのことだと思われ。

作例は全てグアムパックの組み合わせ。3枚目のみ、11Pro標準カメラで撮ってプロモードでエディット。









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「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の感想(ネタバレなしver.)

2020-09-22 08:55:13 | テレビ・映画
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見た。今回は舞台挨拶付きではないノーマル上映。でもまたショーショート外伝を貰えた。

とりあえずこの記事はネタバレしないように書きますが、気になる人は映画館で見てきてから、改めていらして下さい。



「劇場版」というタイトルはどうなのよ、と思っていた。「永遠と自動手記人形」だって劇場公開用作品だったし。しかし、見終わってみたら、これは確かに「劇場版」かもと思った。ヴァイオレットの全てを描き切った「ザ・ヴィオレット・エヴァーガーデン」とでもいうべき内容だったので。英語のタイトルも「Violet Evergarden the Movie」で、そんな感じだ。

この作品でやらなければならないことを、全て詰め込んでやり切った感がある。総決算というか集大成的な作りだった。ヴァイオレットの人と歴史を振り返り、今までの名シーンが適宜挿入された。テレビ各話の依頼人たちも一部再登場し、ヴァイオレットに救われた後の人生を、より良く生きていることが間接的に描かれる。

テレビシリーズ各話はもちろん、4.5話や「永遠と〜」は、全体の流れとしてはヴァイオレットの成長を描きながら、各エピソードは依頼人の物語であって、ヴァイオレットのそれではなかった。だが今作は、依頼の仕事と依頼人の人生も語りつつ、ストーリーの縦軸は完全にヴァイオレットの物語だった。彼女の届かぬ思いは?彼女の人生はこれからどうなっていくのか?の回答がきちんと出される。

特に決着のシーンは、必要充分以上の時間をとってじっくり描かれる。上映時間は多分2時間。最近のアニメ映画としては長い。長さだけでも、今作だけは絶対に妥協しないという京アニの意気込みを感じる。

冒頭、暗い夜道を誰かが歩くイメージ映像が流れる。最後に、それは歩くヴァイオレットの視点だったと分かる。数々の辛い事故、困難を乗り越えて京都アニメーションは歩き続けるのだ、という決意表明のように思えた。

最終的な着地点は同じだが、原作とは全く違う流れだった。最後の会話に一部原作のセリフが混じってる程度。原作ではヴァイオレットは30代になっても現役のドールを続けているのだが…。

依頼の仕事も映画オリジナル。原作の最終話「エバー・アフター」の「夢追い人と自動手記人形」がベースになると思っていたのだが、全然違った。本作に何か問題があるとしたら、原作ガン無視ということだろうか。暁佳奈さんが納得してるならいいのだが。

ほとんど違う展開だが、原作の下巻最終話で、ヴァイオレットの思いに決着が付く話のタイトルは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」である。タイトルは原作に倣ったと言えるかも。

加藤貴昭という人が世界設定というポジションに就いている。パンフレットのインタビューによると、テルシス文字の翻訳もしたらしい。以前、ヴァイオレットの最後の一行を考察した記事で、手紙の文章を全てテルシス文字に置き換えているという前提で、と書いたが、ちゃんと置き換えていたらしい。さすが京都アニメーション。素晴らしい。

ちゃんと終わってるので続編や次のシリーズはないだろう。キャラソンとかドラマCDとかの展開もなく、京アニに丁寧に、特別扱いされている感じの作品なので、これで綺麗に終わったのだろう。寂しいけど仕方がない。また次の素晴らしい作品を待つことにしよう。







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iPad第8世代を購入したぜ

2020-09-21 19:43:00 | デジタル関係
iPad第8世代を購入した。Wi-Fiモデルで32GB、色はまたスペースグレイ。僕にとっては第3世代、第5世代に続いて3台目のiPadになる。

今回はSoCがiPhone 6s相当のA9からXs相当のA12 Bionicになり、Apple Pencilにも対応。OSも最初から14。結構変わったはずなのに、あんまり新鮮味はない。でもそれでいい。僕にとってiPadは実用品なので、ワクワク感とかは不要。

第5世代と並べてみてびっくり。ひとまわりデカくなってる!! もうこのサイズと形状は完成されたものだと思っていたのに。あと色が濃い。

ボタン類の感触は全く同じ。背面の手触りは良くなった。良いというか、滑りにくくなった。僕はiPadにカバーを付けたりしないので、ここは結構重要かも。画面が大きくなったのはいいけど、やっぱりちょっと重くなったような気がする。

