信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

コオニユリ

2016年08月13日 | 日記
ユリ科:Liliaceae ユリ属:Lilium 学名:Lilium leichtlinii var. tigrinum
和名:コオニユリ 小鬼百合 英名:tiger lily 原産地:日本の在来種

根子岳登山道の周りに広がる草原のなかに
ひときわ目を引くオレンジ色の花 「コオニユリ」 
オニユリとそっくりですが、草丈・花の大きさ・全体にほっそりした感じがする。
オニユリは人里近くに生える多年草(庭に咲いたオニユリ) ( 
中国から渡来したものと考えられている。3倍体であるためタネを付けず、ムカゴで増える。

コオニユリ:葉の付け根にムカゴがない  種子ができる
オニユリ :葉の付け根にムカゴがある  種子ができない

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マツムシソウ と アサギマダラ

2016年08月12日 | 日記
マツムシソウ科:Dipsacaceae マツムシソウ属:Scabiosa 学名:Scabiosa japonica
和名:マツムシソウ 松虫草 英名:Pincushion flower 原産地:日本の固有種
 
8月7日、「花の百名山」の一つ、長野県「根子岳」2207mに登山。
登山道や周辺の草原に、この季節の花の主役であるマツムシソウがあちこちに咲いていました。昆虫のマツムシ(スズムシ)が鳴き始めるころに咲くので、「松虫草」という名前がつけられました。気品のある薄紫の花に、チョウやハチなどが群がり、その周りをトンボが多数飛んでいて秋の気配です。
               アサギマダラ 
マツムシソウに蜜を求めて飛んでくる虫たちの中に初めてみる美しい蝶を見つけました。
はばたかずにふわふわと優美な飛びかた。近づいても逃げようとせず、人をあまり恐れません。
「アサギマダラ」です!
アサギマダラ:黒と栗色に縁どられた翅脈の間が、その名の通り浅葱色(淡い水色)に透きとおり、まだら模様になっています。最大の魅力は、日本で唯一知られている長距離の「渡りをする蝶」。この小さな蝶 が日本列島を縦断、さらに南の沖縄や台湾まで延べ2200キロ㍍以上を飛んで行き、 翌年春、その逆のコースを日本に渡ってきます。
マツムシソウが大好きな虫たち:初めて見る蝶に感激!
 クジャク蝶  翅を閉じた時    蜜蜂    
 ミヤマチャバネセセリ     オオウラギンスジヒョウモン 
頂上付近では、キアゲハやミヤマモンキチョウ等の高山蝶も舞っていました。

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ひおうぎ

2016年08月04日 | 日記
アヤメ科:Iridaceae アヤメ属:Iris 学名:Iris domestica
和名:ひおうぎ 檜扇 英名:Leopard flower Blackberry lily 原産地:東アジア

近くの公園に咲いていた「ひおうぎ」の黒い種を数個、庭に蒔いてから2年、立派に育ちました。
子どもの頃、夏になると庭に咲いていたのを思い出し懐かしい。午前中に咲き、夕方にしぼむ1日花。
               
日本の山野の草地や海岸に自生する多年草、花が美しいためしばしば栽培され、生花店でも販売されています。
”檜扇”という名前は、開いた花が宮廷人が持つ檜扇に似ている、あるいは、葉っぱが扇を広げたような姿をしている、ことから命名されたとか。
京都では祇園祭に欠かせない花で、床の間や軒先に飾る花として愛好されています。
また、黒い種子は俗に「ぬば玉」と呼ばれ、和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞としても知られいます

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