曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

クルマのカッコよさを考えるためにタイヤの外径を調べてみた

2013-12-31 17:44:14 | クルマ
ぼちぼち3代目フィットの実車を公道で見かけるようになってきた。ガラッとデザインが変わって、どうかなあと思っていたけど、慣れると顔はかっこよく見えてきた。しかし、後ろ足は、まだなんとなく頼りなく見える。リアタイヤが小さく見えるのである。

コンパクトカーは小さめのタイヤを履いているので、衝突安全性のためショルダーラインが上がった最近のデザインでは、リアのタイヤハウスが小さくて、窓までの空間が間延びしてしまうのだ。

フィット3は、まだなんとかなっているが、フロントのタイヤハウス上端とボンネット上端までの距離がありすぎると、これもかっこよくなくなる。駆動方式がFFだと、トラクションを稼ぐ関係でエンジンをフロントの車軸より前に置く必要があるので、エンジンの高さのぶん、ボンネットが高くなってしまう。


(1)の線が長いとかっこ悪い。
フィット3は、(2)の部分が間延びしてると感じる。


このように、車の格好の良し悪しには、タイヤハウスの大きさ=タイヤのサイズが重要なポイントになっている・・・と、僕は思う。

僕の認識では、タイヤのサイズは大まかに4つしかない。1つは軽自動車のサイズ。燃費のために細く、外径ももちろん小さい。車重は意外に軽くないので、もうちょっと太くてもいいと思うが、今の軽自動車のタイヤはほとんど細い。

2つめはコンパクトカーのサイズ。これも格好よさから言うと細いと思うが、太いとフロントタイヤの舵角が取れなくて、コンパクトカーなのに小回りが利かなくなってしまうので、これはこれで仕方ない。前述のように、タイヤハウスが小さいので、ボンネットが厚くなったり、ショルダーラインが上がったりすると、間延びして格好が悪くなる。

3つめは普通のサイズ。もうちょっと大きかったらかっこいいのに、という感想を抱かないサイズ。太さも20センチ以上。イメージとしては、シビックからクラウンまで。ウチのストリームも、ここに入る。

4つ目は、一般人には関係ないデカいやつ。SUVやスーパーカーのタイヤ。多分色んなサイズがあるんだろうなあ、という程度の曖昧な認識。

ストリームは問題ないサイズのタイヤを履いてるのでいいんだけど、将来的にコンパクトカーに戻る可能性があるので、タイヤが大きく見えてかっこいいコンパクトカーはないものか、と最近よく考える。

分かりやすい所では、BMW MINIが、コンパクトカーの癖にでっかいタイヤを履いている。というか、NEW MINIのかっこよさの半分は、タイヤのデカさのおかげだと僕は確信している。


MINIのユーザーは最小旋回半径が大きいのを嘆くが、タイヤが太くてデカいからしょうがないのだ。ちなみにMINIはBMWに買収され、今はBMWのブランドの一つである。工場はイギリス国内のを使ってるようだが。

ボンネットが妙に高くて全体のデザインはイマイチだったけど、トヨタの初代ラクティスは、コンパクトカーにしては大径のタイヤを履いてると言われていた。CMのコピーも、高速移動ナントカで、走りを強調していた。

輸入車は、比較的幅広のタイヤを履いていると思っていたが、先日、出先の駐車場で隣に停まっていたアウディA1のタイヤは、妙に小さく見えた。

しかし、普通サイズのはずのプリウスのタイヤは、ウチのストリームより小さく見える。

そろそろ、タイヤのサイズについて徹底的に調べなくてはならないと僕は思った。タイヤのサイズの表記は、幅と偏平率とホイール径だけで、外径(全体の大きさ)がない。外径はおおまかに4つに分けて考えていたが、本当はもっと細かいんじゃなかろうか。

で、調べてみたんだけど、思っていた以上に細かかった。というか、すべてのタイヤサイズ表記に、それぞれ外径が決まっていた。外径のサイズは無数にあると言ってよい状態だった。

