信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

西洋オキナグサ

2019年03月31日 | 日記
キンポウゲ科:Ranunculacea オキナグサ属:Pulsatilla 学名:Pulsatilla vulgaris'Papageno'
和名:西洋オキナグサ 翁草 別名:白頭草 原産地:ヨーロッパの中部からウクライナ地方

花弁はなく、花びらのように見えている部分はガクが変化したもの。
背丈15~20cm、株全体が白い線毛で覆われています。
八重咲きに見えますが花弁がの先が分かれている咲き方で八重咲きでは無いです。
            
種になると、白くて長い綿毛に変身。綿毛が風にあおられてなびく様子がお年寄りの白い髪の毛のように見えることから、お爺さんを意味する翁の文字がその名に存在し、白頭草という別名があります。
また、学名の”パパゲーノ”と言えば、モーツアルトの魔笛に登場する道化のキャラクターを想像してしまいます。
スイスアルプスの野原に咲いていた西洋オキナグサ、このような寒いところが原産地なのでしょう。
          
別種に日本原産で暗紅色の花を咲かせる「オキナグサ」があります。植えたことがありますが、消えてしまいました。西洋オキナグサは上を向いて咲くのに対し、「オキナグサ」はうつむき加減です。

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タンポポの綿毛

2019年03月01日 | 日記
キク科:Asteraceae タンポポ属:Taraxacum 学名:Taraxacum 
和名:タンポポ 蒲公英 英名:Dandelion 原産地:ユーラシア大陸

タンポポの咲いたあとの綿毛        
朝日の逆光に透かして見るとキラキラ輝いてガラス細工のようです。

ところで、タンポポの開花宣言がそろそろだとニュースで言っていました。
開花宣言って桜だけではないのですね。
「気象庁は季節を代表する木や草花の開花を毎年観察、気象の変動とか異常気象などをとらえる資料になる。春の季節を代表する草花がタンポポ。といっても、年中咲いている西洋タンポポは季節の指標にはならない。在来種の日本タンポポは春にしか咲かないので、春の季節の指標になる。
日本タンポポは昆虫を媒介して受粉。一方、西洋タンポポは昆虫による受粉なしで種を作ることができるので一年中咲いている。」ということです。
とすれば、これは「西洋タンポポの綿毛」ということになります。 

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