信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ソシンロウバイ

2025年02月03日 | 日記
ロウバイ科:Calycanthaceae ロウバイ属:Chimonanthus 学名:Chimonanthus praecox form. concolor
和名:ソシンロウバイ 素心蝋梅 英名:Winter sweet 原産地:中国

江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
ソシンロウバイは蠟梅から生まれた栽培品種、花弁が芯まで黄色。原種の蠟梅の花は小ぶりで中央部が赤紫色、香りもやや薄い。花は下向き、または横向きに咲きます。
   公園で見つけた蠟梅
「早春に咲く花は黄色が多い」と天気予報で言っていましたが、「花の色は昆虫を惹きつけるための生き残り戦略の一つ」だとか。黄色い菜の花も咲き始めました。
あともう少し寒さ厳しい日が続きます。小鳥たちも寒そうです。
園路で観察できる鳥:スズメ・ヒヨドリ・ジョウビタキ・メジロ・ハクセキレイ、そしてハト・カラス…。

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ツワブキ

2025年01月01日 | 日記
キク科:Asteraceae ツワブキ属:Farfugium 学名:Farfugium japonicum
和名:ツワブキ 石蕗 英名:Leopard plant 原産地:日本、朝鮮半島、中国

2025年の幕開け、急いで初日の出の見えるところまで駆けて行き、見えました!
今日は快晴、楽しい事だけを乗せて「列車2025年号」が走りだしてくれると良いのですが。
モミジやドウダンツツジの紅葉が終わり、葉を落とした樹々の足元でツワブキが元気に花を咲かせています。我が家のツワブキも黄色い花が咲いて、斑入りの葉っぱの白と緑とのコントラストが綺麗です。花の構造が面白く、花の中央に舌状花と筒状花がいっぱい並んでいます。
        
年末、咲き終わった小菊を抜きました。根っ子が縦横無尽にはびこっていてビックリ。新しい菊を植えても負けてしまい、咲かすことが出来ませんでした。
今のところツワブキが増えすぎて困ることはありません。ただ、生命力は旺盛なようで、種が飛んであちこちで新しい株を見つけます。命を繋ぐ、他の命も大切にして欲しいです! 
「激動の世界に希望ある未来」を乗せた2025年の地球号、出発進行・・・。

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柚子

2024年12月13日 | 日記
学名:Citrus junos ミカン科:Rutaceae ミカン属:Citrus
和名:ゆず 柚子 英名:Yuzu 原産地:中国

6月頃白い5弁の花を咲かせ、11月頃から実が色づき始め、200個位実りました。
       実のスケッチ 
無農薬で育ち安心、近所や知り合いの人に5~10個づつ配り、歓迎されました。
たくさん採れたので頑張ってユズジャムを作りました。柚子の種にはペクチンが多く含まれており、化粧水も作成。
柚子の酸味と良い香りから香辛料・薬味として愛用されています。
まだ後50個位は残っています。12月21日は冬至、ゆず湯に浸かって風邪を引かないように!

桃栗3年柿8年、柚子のおおばか18年。
18年もかかったら生産者が大変、ほとんどが接木で増やしているそうです。
この諺の続きがありました。
「桃栗3年柿八8年、柚子のおおばか18年、女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生」
柚子がみんなの暮らしの中にあったという事なのでしょうね。

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ノコンギク

2024年11月06日 | 日記
キク科:Asteraceae シオン属:Aster 学名:Aster microcephalus var.vatus
和名:ノコンギク 野紺菊 英名:Wild chrysanthemum 原産地:日本固有種

日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草で、秋に咲く里山を代表する「野菊」の一つ。今日11月6日の誕生花。
          
地下茎が長く横に這い、あちこちから枝を出して増えていきます(邪魔になるほど)。
葉には短い毛が生えていてザラザラしています。
ヨメナはノコンギクとよく似ていますが、少し小型で、葉に毛が無くはつるつるしています。
伊藤佐千夫の小説「野菊の墓」の野菊はノコンギクではないか?と言われています。
長かった夏が去り、秋の七草もほとんど咲き終わり、これから菊の花の季節。

夜中の楽しみ:星座ウォッチング
 オリオン座(ペテルギウス)・シリウス・プロキオンを結び付けて「冬の大三角」、さらに、シリウス・プロキオン・ふたご座(ポルックス)・カペラ・アルデバラン・オリオン座(リゲル)を結びつけて「冬の大六角形」、を見ることができます。その六角形中でひときわ大きく輝く木星、ふたご座のそばの黄色い火星、も観察できます。
 昔はもっときれいに見えたのでしょうが、星の一つ一つに名前を付け、物語を作って「すごいなあ!」と思っています。

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黄色彼岸花

2024年10月06日 | 日記
ヒガンバナ科:Amaryllidaceae ヒガンバナ属:Lycoris 学名:Lycoris aurea 
和名:キイロヒガンバナ 黄色彼岸花 別名:ショウキズイセン鍾馗水仙 英名:Golden Hurricane Lily、Golden spider lily 原産地:中国

学名の「Lycoris aurea」は、花がとても美しいということでギリシャ神話の海の女神 Lycorisの名前を、aureaはラテン語で黄色・金色という意味。
赤、白、黄の彼岸花が次々と咲いてきました。9月・10月まで続く夏の暑さで、開花が例年よりだいぶ遅れています。そのうち長く続く夏の暑さも“異常”ではなく、新しい“標準”になってしまうかも…?
    
赤と黄の彼岸花は原種、白の彼岸花は赤と黄の交配によってできたものといわれています。赤色と黄色を交配して白色になるのは不思議です。 
英名の「Golden Hurricane Lily」は、あっという間に咲きだし、すぐに咲き終わる感じがハリケーンのようだとか、ハリケーンの多発する時期に咲くことに由来するようです。
彼岸花の花言葉「また逢う日を楽しみに」は、花が咲くときには葉が無く、葉が出るときには花が咲き終わっている、この特徴をよく表しています。
おどろおどろしく燃え上がるような「赤い」彼岸花、彼岸花といえば、やっぱり赤ですね。

追:夜中に東の空を見上げると、オリオン座と「冬の大三角」が見えます。さらに北の方に目をやるとふたご座が見えます。地球の温暖化に関係なく星が輝いています。

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