曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

極私的FFXIVジョブ観・忍者編

2024-04-20 10:21:00 | デジタル関係
今回の私的ジョブ観は忍者でござる。
 
忍者は特に忙しいジョブだと言われている。操作難易度も高め。最大3個のボタンを続けて押して忍術を選択するのだが、押す順序と組み合わせを覚えて、臨機応変に出せないといけない。GCDの回りが速く、操作のテンポが速い。モンクより速いかも。
 
何もしなくても移動速度が速い。他のジョブの10%増しかな。街中の移動も忍者だけ少し速いので、一緒に走ってた人が徐々に引き離されていく。僕はこの移動速度が気に入って、コンテンツに行かないときは、基本的に忍者でいる。ので、忍者のときはファンタジー的なのや戦闘用のではなく、普段着っぽいのを着てる(武具投影している)ことが多い。街歩き用のジョブなのだ。
 
そんな感じで、忍者でいる時間はかなり長いのだが、戦闘となると自信がない。
 
このジョブ観シリーズに使うスクショでは、一部除いて黒いヨルハ装備で武具投影している。ヨルハのタチノと塔のやつ全部持ってるぜってのを自慢するためでもあるのだが、実は忍者だけタチノが揃ってなかった(塔の忍者は揃ってるけどダサい)。
 
そこで、足りない部位を取るため、この企画が始まった頃に忍者でタチノに参加した。忍者を野良CFに出すのは初めてだった。忍者は与ダメ上位ジョブなので、踊り子からクローズドポジション(与ダメ増加)をつけられてしまった。クロポジがついてるのに1ボスが終わるまでヘイト順が5位、つまりDPS中最下位でクロポジを外された。
 
これは屈辱的なことなのだが、しょうがない。僕は本職の忍者が、よく分からんタイミングで「かくれる」したり、また出現したり、通路でカンカンカンとやってたりすることの意味すら分かってなかったのだから。
 
そんな情けない状態を脱して、せめて普通の近接DPS並みに与ダメ出せるようになりたいと思って今回の検証に挑んだ。

■普通のコンボ系(忍気系)

忍者の基本攻撃スキルには、割と普通のコンボ(単体用・範囲用)と、忍術の2つがある。他のジョブはたいていコンボ1システムにコンボ外強攻撃が数種類だが、忍者の忍術は基本攻撃といっていいほどウエイトが大きい。柱となる攻撃メカニクスが2つあるのが忍者の特徴。

その普通のコンボ系単体用は双刃旋220→風断ち320→旋風刃380/強甲破点突360(数字は威力)。3段目を強甲破点突にするとGCD高速化時間(風遁の術の効果時間)が30秒延長される。1段目、2段目は忍気という数値を5増加、3段目は15増加させる。旋風刃は背面、強甲破点突は側面から攻撃すると威力がそれぞれ440、420にアップする。

風遁の延長は非常に大事なのだが、スキル名が逆になってるので時々混乱する。旋風刃のほうが風っぽいじゃん。

範囲用は血花五月雨100→八卦無刃殺130の2連。血花で忍気5上昇。八卦で風遁を10秒延長。



双刃旋。速くて肉眼ではわからないが、止めると案外間抜けなポーズだった


血花五月雨。大量のクナイを放射する


八卦無刃殺。八角形の殺人陣

●強攻撃スキル

忍気50を消費して六道輪廻350(単体)、口寄せの術・大蝦蟇160(範囲)が撃てる。この2つはリキャスト1秒なので、忍気50が貯まり次第即撃てる。

同じく忍気50で分身の術というアビリティを使える。45秒間に5回、単体攻撃なら威力160、範囲攻撃なら威力80で分身も同じのを撃ってくれる。グラフィック的には、半透明の自分が、ちょっと遅れて同じ動作をする感じ。分身の術はリキャスト90秒。基本コンボを回して忍気50貯まったら分身、分身がまだのときは六道が忍気系スキル群のルーティン。分身の術の効果があるのは、基本コンボの5スキル、投刃、月影雷獣○。


分身で風断ちを撃ったところ。分身の術はグルポで再生されないので通常ゲーム画面で撮影。分身の半透明の頭がお分かりだろうか


■忍術系(印系)

