信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ブッドレア

2021年08月27日 | 日記
フジウツギ科:Buddlejaceae フジウツギ属:Buddleja 学名:Buddleja davidii
和名:ブッドレア、房藤空木 英名:Butterfly Bush 原産:中南米、アフリカ南部、東アジア

 中国原産フサフジウツギの園芸品種。現在では約100種類もの園芸品種が栽培されています。
 朝起きて玄関のドアを開けると、ブッドレアの花にヒョウモン蝶が翅を休めていました。芳香を放ち、しかも蜜が豊富なため、蝶がよく集まってくるので“蝶が集まる花”と言われています。
               
 ブッドレア・西洋ニンジンボク・オミナエシ・ラベンダーなど、どうしてこんな小さい花に蝶やミツバチがやって来るのか不思議でした。甘い香りと豊富な蜜があるから!
    西洋ニンジンボク   ラベンダー    
 我が家のブッドレアは老木になってきました。挿し木をするなり、種を採って蒔くなり、更新しなければなりません。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘチマ

2021年08月27日 | 日記
ウリ科:Cucurbitaceae ヘチマ属:Luffa 学名:Luffa cylindrica
和名:ヘチマ 糸瓜 英名:Luffa、Sponge gourd 原産地:インド
 
 グリーンカーテンにしようと思って植えたヘチマ、やっと花が咲いてきました。花期は夏(7 - 9月)の日没後、黄色い大きな花を咲かせます。雄花は房状につき、雌花は単独でつく、というのですが、まだ雌花は見つかりません。
余った苗をヤマモモの木の下に植えました。6m位の高さまで蔓が伸び、同じように咲いてきました。濃い緑と鮮やかな黄色の花は夏の青空によく映えます。
               
 あわよくば、熟した実を乾燥させてタワシを作りたいのです。アクリル製のタワシはマイクロプラスチックに化けるというので、使うのを止めようと思っています。
 貧しかった子どもの頃、母はヘチマを植えて長く伸びた茎を切って瓶にため、へちま水として化粧水代わりに使っていました。
 また、ヘチマの実は若いうちに収穫して食用にするそうです。
室町時代に中国から渡来したヘチマ、私たちの暮らしのなかで受け継がれてきました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オミナエシ

2021年08月02日 | 日記
オミナエシ科:Valerianaceae オミナエシ属:Patrinia 学名:Patrinia scabiosifolia
和名:オミナエシ 女郎花 英名:Golden lace、Scalious Patrinia 原産地:日本、中国、東シベリア

 日当たりの良い草地に分布する山野草。夏から秋に花茎を伸ばし、花茎の先に小さな粟粒のような蕾と5枚の星型の合弁花を咲かせます。枝まで黄色に染まってまばゆいほどです。 砂利を敷いた庭に地下茎を伸ばして増え、あちらこちらに咲いてきました。
               
 朝、写真を撮っていると、ミツバチの羽音が「ブーン、ブーン」とやかましい。なかには後ろ足に黄色い大きなかたまり「花粉団子」をつけているものがいます。花にとまった時に体中に付着した花粉を集めて圧縮し、後ろあしに固めて作った「花粉団子」です。芍薬の花の写真を撮った時にも、花の中でひっくり返ったマルハナバチの足に「花粉団子」がくっついていて笑ってしましました。
                          
 和名の由来は、「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で、美女を圧倒する美しさからーという説と、同属で姿がよく似ている白花のオトコエシ(男郎花)に対する「女郎花」で、全体にやさしい感じがするところから名付けられたーという説があります。
オミナエシは秋の七草の一つ、古くから好まれ、万葉集や源氏物語の中でも詩に詠まれています。
 健気な花々に癒してもらって、猛暑とコロナ禍をやり過ごしましょう。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする