信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

クリスマスローズが咲いてきました

2017年03月20日 | 日記
キンポウゲ科:Ranunculaceae クリスマスローズ属:Helleborus 学名:Helleborus
和名:クリスマスローズ 寒芍薬 英名:hellebore 原産地:バルカン半島を中心にヨーロッパ全域
1.有茎種 H.argutifolius アーグチフォリウス
       ギザギザのある3裂した葉で、黄緑色の丸い花

2.中間種 H.niger ニゲル 英名でクリスマスローズ、花色は純白で清楚 
        

3.無茎種 H.orientalis オリエンタリス 現在の交配種の中心的な存在で変異や亜種多い 
         
      
クリスマスローズの交配は、特に無茎種同士では容易で、人気の花色が多い交配種は多くの無茎種の花粉(遺伝子)が複雑に交ざりあって出来ている。そのため、自家家受粉すると親とはやや異なった花が現れたりする。画像の最後の2つはこぼれ種から育ったもの。

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オキナグサ・ピンホイール

2017年03月17日 | 日記
キンポウゲ科:Ranunculaceae オキナグサ属:Pulsatilla 学名:Pursatilla vulgaris
和名:西洋翁草 オキナグサ・ピンホイール 英名:Pasque flower 原産地:ヨーロッパ
 
花弁はなく、花びらのように見えている部分はガクが変化したもの。
                
株全体が白い線毛で覆われ、花後の冠毛の姿も美しいです。種には白く長い毛があり、その種が密集して風にそよぐ姿を老人の白髪に見立てて「翁草」と呼ばれています。
スイスアルプスの原野で見たオキナグサとは、またすこし異なるようです。
西洋オキナグサ:ピンホイールの白色も、紫色に3週間遅れて咲きました。 
【余談】
「おきなぐさ」は、宮沢賢治の童話の中で最も美しい作品といって良い。
この物語は、語り手の次のような言葉から始まる。
「うずのしゅげを知っていますか。
 うずのしゅげは、植物学ではおきなぐさと呼ばれますが、おきなぐさという名はなんだかあのやさしい若い花をあらわさないようにおもいます。・・・・」
この後、今頃の季節をよく表した文章が続く。

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原種シクラメン・コウム

2017年03月13日 | 日記
サクラソウ科:Primulaceae シクラメン属:Cyclamen 学名:Cyclamen coum
和名:シクラメンコウム(別名 かがり火花、豚の饅頭)英名:Cyclamen 原産地:トルコ、パレスチナ、イラン
 原種シクラメンは20種ほど、もともとは観賞用としてではなく、主に食用の澱粉を得るための植物として用いられていたのだそうです(豚の饅頭)。
19世紀、ヨーロッパで原種シクラメンのひとつであるシクラメンペルシカム(Cyclamenpersicum)種を元に品種改良がさかんにおこなわれ、園芸用シクラメンが普及するようになりました。
原種シクラメンのなかでも、へデリフォリウム・コウム・ペルシカムが育てやすいといわれています。

今年も3月に入って可愛いい花をいっぱい咲かせました。花の径2.5cm、背丈8cm。
              
「豚の饅頭」のような球根は茎が肥大したもので、表皮がコルク状で乾燥に耐えるようになっています。
ハート型の葉には白い模様があり、花と同じように楽しめます。鉢の中にこぼれ種から芽をだした小さい葉をいくつか見つけました。

庭にメジロが落ちていました。拾い上げるとまだ温もりがあります。 
メジロが梅の花をついばみに盛んにやってきます。落下事故? 胡蝶侘助の下に葬ってやりました。

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