こんくらべ

　野草の魅力に引かれて庭に植え、その生き延び戦略にまいってしまうことがある。ドクダミもその一つ。今、柳腰の茎の上に白い清楚な花を咲かせている。いつの間にか庭のあちこちで勢力を拡大している。
　果樹園にしようと思っている畑に、ヤブガラシがにょきにょきと芽を出してきた。名前の由来が「藪を枯らす」ほどの旺盛な繁殖力からきている雑草。
別名を「貧乏かずら」。　根は芋ずるのように伸びていて、途中で折ってしまったり、土中の奥まで這っている根茎を引き抜くときに、細いひげ状の根を切ってしまうと大変。地中に残ったわずかでな根茎からも次々芽生えてくる。根気強く、根こそぎ取り除かないと、ヤブガラシとの「根くらべ」に負けてしまう。その根性には、すでに尊敬の念さえ覚えてきた。
　「藪からし」は俳句の季語にさえなっているらしい。
　　「藪からしと云へど花なり野の仏」
　　「立冬やとも枯れしたる藪からし」
　　「藪からしおまえを植えた覚えはない」
　私も一句
　　「藪医者の手にあまる根を藪からし」
　　　　写真：日没の光のなかで、藪からしと根くらべをする藪医者

ラベンダーの香り

ラベンダーが咲き始めました。何年も前から育てているラバディンという品種。
イングリシュラベンダーの時期は終わりました。フレンチラベンダーとレースラベンダーは花の時期が長くて育てやすいけれど、女王ではありません。
ラバディンは一斉に咲き始め、風が部屋の中まで良い香りを運んできます。
モーツァルトの曲を聴きながら本を読み、ラベンダーの香りが「ふぅーっ」と漂ってきたりすると、それこそ「至福の一時」です。
明日は姉のところに行くので、明後日の日曜日は何もしないで本を読むことにしましょう！

科学の恩恵、自然の恵み

　うたた寝をして目が覚めると、ＮＨＫＢs「セミパラチンスク　18年後の現実カザフスタン核実験場跡」というドキュメンタリーが放映されていた。
”セミパラチンスク”久しぶりに聞く名前。懐かしい響きの地名は、凄まじい放射能被害で悲鳴をあげていた。
　また最近、南海の島ツバルが、海面上昇してサンゴ礁でできた地面がなくなり、さらに浜辺には投げ捨てられたゴミの山が築かれていることを知ってしまった。サンゴ礁がなくなり、魚も採れなくなってきているとか。
　けなげなねずみの話。火薬のにおいをかぎ分けて紛争地に残された地雷を発見する「地雷探知ネズミ」の訓練が、アフリカのタンザニア、モザンビークなどで続けられている。
　私がこうしてブログをやり、瞬時に世界で起きている事を知ることができるのは科学の恩恵。しかし、核やら化学製品は、自然の恵みほどやさしくないと思う。
　我が家から出た生ごみを、落ち葉と糠と少量の牛糞とで混合し、庭のすみで堆肥を作っている。今朝、堆肥に温度計を差し込むと42℃あった。
微生物達からの贈り物だ。

食卓を彩る

　The Result of Doi Theory！
　自産自消　自我自賛
収穫した作物でサラダとハーブティーを作りました。
サラダ：レタス、キュウリ、たまねぎ、レッドオニオンン、アスパラガス、
ブルーベリー、ブラックベリー
　　　　（トマトとアボガドは買ったもの）
ハーブティー：ミント、カモミール、Ｙさんの蜂蜜
　　

収穫できました

　4月29日に植えた夏野菜が,ぼつぼつ実り始めました。第一号は歌姫農園のズッキーニ、１週間ぶりに行くと５×２０㎝に成長したものが２個採れました。
第二号は庭に植えたきゅうり。
　春に咲いたしだれ梅の実が色づいてきたので、収穫して梅干用に漬けました（約３ｋｇ）。それと都祁農園で採れた玉ねぎ（約５０個＋レッドオニオン約１０個）を紐でくくって竹ざおにぶらさげました。
　自分で育てた野菜や果物は、どんな形でもいとおしく、「よしよし、ありがとう」という気持ちになります。花粉を運んでくれた虫さん、ごくろうさま。
（写真：セージが大好きの蜂）