動作速度はキビキビしているが、それは第5世代iPadとの比較。速度自体はiPhone 11Proで慣れてしまっており、特に感動はない。贅沢な話だ。







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山中恒「おれがあいつであいつがおれで」の感想

2020-09-20 10:54:00 | 



山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」を読んだ。小学6年生の男の子と女の子の頭の中身が入れ替わる話で、大林宣彦監督の映画「転校生」の原作である。

「転校生」の原作ということは、「君の名は。」の元ネタとも言えるだろう。

後発の映像作品と違い、まだ身体的な性差がそれほどでもない年齢なので、えっ?!とかおっ!?とかいうシーンや描写は少ない。一美は美人で胸もあるという設定だが、一夫がそっちの興味が薄い奴なので、瀧くんのように毎朝揉んで、へぇこうなってんだあ、みたいなのはない。

だが、入れ替わりで想定されるトラブルはちゃんとしている。親戚の顔がわからないとか、生理が来るはずだから移動教室は行かないでくれとか。特に、一美が自分の身体を心配して頻繁に一夫の家(一美の家)に来るため、一美の母が警戒するシーンが多いのだが、もし入れ替わりが発生したら、本当にありそうな展開だった。

文章だと入れ替わりの表現が難しい。一夫の台詞は「〜デスワヨ」などと、ふざけて女言葉を使う男子、みたいな表記で区別できるようになってはいるのだが、実写やアニメと違って女の声で男のセリフ、にはならない。読んでてもそういうふうに聞こえてこない。大林宣彦がいち早く映像化したのは正しかった。

無理に挟んだようなエピソードがある。一夫が校長先生と一緒に入院して弱みを握る話は、ドタバタしすぎだし、全体の流れを考えると不要だった。「小6時代」という雑誌に連載されていたそうなので、今月号は目先を変えて、みたいな要請があったのかもしれない。

一夫が男子を「オスガキ」と呼称するのも、現代の感覚ではよくわからない。当時のリアルな少年少女の言葉使いなんだろうか。時代設定は、たぶん1970年代だ。

山中恒は児童文学の重鎮なので、男女が入れ替わってウヒョヒョみたいな話では終わらない(というかそもそもそういう話ではない)。一夫は女の子の人生も大変なんだと嫌というほど知らされ、一美は一夫が本当は優しい少年だと文字通り体験して、互いに好きになっていく。物語の大きなテーマとしては「男女の相互理解」なんだと思う。

終盤、展開が端折られて、大急ぎで解決して、慌ててまとめた感じになってるのが残念。ペース配分に問題あり。最終章は、今なら最低でも2号分に分け、エピローグもつけると思う。

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PS5だけでなくFF16まで発表されてしまった

2020-09-17 08:29:00 | デジタル関係
先ほどPS5の発売日と価格が発表された。光学ドライブ付きが49800円、なしが39800円で、11月12日発売。

安い。59800円〜みたいなのを想像していたが、高い方でもそれより安い。ソニーは相当頑張ったようだ。

うちのPS4は無印最終型で買ってからまだ1年半くらいなのだが、最近冷却ファンの音がうるさくて不安になる。冷えてないんじゃないかと。

FF14のエリアチェンジが遅い。タチノなど24人レイドではラグでギミックを回避できないことがある。SSDのゲーミングPCならなあと思わなくもないが、PCであの手のゲームをやること自体に不安がある。最初はいいが、PCを他のことにも使っているうちにゲームが不安定になる。改善しようといじって余計に悪化する。

なので、iPad8の後はFF14の対応次第でPS5だなと考えていた。

発表されたPS5、この価格なら十分買える。ドライブいらないし。スペックについては心配してない。

しかし!!

なんと同時にFF16も発表!! はいはいどうせFF15みたいなやつでしょと思いきや、MMO!! しかも吉田P!!

後継タイトルなのか? いや多分違う。今絶好調のFF14をやめるはずがない。少なくともパッチ6台まではやるはずだ。

FF14はカジュアルで、そんなに時間をかけなくてもそれなりのレベルになれる。蓄積したものがそれほど惜しくない。廃人仕様と言われたFF11とは違う。もしFF14が終わったら、FF16をやればいいのだ。

まあ、16が始まっても14は終わらないだろうけど。FF11なんて、細々とだけどまだ続いている。16も現代的なカジュアル仕様だろうから、14と16を同時にやることもできそう。今すでに僕は14で3キャラ育ててるわけだし。

それでも16発表で「えぇ…」となったのは、PS5で14を快適にやれると思ったのに、より重そうな16だとまたいろいろプレイフィールがイマイチになるんだろうなと思ったから。FF16は「PS5の性能を生かした〜」みたいなことはせず、程々の綺麗さで作って欲しい。

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