天・地・人の3種の印をルール通りに1~3種連続で押すと、忍術を撃てるようになる。これ、どこのサイトでもしっくりくる説明がないので、僕自身がどう把握してるかを書く。

  • 押す印の数で術のランクが決まる
  • 最後に押す印で術が決まる
  • 同じ印を2回押してはいけない

 

1,2,3は印の数。天地人は最後の印。


人の印。「カン」といい音がする


風魔手裏剣450。単体遠隔。25mなので結構届く。印は1個、どれでもOKなので手軽だが、雷遁のほうが強いのでほとんど使わない。

火遁の術:対象の周辺範囲5mに350。口から火を吹くので短めに見えるのだが、射程は20mと意外に長い。

雷遁の術650。単体遠隔で射程20m。発動後、月影雷獣〇を撃てる。


雷遁の術。途中のエフェクトがないので発射した感がないですが

氷遁の術350。単体遠隔。対象に15秒間バインド(移動禁止)がつく。弱いしバインドどうでもいいので、これだけでは使わない。後述の活殺自在を組み合わせて使う。

風遁の術:攻撃ではなく、自分に付けるバフ。60秒間オートアタックとGCDが15%短縮される。この風遁を維持するのが非常に重要。


風遁の術。これもエフェクトが薄くて説得力に欠ける絵ですが

土遁の術:自分中心5mの円形範囲にダメージエリアを作る。効果時間18秒。範囲内の敵は威力80の継続ダメージを受ける。18秒居続けてくれたら総計480の威力分。

水遁の術500:単体遠隔。射程20m。自身に20秒間「水遁の術」バフがつき、後述の「だまし討ち」を実行できるようになる。

活殺自在:これを実行した後、氷遁の術が氷晶乱流の術に、火遁の術が劫火滅却の術に変化する。リキャスト60秒。本来は15秒間、印のスタックを消費せずに忍術を使えるというバフだが、レベル90では氷晶・劫火を撃つためにしか使わない。


活殺自在。きちんと十字を切ってます


劫火滅却の術600:遠隔範囲攻撃。射程20mで敵の周囲5m。忍者の範囲攻撃では最強。活殺自在後に使用可能になる。

氷晶乱流の術1300:遠隔単体。射程25m。忍者の全スキルで最強。活殺自在後に使用可能。

僕のホットバーの配置で説明する。印と術の発動をこのように配置している。

①→②の順で押して忍術する(さっきの図の術を押す)と雷遁になる。人→地でも可。

左→上で範囲の火遁と覚えて僕はそうしてるが、下(人)→上(天)でもよい。最後が天ならOK

上→下→左で範囲継続ダメージの土遁。もちろん下(人)→上(天)→左(地)でもOK

下から上がる3連で風遁と僕は覚えている。

活殺自在してから氷遁すると最強の氷晶乱流になる。活殺→上(天)→下(人)でもOK。

印のリキャストは3種で共有していて20秒。2スタックできる。

月影雷獣爪560:雷遁の後実行可になる。射程20mの遠隔単体攻撃。遠隔だが何かを飛ばすのではなく自分が当たりに行く。雷遁後は月影雷獣牙560というスキルも同時に実行可になるのだが、そちらは射程3m。威力同じなので僕は「爪」しか使わない。「牙」の存在意義を誰か教えて欲しい。

◼️その他のスキル

天地人:実行すると風魔手裏剣、雷遁の術、水遁の術を順に出せる。その間他のことをすると効果が切れる。リキャスト120秒。

夢幻三段:敵の周りを飛び回って威力150の攻撃を3連続で行う。派手な暗殺剣って感じでカッコ良い。リキャスト60秒。


夢幻三段。連続攻撃の速さと動きで魅せる技なので静止画だと良さが分かりにくい


残影鎌鼬600:分身の術を実行すると撃てる。分身のスタックが残っている状態で撃っても分身は切れない。射程20mで5m範囲にダメージ。

残影:20秒間、自身の最大HPの20%までのダメージを吸収する。リキャスト120秒。


残影。意外に穏やかな表情で回転している


風来刃200:風遁の術を60秒付与。忍術を使わなくても風遁が付く夢のスキル。上忍が言うには、これを使うとGCD1回分損するので風遁は風遁の術でつけた方がいいらしい。