・ ・ ・ ・ ・

まずは現在の愛車、ホンダ・ストリームRSZだ。僕の感覚では、このサイズが基準になる。太さはそれほどでもないのだが、外径は結構大きいほうだった。

ホンダ・ストリームRSZ
205/55R17 : 657mm


一応見方を説明すると、「幅(ミリ)/偏平率(%)R ホイール径(インチ):外径」である。偏平率は幅に対する高さの比率で、数字が小さいほど平べったくて薄いタイヤになる。外径は僕が追加した数値で、普通は記載されない。

小さいなあと思っていた初代フィットは、数字だけ見れば案外大きかった。

ホンダ・フィットA(初代)
185/55R16 : 610mm


思った通り(?)フィット3は初代よりちょっと小さかった。

ホンダ・フィット・ハイブリッド(3代目)
185/60R15 : 603mm


昔のクルマは走り系のでもタイヤが小さいイメージがある。幅の広さはさすがだが。

ホンダ・インテグラ・タイプR(DC2)
215/45R16 : 600mm


フィット系でもSUVだからヴェゼルはデカい。

ヴェゼルハイブリッド
215/60R16 : 664mm


軽自動車は、やっぱり小さい。

ホンダ・N ONEプレミアム
155/65R14 : 557mm


スポーツカーの割に大人しいサイズなのは、やはりハイブリッドだからか。

ホンダ・CR-Z
205/45R17 : 616mm

アクアはボンネットも屋根も低いのでタイヤが大きく見えるが、実際には普通のコンパクトカーサイズだった。

トヨタ・アクア
175/65R15 : 609mm

やはりプリウスはストリームよりは小さかった。こんなに幅広で偏平だったら燃費悪そうだけど。

トヨタ・プリウス・ツーリングセレクション
215/45R17 : 625mm

一応日本のセダン代表として調べてみた。ストリームとほとんど同じなんだな。

トヨタ・クラウンアスリート
225/45R18 : 660mm

小さくはないけど大きくもなかったハチロク。スポーツカーらしく太いけど。

トヨタ・86
215/45R17 : 625mm


横に並ぶとランクルはすげーデカいからね。タイヤもやはりでっかい。燃費悪そう。ていうか、これだとタイヤが高価だよね。消耗品なのに。

トヨタ・ランドクルーザー
285/50R20 : 793mm


気になるラクティス。やっぱりちょっとだけ大きかった。

トヨタ・ラクティス(初代も同じ)
175/60R16 : 616mm

ミニは、やはり大きかった。が、予想してたほどではなかった…。

BMWミニ・クーパーS
195/55R16 : 621mm


一番下の「ONE」はフィットと同じくらいだったのが意外。ONEでも大きく見えるのは、ボンネットが低いからか。さすがBMW。

BMWミニ・ONE
175/65R15 : 609mm


僕の目に狂いはなかった。A1は小さかった。

アウディA1 S-Lineパッケージ
215/40R17 : 604mm

ポロでも省燃費タイプは国産のコンパクトカーサイズだった。

フォルクスワーゲン・ポロTSIブルーモーション
185/60R15 : 603mm


ポロでも最強グレードGTIはさすがに偏平で太かった。ていうか兄弟車アウディA1と同じ。

フォルクスワーゲン・ポロGTI
215/40R17 : 604mm

ボンネットの低さを説明するために、新しい4シリーズも調べてみた。後輪駆動にこだわるBMWはエンジンを極限まで後ろに配置するので、ボンネットが低いのだ。が、新3シリーズがボンネット厚くなってしまったので、3シリーズがベースの4シリーズも、それほどでもないという。


