信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ノコンギク

2018年11月10日 | 日記
キク科:Asteraceae シオン属:Aster 学名:Aster microcephalus var.ovatus
和名:ノコンギク 野紺菊 (野菊) 英名:Wild Aster 原産国:日本

秋が深まり、菊の花の季節を迎えました。
ノコンギクは日本各地の草原に広く見られる多年草、「野菊」を代表する植物の一つです。
野に咲く紺色の花という意味で「ノコンギク」という名前が付きました。伊藤左千夫の「野菊の墓」の野菊はこの「ノコンギク説」が有力です。
          
 枝分かれした茎の先端に花径2.5cmほどの小さな頭花がたくさん咲いています。花に派手さはありませんが、小花をいっぱいに咲かせた様子は清楚で印象的。
茎はまっすぐ、あるいはほかの植物に寄りかかりながら斜めに伸び、地下茎を多数伸ばしてふえていきます。手入れを要するのは、風の強い日には倒れないよう支えをし、増えすぎないよう地下茎を抜き取るくらい、。

ノコンギクより早く咲き始めたヨメナ(嫁菜、学名:Aster yomena)と草の姿、葉の形など非常によく似ています。          <簡単な見分け方> ノコンギクの花の柄が短いのに対して、ヨメナの花の柄は長く、これを称して「ヨメナはハナの下が長い」というそうです。ノコンギクの葉には細かい毛がありザラザラしていますが、ヨメナの葉にはほとんど毛がありません。全体としてヨメナの方が優しそうに見えます。

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