かくれる:敵から見えなくなる(画面表示的には半透明)が移動速度が半分になる。非戦闘中じゃないと実行できない。スプリント以外の行動をすると効果が切れる。実行すると印のリキャストがリセットされる。これを使って、戦闘前に風遁の術を実行、隠れて使った印を戻す、と言う儀式が、通路でカンカンカンしてフッと隠れる行動の意味なのだった。

だまし討ち300:かくれる実行中か水遁の術後に使用可能。自身からの与ダメを15秒間10%増加させる。背面から撃つと威力400になる。コンテンツの敵にかくれる→だまし討ちは難しい(撃つ前にかくれる効果が切れる)。僕は天地人で水遁した後にこれを使うことが多い。リキャスト60秒。

ぶんどる150:敵に被ダメ5%上昇の効果を20秒付け、忍気を40追加する。リキャスト120秒。

縮地:グラウンドターゲットで指定した地点までワープする。射程20mで2スタック可能。ターゲット指定の難しさはあるが、移動系スキルとしては全ジョブ中最強。

投刃120:モンク以外のどの近接ジョブも持ってる普通の遠隔攻撃。射程20m。クナイを2個投げるがダメージは1回。

幻影野槌50:土遁のダメージエリアにいる敵に八卦無刃殺を撃つと追加でこのスキルも入る。分身の八卦には入らない。

◼️まとめ

基本コンボと忍術という2つのメカニクスと、エクステンドな攻撃スキルの関係性がでたらめというか増改築を繰り返した感があり、ちゃんと調べないとまともに使えないジョブ。水遁とだまし討ちなんて関係ないじゃん普通。

だが、分かってみるとこれが意外に使いやすい。エクステンドスキルがコンボや術に関連したりしてなかったりバラバラなので、いつでも何かを繰り出せるというか、だいたいどれかのリキャストが戻ってるというか。GCDが速いせいもあり、いろんな手札を小回りよく出せるというか。



分身の術。実はほぼ煙しか見えないスキルで、本人が見える一瞬を捉えた画像

近接DPSなのに遠隔攻撃が豊富なのもいい。中距離ジョブと呼ぶ人もいるくらいだ。忍術は結局雷遁ばっかりだし。近づく理由が逆にない。走るのが速い、ワープもできてギミック処理が楽。

最大の弱点は、与ダメ上位のイメージだ。忍者にはヘイト順上位にいないといけないプレッシャーがある。が、自由度の高いスキル設定により、決まったスキル回しを正確にこなせば強いというジョブではない。腕の差がはっきり出るジョブだと思う。コンサポ(NPC)とダンジョンに行く時は忍者だとすごい楽なのに、なかなか野良CFには出せないでいる。



天地人。結界みたいなのから動いたら負け


氷晶乱流の術。仕様上、開幕から出せる必殺スキル


月影雷獣爪。何が獣なのか分からん


かくれる効果中。レポリットダンスを踊っても効果は切れなかった


土遁の術。自分で忍者やる前は敵が作ったダメージエリアだと思ってた


口寄せの術・大蝦蟇。ガマの背で呑気に何やってんだか


現在のホットバー配置



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なぜ今ごろiPad mini第6世代を買ったのか?

2024-04-19 07:50:00 | デジタル関係
タイトルはクリスティの「なぜエヴァンスに頼まなかったのか?」ふうにしてみた。

僕は昨年の秋頃から音楽制作を本格的に再開した。デバイスはiPad 8thで、アプリはいつも通りKORG GadgetとYAMAHA Mobile Vocaloid Editorである。

帰宅後はFFXIVをしてしまうので、作業するのは主に通勤電車の中と昼休みの会社。だが、10インチのiPadはでかくて重く、毎日持っていくのは苦痛だった。座れる電車を選ばなきゃならないし、座席のスペースは横幅に限りがあり、iPadを持つと脇を締め続ける必要があった。

