ニオイスミレ

朝から強い風、２００９年も今日で終わりです。
幾つかの花が春を待ちきれずちらほら咲いています。ニオイスミレも少し前から咲き始めました。一般的なニオイスミレと交配種のガバナーヘリックです。
ガバナーヘリックはニオイスミレとビオラソロリア(アメリカスミレ)との交配種で、花は2.5cmとやや大き目、全体に丈夫な感じがします。

　　　　　　　ガバナーヘリック　学名：Viola cv. Governor Herrick
　　　　　　　スミレ科Violaceae　スミレ属Viola　
　　　　　　　和名：ニオイスミレ(匂い菫)　英名Sweet violet
　　　　　　　原産地：欧州、北アフリカ、西アジア

庭にある植物の原産地を調べると、世界各地から届いていることがわかります。
嘗ては主にシルクロードを経て中国から、現在はグローバル化され地球上の各地からです。武器や貧困でなく、緑豊かな世界を未来のために残せるよう、微力ながら努めていきたいと思います。

トキワナズナ

果物の苗を買いに行ったついでに買ったもの。何か欲しい花はないかなと見渡して一つだけありました。かわいい淡青紫色の花、今まで見たことがありません。花期は３月～６月頃だそうですが、お正月の寄せ植にも使われるらしく、お店に並んでいました。
名前を忘れて困っていましたが、同じ部屋で働いている方が写真を見て”ペンペン草”と言われたので思い出しました。ペンペン→ピヨピヨ→「ヒナ草」→「トキワナズナ」　大切に育てましょう。
　　
　　　　　　　アカネ科トキワナズナ属　学名Houstonia caerulea　和名トキワナズナ（常盤なずな）　
　　　　　　　北米原産　耐寒性多年草

蝋梅

東大寺塔中の一つ、観音院に咲いていた蝋梅。縁あって元東大寺管長上司海雲師の「海雲忌」のお手伝いをさせて頂いていた頃があります。１５年程前、枝にぶらさがっていた種をポケットにしまって帰り育てています。やっと５年前から花を咲かせるようになりました。ところがヒヨドリが目ざとく見つけてついばんでいきます。ふくいくとした良い香りがします。今年も既に「ごちそうさまでした」という形跡が残っています。ふくいくとしたいい香りがします。
いま観音院の主はなく、ひっそりしています。

　　　　　　　　　　　　　　蝋梅（ろうばい、蝋細工のような梅に似た花）科　蝋梅属　
　 　　　　　　　　　　　　学名 Chimonanthus praecox　（早咲きの冬の花という意味）

かぶら

　　今朝は深い霧に包まれ、タルコフスキー監督の映画「ノスタルジア」の冒頭場面を想いうかべ.....。　
日曜日に大師匠と果物の苗を買いに行き、昨日果樹園に植えました。柿２本、あんず２本、プラム２本、黄桃１本、梨２本の計９本。あと柑橘類を２本植える予定です。ちゃんと根付きますように、そしてきれいな花が咲きますようにとお願いしながら植えました。おいしい実がなるまでがんばらねければ。
大師匠が育てておいて下さった野菜をたくさん収穫しました。ありがとうございます。蕪とひのなの紅があまりにもきれいだったのでカメラに収めました。千枚付けにして頂いたら風味があっておいしいです。

　　　　　　　　カブ：アブラナ科、アブラナ属、原産地アフガニスタンまたは中近東～地中海
　　　　　　　　別名：カブラ（私はずっとカブラと言ってきました）、スズナ（春の七草の一つ）

プリムラシネンシス

　　　　　　　　　　Primula：prima verola（春一番の花）が短くなったもの　　Sinensis：中国の
先月から思うところがあって一日一つ植物をスケッチしている。昨日目に留まった対象が２ｃｍ程の淡桃色の花。名前を記そうと調べてみて桜草の一種プリムラシネンシスだということがわかった（別名 雪桜　中国原産）。春に何気なく玄関用の花にと、白と淡桃色を一つづつ買い求めたもの。春が過ぎ、夏が終わっても細々と花を咲かせ続けている。株も増えているようなので、来春にはたくさんの花が咲いてくれるのではと楽しみです。

今日は冬至、さすがに冷え込んだ（－２℃）。庭木もほとんど凍てついてしまった。