信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ヒガンバナ

2016年09月22日 | 日記
ヒガンバナ科:Amarylidaceae ヒガンバナ属:Lycoris 学名:Lycoris radiata 原産地:中国
和名:ヒガンバナ 彼岸花 別名:曼珠沙華 英名:red spider lily 、cluster amaryllis

お彼岸・秋分の日に合わせるように咲いてきた。 

別名の曼珠沙華はサンスクリット語のmanjusakaの音写、「天上の花」という意味。
この他、ヒガンバナの別名は1000余あるそうで、昔から人の生活と関わり深い花だったということでしょう。
日本全土に分布しているが自生ではなく、中国から帰化したものと考えられている。3倍体であるため一般に種子で増えることができない。
一本の茎の頂上に、6個の花が放射状に横を向いて咲いてくる。
種子が出来ないのに長い雄蕊と雌蕊、ヒガンバナの美しさを演出しているように思う。
白色・ちょっぴり淡いピンク色・赤色の彼岸花も並んで咲いているが、今日は雨で写真は明日。
   2016.9.23撮影 


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ブルースター

2016年09月18日 | 日記
キョウチクトウ科:Apocyraceae トウィーディア属:Tweedia 学名:Tweedia caerulea
和名:ルリトウワタ 瑠璃唐綿 別名:ブルースター、オキシペタルム 英名:Southern star、Tweedia
原産地:ブラジル、ウルグアイ

ブルースターの名前で切り花として売られています。生け花にするときは、切り口からでる白い樹液を水で洗い流します。
花径3㎝ほどのブルーの星形の花が印象的な植物。 
咲き始めが水色、咲き進むと青みが強くなり、次第にピンクを帯びて薄紫色に変化。
花期は5~10月。花が終わった後に7~8㎝ほどの大きな紡錘形の果実が実り、サヤが弾けると中からふわふわの綿毛の付いた種が飛び出してきます。
ふわーっ と風に飛ばされていく種      
綿毛がきらきらと光ってとてもきれいです。

老木になってきたので、草丈の半分ほどのサイズに切り戻しをしたほうがよさそう。

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ウメバチソウ

2016年09月15日 | 日記
ニシキギ科:Celastraceae ウメバチソウ属:Parnassia 学名:Parnassia palustris
和名:ウメバチソウ 梅鉢草 英名:grass of parnassus 原産地:北半球に広く分布

根子岳はウメバチソウで「花の百名山」にリストアップされています。9月頃がシーズンのようですが、登山道の足元にさいていました。
          
Wikipediaによると、「日本では北海道から九州に分布する。山地帯から亜高山帯下部の日当たりの良い湿った草地に生え、地域によっては水田のあぜにも見られる。」
やっぱり! 子どもの頃、駆けめぐった野原で見かけた記憶がよみがえります。

「花の百名山」ガイドブックに目立たない花として「ハナイカリ」  が載っていました。
今回の登山で、たくさんの高山植物と高山蝶に出会えて良い思い出になりました。
   ヤマオダマキ     ノハラアザミ     ハクサンフウロ
            

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ヤマホタルブクロ

2016年09月15日 | 日記
キキョウ科:Campanulaceae ホタルブクロ属:Campanula 学名:Campanula punctata var.hondoensis
和名:ホタルブクロ 蛍袋 別名:釣鐘草  英名:Spotted bellflower 原産地:東アジア 

根子岳の頂上で、濃い紫色のホタルブクロを見つけました。標高が高いので色が濃くなっているのだと思っていましたが、ヤマホタルブクロというホタルブクロの変種でした。
ほとんど外見は変わらないのですが、萼片が少し異なるようです。
ヤマホタルブクロは萼片の間が盛り上がっているのに対し、ホタルブクロは萼片の間に反り返る付属片があります。なかなか見分けがつきません!
   ヤマホタルブクロ      ホタルブクロ 
ホタルブクロやヒメシャジンのような釣鐘状の花の形は、花粉を雨や風から守るのに適しています。そして花の内側には毛が密生しており、花の奥にある蜜を求めてやって来るハチが滑り落ちないよう足場を提供しているそうです。
庭のホタルブクロは、春からずっと細々と咲き続けいます。
紫色のほかに白色、今年知人からもらった変種(本当にホタルブクロ?)があります。
             

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ヒメシャジン

2016年09月04日 | 日記
キキョウ科:Campanulaceae ツリガネニンジン属:Adenophora 学名:Adenophora nikoensis
和名:ヒメシャジン 姫沙参 原産地:日本固有種 高山帯の砂礫地や岩の間に生える多年草

北アルプスをはじめ360度 眺望できる根子岳の頂上。ここでも高山植物や高山蝶に出会えました。
岩場のあいだに下を向いて咲いている紫色の花 ヒメシャジン 
釣鐘のような花弁から花柱(雌しべ)が覗いて見えます。よく似た釣鐘状の花を見分ける方法として、花弁と花柱の長さを比較して区別。
「沙参」は「つりがね人参」のことで、「姫」は小さいということ。

標高の低いところで、つりがね人参・われもこう・山萩・おみなえし等、里山でも見かける秋の花が咲いていました。  
     つりがね人参      われもこう 

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