僕のiPadは、iOSが17になってからマイナーバージョンアップのたびにストレージの不足を言われるようになった。YouTube、Xなどの容量を食うアプリを削除。音楽用の必要最低限のアプリだけにして7GB空け、ようやくアプデできた。バッテリーや処理速度はまだ戦えるが、ストレージは如何ともしがたい。32GBは流石に少ない。

仕事の打ち合わせで、営業の人たちが皆ノートパソコンで資料を見ているのに、僕はいつも紙出力なのが不満だった。制作はデスクトップ機なのでそうなってるのだが、多少はITリテラシーの高い制作が紙で、営業がPCってのはどうなんだ。と思って例の中古のXperia 5 IIにPDFに変換した資料を入れ、極小サイズの文字を目を細めて読んだりしてた。というのを8インチタブレットで解決したい。毎日持ってきて苦痛じゃないサイズので。

仕事のためだけにAndroidの8インチタブレットとか無駄だ。iPadはiPad miniにして、全部それでやればいいのでは。miniはそろそろ新型出るんじゃない?

しかし、iPad mini 第7世代はもちろん、ノーマルIPadもどのiPadも2023年には新型が出なかったのだった。mini 7については2024年春という話だった。じゃあ、それまで待つか。

昨年12月くらいかな。mini 7は無印と一緒に2024年秋というリークがあった。春はAirとProの番だと。

うーん。

秋ってのも怪しいなあ。秋だとiPhone 16とぶつかるじゃん。まあ、3月のAirとProの発表時に以降の計画も少しはわかるだろう。それを見てからだな。

その後AirとProの発表は4月2日という情報が流れた後打ち消され、5月6日と言われ始めた。さらに6月のWWDCだとか、いやその前だろうとか、アップルの第一四半期の決算に合わせるから、そうしないと株価が、などなど、先が全く読めなくなってしまった。

そんな感じで4月某日、偶然立ち寄ったじゃ●ぱら某店で、セールとして未使用の無印iPad 10thと mini第6世代が約1割引で売られていた。でもなー。ストレージ64GBだからなあ。128は最低欲しいんだよなあ。秋まで待った方が絶対良いんだよなあ。

数日後、ブルームバーグのリークで無印iPad第11世代とmini第7世代は年内はないという情報が。


僕はかつて、出るのか出ないのかも分からないiPod touchを待ってた時代を思い出した。

これはもう、いつ出るか分からんわ。そんなものを待ってられん。

3年も前のモデル、64GBしかないストレージのデバイスを定価で買うわけにはいかん。じゃ●ぱらのセールは終わってしまったが、またどこかでやるだろう。なんたって発売から3年も経ってるんだから。

というわけで、次の安売り(と言ってもAppleなのでそんなに安くないが)を待とうと思ってたのだが、何となくあのじや●ぱらに行ってみた。

2台だけ、mini6未使用未開封で72900円のが残ってた。セールと同じ値段だ。ど、ど、どうする?

一旦マックで食事して落ち着こう。

iPadは買取が高い。今後数年は高いだろう。新型が出ても、その半年〜1年後くらいに6売って7買えばいい。そのくらいのタイミングなら、6もそれなりに使ったことになる。そうだそうしよう。

僕はマックのゴミをゴミ箱に放り込んでじゃ●ぱらに戻った。そしてスペースグレイの64GBを買ったのだった。

iPad 8thとの比較

裏面

KORG Gadget V3での比較。ツマミ類が小さくて操作が難しいシンセ「Lexington」を普通に表示した状態。これはminiは辛い

横画面にしてフル表示にすればいいのだ。これだと10インチiPadより大きいくらいだ

KORG GadgetでのLexingtonは元々アープ・オデッセイという名機を再現したアプリで、それだけの使用状態で比較



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ホンダ・フリードHYBRIDクロスターを借りた

2024-04-16 08:44:00 | クルマ
ヴェゼルの2度目の車検で、フリードハイブリッドクロスターを代車で借りた。2日間で110キロほど走行してみての感想。

メーターのインフォメーション部をエネルギーフローモードにすると、エンジンのオンオフ、回生など状態がわかる。エンジンの絵が暗い時は止まってるとか、モーターから青い線が出てるからモーターのみ走行だ、とか。

