レッドポピー、イエローポピー

ケシ科：Papaveraceae　メコノプシス属：Meconopsis　学名：Meconopsis punicea
日本名：メコノプシス プニケア　原産地：中国北東部・チベットの3000～4000ｍに分布

青海省の旅で初めて出合ったケシは、鮮やかな赤い花の「レッドポピー」。
　　　　　　　花弁が長く垂れ下がっている独特の姿。背丈30～50cm

ケシ科：Papaveraceae　メコノプシス属：Meconopsis　学名：Meconopsis integrifolia
日本名：メコノプシス インテグリフォリア
レッドポピーを見たあと、家畜を放牧しているステップ台地にイエローポピーが咲いていた。
高度の高い黄河源流近くまでしばしば見ることができた。
　　　　　　　　　　切り立った岸壁の間を流れる黄河　

「青いケシ」「赤いケシ」「黄色いケシ」、花の色が異なるだけでなく、その姿・形がそれぞれ個性的だった。

青いケシ

ケシ科：Papaveraceae　メコノプシス属：Meconopsis　学名：Meconopsis horridula
和名：青いケシ　ブルーポピー　原産地：チベットから中国西部の標高4000ｍを超えた地域

７月９日から17日まで、中国北西部の青海省へ「幻の花ブルーポピーを求めて大自然の旅」に行ってきました。青海省の面積は日本の２倍、青海湖は琵琶湖の６倍という広さ。
黄河源流近く、高度4000ｍの山麓には広大な草原が広がり、色とりどりの高山植物が迎えてくれました。イエローポピー・レッドポピー、そして念願の「ブルーポピー」に出合えました。

青いケシは「天上の妖精」「幻の青いケシ」といわれ、ブータンの国の花になっています。
背丈２０cm、寒さと乾燥に適応するため蕾と葉は棘に覆われ、花が咲いていない時期は踏んでしまいそう。　花の色は青・紫がかった青・薄い青と色調が微妙に異なります。
　　　　　　　　　　　　　　　

草原の窪地は冷たい風をさえぎってくれるのか、一列に並んで咲いていました。
　　　　　　　　　　　　　　　

雨季にもかかわらず天候に恵まれ、急ピッチで進められている道路建設のおかげで、標高4610ｍの黄河源流とされているところまで訪れることができました。