BMW 435iクーペ
225/45R18 : 660mm


世界中のセダンの頂点に立つと思われるSクラスのAMGも調べてみた。前タイヤと後タイヤでサイズが違うので面倒くさかった。

メルセデス・ベンツ S63 AMG
前 255/45R19 : 712mm
後 285/40R19 : 711mm

参考までにスーパーカーも調べてみた。アホみたいに大きくはなかったが、滅茶苦茶太くて薄かった。偏平率30って一体。

ポルシェ911カレラS
前:245/35R20 : 680mm
後:295/30R20 : 685mm


・ ・ ・ ・ ・

手前味噌だが、ストリームのタイヤが意外に大きくてびっくりした。4シリーズとほとんど同じだったとは。ストリームは格好いいと僕は思っているが、タイヤの大きさが効いてるのかもしれない。

いろんなサイトの表やプログラムを利用させてもらったが、最終的にはここのが使いやすかった。

オートウェイ「外径計算機」
http://www.autoway.jp/how-to-choose/inch-caliculator/

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マイクロソフト・フライトシミュレータ2004でグランドフォークスを飛んでみた

2013-12-30 17:05:54 | その他
ガラクタ箱からサイドワインダー・プレシジョン2(USB操縦棹)をサルベージしたので、久しぶりにマイクロソフト・フライトシミュレータ2004を起動してみた。

まずは「ミス・パイロット」アメリカ編で訓練に使用していたグランドフォークス国際空港から、ビーチ・バロンで離陸。


タキシングウェイの形がグランドフォークスになっております。


バロンのコクピット。GPS(右側のディスプレイ)の黄緑色の尖った三角が空港へのアプローチゾーン。飛行機のシンボルに近いのがグランドフォークス国際空港(KGFK)。右上のはグランドフォークス空軍基地。間違いやすいので注意。


念のため、Googleマップの航空写真でグランドフォークス国際空港の形状を確認。練習機が多数駐機しているゾーンがポイント。


改めてピラタスPC-21でグランドフォークス国際空港から離陸しようとしているところ。

バロンは指示対気速度220ノットくらい出ることになっているが、実際にはさまざまなコンディションの影響で180くらいしか出ない。まどろっこしいので、ピラタスPC-21に乗り換えた。スイス空軍の最新鋭練習機で、プロペラ機なのに余裕で350ノット出る。戦闘機パイロット用の練習機なので機敏に回るが、エクストラ300のような過敏さはなく、操縦しやすい。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%82%B9_PC-21


グランドフォークス国際空港のすぐ上をフライパス。右下の四角い部分が練習機の駐機場。一機しかいないけど。


PC-21でグランドフォークス国際空港のアプローチに乗ろうとしてるところ。計器盤を簡易にしてる。

ドラマでは、遠くに山の稜線が見えるようなことを言ってたけど、MSFS2004では、ただただ広い平面だった。「視程」の設定を弄れば違うかもしれないが。

広々してて飛びやすい空域だけど、グランドフォークス国際空港の滑走路は、パワーのある飛行機だと短いような気がした。

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サカナクションとコピペの罪悪感

2013-12-29 23:32:22 | その他
このブログではまだ一度も語ってないが、僕は趣味で音楽制作もやってたりする。下手の横好きってやつで、ここに公開するようなレベルじゃないんだけど。

昨夜、なんとなくNHK BS「SONGS」再放送のサカナクションを見た。

サカナクションの「ミュージック」と「Aoi」は、1番と2番でオケが違う。例えば、1番はシーケンサー(シンセサイザー)主体だけど、2番はベースが主役、みたいな感じ。

そんなの、演奏の微妙な違いや、アレンジを少し変えるだけでいいのに、彼らはまるっきり変える。なぜだろうか。

考えられる理由は2つ。1つはどっちのオケがいいのか決められなかったから。もったいないから両方やろうというわけ。

もう1つは、コピペだと申し訳ないから。MIDIの普及以降、演奏データは簡単にコピーできるようになり、1番から2番を作るのが楽になった。今のDAWなら、音声トラックのコピペも楽勝である。

打ち込み音楽をやってると、1番と2番が似ていることに罪悪感を感じるようになる。微妙な違いではなく、別のデータを作りたくなっちゃう。サカナクションは打ち込みもやるから、そういう深層心理が働いてもおかしくない。