タコメーター表示にすると、走ってるのに回転数のバーが時々消える。今モーターのみ走行なんだな、と分かる。

意外にエンジンが唸る。2速の時だろうか。1速はモーターのみのはずなんで。

エンジンのオンオフ、モーター走行時の「コーン音」、唸りなど忙しく切り替わってDCT感?がない。トルコンATよりは直結感あるかな、という程度。それも今入ってるギアとエネルギーフロー状態で変わるので、加速感が複雑というか。

ハンドルが軽い。回し具合はいいのだが、センターの遊び範囲が広く、赤で止まった時にふと見るとハンドルがちょっと曲がってたりする。

5ナンバー枠の車幅はやはり楽だね。長さはヴェゼルより短いくらいだが窓が遠いので長く感じる。

サイドミラーから見える車体側面がフラットで、横の車両感覚が掴みやすい。

Lに入れるとエンジンブレーキ強め。フットブレーキも併用すると急減速すぎて慌てる。

ブレーキホールドがないのが地味に辛い。サイドブレーキが足踏み式だからだろう。

乗り心地は柔らかくはないが、ショックは小さくされてる。タイヤの空気圧は弱めなんだけど、タイヤの表皮が硬いイメージ。あくまで感触のイメージね。

二列目のヘッドレストがルームミラーの視界を遮って邪魔。伸縮式じゃなく取り外し式なんだよね。

2列目キャプテンシートの6人乗り仕様だった。2列目背もたれを倒し、3列目も倒して溝や段差を埋めれば寝られそう。

引き取ったヴェゼルで帰る時、視点の低さと天井の低さに驚いた。パワートレインのシンプルさにも。


運転席からの眺め

身長180センチの僕が設定した運転席の後ろの席に座っての膝前空間。広い。

二列め左からの眺め


こいつのシートアレンジならもっとやれそうだけど、とりあえずこの状態で穴を埋めれば寝れるかと


初日のデータ。翌日さらに30キロほど走ってトータル燃費は18.9km/Lだった


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ビクターのワイヤレスイヤフォンHA-A30Tのレビュー

2024-04-10 12:50:00 | デジタル関係
ビクターのワイヤレスイヤフォンHA-A30Tを購入したのでレビュー。

A30Tは、僕にとって、まだ2個めのワイヤレスイヤフォンである。主に以前使っていたHA-A7Tとの比較になる。

◾️音質

A7Tは、値段の割に音質が良かった。バランスが良く、上から下までクセがない。重低音だけ、やや出てない感はあったが。

ちなみに、僕が音質を評価する場合、自分の曲でチェックしている。自分の曲が自分の意図通りに聴こえるかどうか、自分が作った音色が狙い通りに聴こえるかで見ている。

ちなみに、僕にとっての理想の音質のヘッドフォンはソニーのCD900STである。自分では買ってなくて、うちの奥さんのだけど。

で、A30Tはというと、最初は高域が刺さるなあと思った。ハイハットがちょっと痛い。が、慣れてくると、これがちょうど良いと感じた。A7Tは高域が甘かったんだなと。

音の解像度、左右の定位もA30Tのほうが細かい。細かいところまで分かる。A7Tも悪くなかったのだが、比較すると音の情報量少なかったかも。

高域が強まった分、バランスが崩れたかと思いきや、そうでもない。低域も解像感、存在感増してるので、全域でいいバランスだ。

A7TはJVCで、A30Tはビクターのブランドになる。犬のマークを入れたからには、音質に不足があってはならないということか。

◾️機能

外部音取り込みができる。オンにすると、ハイブリッド車の擬似吸気音みたいな音と共に、外の音が聴こえる。再生中の音は背後に引っ込むが、聴こえてはいる。一時停止した時よりも外の音が大きく聴こえるのはいいが、自分の声が体を伝わる音なのは変わらないので、会話には使いにくい。コンビニであっためるかどうかを返答する時とかね。

ノイズキャンセリング付き。僕はほとんど使わないのだが、ほぼ変わらない音質で再生されてると思う。

音の遅延を小さくするローレイテンシーモードが使える。設定しなくてもあんまり遅れてる感じはしないのだが、このモードにすると楽器アプリでもそこそこ行けるくらいには遅延がなくなる。本来は動画視聴時のズレ解消のための機能らしいが、僕はKORGの音楽制作アプリをiPhoneで触りたいときに重宝している。いちいちアダプターと有線ヘッドフォンに付け替えるのが面倒なんで。シビアにリアルタイム入力するときじゃなければ十分な性能。

◾️操作性など

左右の平坦な部分がタッチパネルになってる。A7Tは物理的に押し込む形式で、使ってるうちにゴムのカバーが外れてしまい、アロンアルファでくっつける羽目になった。当然、そういうトラブルはないが、耳から外す時などに触ってしまうことがある。止めたのに再生が始まったりする。横というか脇をつまむように持つ癖をつける必要がある。

先述のローレイテンシーモードは5連続タップなのだが、ピッピッピッピッピと澱みなくタップする必要がある。もたつくと違う動作が始まったりする。一時停止、外部音取り込み、ノイキャン、低音ブースト以外のタップ操作を覚えてないので、ミスしたときに何が始まったのか分からず、困る。

A7Tやイヤーポッドのような長い部分(いわゆる耳から出てるうどん)がないのが、慣れるまで持ちにくいし、ポジション決めも難しい。

色は白にした。A7Tが黒で、夜に落としたときに見つけるのが大変だったので。白だと付けて何か聴いてるぞというのが周りにも分かる(はず)ので、無駄に話しかけられなくて良い。

ケースのLEDが2個しかなく、バッテリー残量が分かりにくい。A7Tは4個だったので分かりやすかった。

ケースが小さいからか、バッテリー持続時間が短い。A7Tは主に通勤時間、1日1.5〜2時間の使用で日曜夜に充電しておけば、翌週火曜日あたりに電池が切れてたのが、A30Tだと同じ週の金曜には怪しくなってくる。会社で充電できるので僕はそんなに困ってないのだが、使い方によっては困る人もいそう。

◾️まとめ

余計な色をつけず、原音忠実でバランスも良い。音質は文句なし。ほとんどソニー製しか認めてこなかった僕が初めて気に入ったソニー以外がA7Tで、それより良いんだから相当だ。世の中には数万円するワイヤレスイヤフォンもあるが、これで十二分だと思う。少なくとも、サウンドクラウドに上げてる僕の曲を聴く分には、作者のお墨付きである。

蓋を開けたところ。

イヤフォンには磁石が入っていて、ケースに近づけるとくっつく。

以前使っていたA7T



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極私的FFXIVジョブ観・侍編

2024-04-02 20:37:00 | デジタル関係
モンク編から間がないが、侍編である。パッチ7.0「黄金のレガシー」が僕の予想より2ヶ月以上早い6月28日スタートと決まったので、急がないと。全ジョブ終えることはできないにしても。

侍は、近接DPSでもモンクと同じ「ストライカー」という区分になり、武器以外の装備が共有である。近接戦闘に特化しており、リーチが短いのも同じ。モンクもそうだが、侍も与ダメージが常に上位で、僕の体感では全ジョブ中1位である。パーティーでのヘイト順(敵に憎まれ順)が、だいたい1位。

侍は公式に「ピュアDPS」と呼ばれている。他のパーティーメンバーに何か影響を与えるシナジースキルがなく、一人で攻撃するためのスキルしかない。以前は「心眼」にHP回復機能があって、というか僕は最初それが目的で侍を上げたくらいだったが、いつかのパッチでなくなってしまった。

そんな、ひたすら己の与ダメージだけを追求したDPS、侍とは一体どんなジョブなんでしょうか。

■明快な基本コンボ

侍の基本コンボは武士の魂のようにまっすぐで明快ある。少なくともモンクよりは。①刃風>②陣風>③月光で「月の閃」が付与される。陣風の時点で与ダメを40秒間13%上昇させるバフ「風月」が付く。①刃風>②士風>③花車で「花の閃」が付与される。士風の時点でリキャストタイムとキャストタイムを40秒間13%短縮するバフ「風花」が付く。①刃風>②雪風で「雪の閃」が付与される。



