信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

チューリップ 原種

2017年04月17日 | 日記
ユリ科:Liliaceae チューリップ属:Tulipa 学名:Tulipa 
和名:チューリップ 英名:Tulipa 原産地:地中海沿岸~中央アジア

春、花といえば「桜」「チューリップ」
新しく球根を植えていないのですが、赤・白・黄色のチューリップが咲きました。
ピンク色の花弁で先が尖っているのは原種チューリップ。
        花の中を覗くと    
黄色の原種チューリップも一株咲いていました。 
「原種のチューリップ」とは、品種改良を重ねたものとは違って野生種やそれに近いもので、100種類ほどあるといわれています。元々は野草として育っていたので、ウイルスや病気など周囲からの脅威に強く、植えっぱなしで毎年咲きます。野生だったからこその強さが残っているのでしょう。
   
   チューリップの万華鏡        
かつては日本に自生するアマナもチューリップの1種とされていました! 子どもの頃、田んぼの畔で見かけたものです。今頃はその田んぼもありません。

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カタクリ

2017年04月09日 | 日記
ユリ科:Liliaceae カタクリ属:Erythronium 学名:Erythronium japonicum
和名:カタクリ 片栗 英名:Katakuri (Dogtooth violet) 原産地:日本、朝鮮半島、サハリン

カタクリは草春に花を咲かせ、他の植物が活動を始める頃に姿を消す「スプリング・エフェメラル(春の妖精))」と呼ばれています。種子が地中に入ってから8年ほどの間は花をつけない片葉の状態が続き、それからやっと2枚の葉を出して開花。地上に姿を現す期間は4-5週間程度で、開花期間は2週間程の繊細な植物です。
今年初めて花が咲きました。  2枚葉と蕾     
日差しがない日、終日花は閉じたままで可憐な姿を見ることができません。日が当たると淡紫紅の花弁は反りかえり、花びらの中心近くには暗紫色をしたM字形の模様が見えます。

地下の鱗茎にはデンプン質が多く、かつて片栗粉の原料とされていましたが、今ではほとんどがジャガイモやトウモロコシのデンプンから作られています。
すぐそばで黄花の洋種カタクリが蕾をつけて開花を待っています。
     4月13日咲きました      

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