と、勝手に思った。実際はどうだか知らない。サカナクションのこと、詳しくないし。

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サントリーBOSS特濃エスプレッソを飲んだ

2013-12-29 16:05:00 | グルメ
サントリーBOSSの特濃エスプレッソを飲んだ。


そんなに甘くない。でも微糖系の「砂糖じゃない何かの人工的な甘さ」でもない。自然な甘さ。そして牛乳が濃い。コクがある。

もう少し牛乳が薄くてもいいから、普通のショート缶サイズまで増量してほしい。美味いか不味いかといえば、美味いです。

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iPod touch 5thでHipstamatic ~Cano Cafenolフィルムの巻~

2013-12-28 22:59:54 | デジタル関係
先日レトロパック4の一部としてリリースされたCano Cafenolフィルムの感想です。まずはGoogle先生の翻訳から。

公式の「Style」
Darkened edges with saturation
彩度と暗くエッジ


公式の説明
Almost as tasty as a cup of morning joe. The mysteriously aged darkness in the Cano Coffee film is a delightful alternative to sepia processing.
朝のジョーのカップと同じくらいおいしい。カノコーヒー膜中の不思議歳闇がセピア処理に楽しい代替手段です。


Google先生はsaturationを彩度と訳していますが、Wisdom英和辞典ではには飽和です。でも色飽和してる感じじゃないんだよなあ。むしろ彩度は薄まっているような。セピアっていうと、どうしても茶色っぽいモノクロのイメージがありますけど、アメリカ人はそうじゃないんですかね。

フィールドガイドの「Film Characteristics」
You can recognize images made with Cano Cafenol by their irregular black borders. The result often looks as though someone tried to draw a border on the print using a black magic marker. The borders are often streaked and let portions of the image below bleed through and been seen.
あなたはそれらの不規則な黒い枠でカノCafenolで作られた画像を認識することができます。誰かが黒のマジックを使用してプリントに境界線を描画しようとしたかのように、結果は、多くの場合に見えます。境界はしばしばストリークし、画像の一部を以下に通って、見られて出血させている。


フレームのことしか説明してないなあ。あの黒い線はランダムだってことは理解しましたが。

フィールドガイドの「Suggested Combinations and Uses」
Although the official description notes that Cano Cafenol film is an alternative to sepia, it shouldn't be thought of as a sepia-toned filter. Colors definitely appear when using this film, and in fact when paired with Melodie, it can help create deep and rich, but moody colors. There is perhaps a slight 'noir' feel to some of the images it can create when used with the Chunky lens.
公式説明はカノCafenolフィルムはセピアに代わるものであると述べているが、それはセピア色フィルタとして考えるべきではありません。このフィルムを使用する際に色が確実に表示され、メロディとペアになって実際には、深く豊かな、しかしムーディーズの色を作成することができます。多少の「ノワール」Chunkyレンズを使用した場合には作成することができ、画像のいくつかに感じるが、おそらくそこにある。


作例を用意して、さあブログ書くかとGoogle翻訳を始めたら、これで困ってしまいました。Melodieレンズと組み合わせると、深く豊かなムーディーな色が出ると今言われても作例がない。さっき室内を撮ってみたら、確かに濃いグリーン系のノスタルジックカラーになりました。

僕の感想としては、色あいが緑と黄色の間向かって少し偏り、彩度は少し浅め。色については、単純に偏ってて薄いだけじゃなくて、何か仕掛けがあるような気がします。絶妙にうっすらと緑色の濁りが乗ってるというか。

無造作に引いた黒マジックの線は、邪魔なときもあるけど、雰囲気作りに役立ってるときもある。ランダムに入るので、それは運しだいですね。どっちにしても、もう少し細くてもいいんじゃないかと思います。






最後の一枚だけJaneレンズで、あとの4枚はLowyレンズです。

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