つまり、開始は常に①刃風で、②陣風で与ダメ上昇、②士風で攻撃速度上昇のバフが付く。2連でどっちかのバフをつける。もちろん両方同時につけられるので両方を維持するように適宜選択する。3連目のスキルで「閃」が付与される。閃は付いてる数によって使える強攻撃「居合術」が変化する。閃が1つだとDoT(命中時200+継続900)を1分間敵につける「彼岸花」、2つだと自分中心範囲を攻撃する威力500の「天下五剣」、3つだと単体威力640の「乱れ雪月花」になる。2連でバフをつけ、3連で大技用のリソースを溜めるわけだ。雪風のコンボだけは2連でバフなし。

範囲攻撃のは風光>満月の2連で与ダメの「風月」が付きつつ月の閃も付与。風光>桜花で攻撃速度アップの「風花」が付きつつ花の閃も付与。範囲用の居合術「天下五剣」は閃2つだから、これだけでいいのだ。雪風コンボに相当するのはない。



今回は公式の画像をお借りしてみた。僕の説明よりわかりやすいので。

刃風。単体コンボの起点

花車。このコンボから始める癖をつけたい

月光。昭和世代は眠狂四郎の円月殺法を思い出す


雪風。雪ではなく氷と共に後ろ向きに刀をブッ刺す

彼岸花。速すぎて刀を抜いてないように見えるのか、抜かずに気を飛ばして攻撃してるのか

天下五剣。一瞬で五方向(多分)を斬っている

乱れ雪月花。の雪部分


■剣気を使う攻撃

基本コンボを回すと「剣気」というリソースがたまっていく。剣気25を消費して4種類のスキルを撃てる。単体用威力860の「必殺剣・閃影」と範囲用威力500の「必殺剣・紅蓮」は強いがリキャスト120秒なので、剣気があっても撃てないことが多い。そんなときに使うのが単体用威力250の「必殺剣・震天」と範囲用威力120の「必殺剣・九天」だ。こちらはリキャスト1秒なので剣気があるかぎり撃ち放題。剣気を消費して撃つスキルは全て非GCD。


必殺剣・閃影。鞘でも斬るという凄い技


必殺剣・震天。GCDスキルの隙間にどんどん差し込んでいく


■剣圧を使う攻撃

居合術を1回使うと剣圧というリソースが1つたまる。3つ貯まると強攻撃スキルを使用可能になる。単体用が「照破」で、範囲のが「無明照破」だ。この2つのスキルはリキャスト15秒。


照破。似たようなエフェクトが多いな

■一番シンプルな究極奥義

「意気衝天」を使うと、剣気が50貯まると同時に「奥義波切」を実行可になる。奥義波切は前方扇範囲に威力860と、侍のスキルで最強。意気衝天のリキャストが120秒なので、何もしなくても2分おきに最強技を使える、という感じ。一番強いのに一番簡単。波切は居合術という設定らしく、剣圧が1増える。



意気衝天。刀にもの凄い気が集まっている

奥義波切の構え。波切はこの姿勢でタメを作ってから放つ


奥義波切。肉眼ではほぼ見えない速さ。今回の調査で岩石を飛ばしていることが判明


■佐々木小次郎のアレ

侍の真骨頂というか与ダメ1位の秘密は、大技に同じ技をもう一度撃つ「返し」があることだ。全部の居合術(奥義波切含む)は、発動後即同じ技を撃つことができる。居合術の返し、その名も「燕返し」はリキャスト60秒なので毎回というわけにはいかないが、雪月花は返せれば合計1280、奥義波切は毎回いけるので威力は実は1720とデカい。

■その他

「明鏡止水」を実行すると15秒間、基本コンボのスキルが全部点灯し、どれを撃ってもコンボ時の威力と効果になる。かつ、月光と花車はそれぞれ風月風花のバフも付く。つまり、明鏡止水の後は花車>月光>雪風の3手だけで居合の雪月花を撃てる。明鏡止水のリキャストは55秒で2スタック可能。

剣気を消費して対象まで突進(ほぼワープ)して威力100の攻撃もする「必殺剣・暁天」と、その逆で威力100で攻撃してから後ろに飛び退く「必殺剣・夜天」というのがある。

ささやかながら遠隔攻撃がある。ここがモンクと違う。「燕飛」というやつで威力100で射程20m。前述の夜天使用後1回だけ、この燕飛の威力が260にアップする。敵の範囲攻撃をさっと飛び退いて燕飛を飛ばすと、ちょっとかっこいい。

かつてはHP回復効果があった「心眼」は、使用後4秒間に受ける1回のダメージを10%軽減に変わった。軽減に成功すると剣気が10上がる。リキャスト15秒なので、そこそこ頻繁に使える。僕はSAOでいう「パリィ」だなと前から思っている。

「黙想」は使用後静止していると剣気と剣圧を上げる。ちょっとでも動いたりスキルを出すと効果が切れる。当然だが戦闘状態じゃないと使えない。敵の履行技前とかイベント的寸劇の間に使うとよさそう。

「葉隠」は閃を剣気に変換する。閃は貯めるのに時間かかるけど剣気はすぐ貯まるので、僕はほとんど使わない。IDの道中でうっかり3つ閃が溜まってしまったけど雑魚が多くて範囲の五剣を撃ちたい、けど撃てるのは単体用の雪月花、なんてときに使うんだろう。


必殺剣・暁天。動力源不明。いや、剣気か。このモヤは剣気を可視化したものか

燕飛。シュパっと飛んでいく

葉隠。構えはかっこいいけどあんまり使わない


◾️自分用の覚書

閃が付いてる状態でもスキルのコンボを受け付ける。例えば月の閃が付いてても刃風>士風で風月のバフを更新できる。彼岸花撃とうとしたけど風月ないわってときに後から付けられる。閃は各種1つまでなので、月光まで行くと無駄になる。

レベル上げの過程では月光コンボを先に覚えるし、ヒカセンは与ダメバフを先につける癖がついてるので手が空いた時は、つい刃風>陣風をやってしまうのだが、刃風>士風で高回転化する方を優先すべきらしい。

モンクの演武と同様に、各スキル単発でコンボ時効果を得られる明鏡止水の使いこなしが鍵となる(たぶん)。明鏡止水を1回使って剣圧3を貯める、をテーマに自分でもできそうな回しを考えてみた(下図)。




明鏡止水で彼岸花+閃2つと考える。雪風は威力が落ちる(月光と花車が330に対して300)ので、明鏡止水では撃たないほうがいいらしい。明鏡止水外で雪の閃を付けて雪月花と返し。波切、雪月花の返しは基本スキルを使うと切れるので、安全のために即撃ち。

返しは居合のも波切のも、基本スキルを撃たなければ30秒間持続する。意外にどこにも書いてないのでここに記しておく。

※4/4追記
彼岸花の継続ダメージには風月バフが乗ることを木人で確認した。もちろん命中ダメージにも乗る。上図の二手目は花車ではなく月光が良いかも。
これ、侍のスキル回しについては一番詳しいと言われてる某所でも書いてなかったのだが、13%は大した差じゃないから誰も気にしないんだろうか。

◼️まとめ

コンボで閃と剣気、閃で居合術、居合術で剣圧、剣気で閃影、剣圧で照破。上下関係というか、スキルとリソースの因果関係に癖がなく、侍のスキル構造は理解しやすい。雪風だけ2連でバフなし閃ありがちょっと違うが、雪風で単体と範囲を切り替えると考えれば、なるほどと思う。

決まったパターンの回しがなく、基本コンボのGCDの合間にいろんなスキルを適宜挟むアドリブ性が求められる。2連でバフ、3連でリソース、リソースが消えない、返しもある程度維持などがスキル使用順の自由度を高めている。スキル回しをググって出てくる内容が、侍は突出して難解だし、意見が達人ごとに違う。侍はクリエイティブだと思う。

僕の場合、侍は装備の強化順位がどうしても下位なので、野良のCFに出すのは厳しいのだが、今回の検証と練習で結構慣れたし、好きになった。以前は閃影と照破が実行可になる理由がよく分かってなかったのだが(随分前にカンストしてるのに!)、ようやく理解できてスッキリした。


明鏡止水。士道を究めるためにはこれを使いこなす必要がある


返し雪月花。同じ技だけどエフェクトは違うみたい。返しのほうが動き速いし


僕の現在のホットバー配置。バーが足りなくて九天はセット2に置いてる



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