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信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

芥子 ブラックマジック

2025年04月15日 | 日記
ケシ科:Papaveraceae ケシ属:Papaver 学名:Papaver macrostomum 'black magic'   和名:黒花ポピー、ブラックマジック 英名:Black poppy 原産地:トルコ

昨年、園芸店で珍しいケシの苗を見つけました。
Shirley Poppy の'Black Magic' 'Amazing Gray' 'Pandora' の3種類。
咲き終わったブラックマジックの種を植木鉢に撒いておいたら、50本ほど芽を出し、3日前から咲き始めました。鉢に栄養がなかったのか全部ヒョロヒョロ、風に揺られて花びらが散ってゆきます。花びらは真っ黒なサテン生地のような光沢があり魅惑的です。葉は少し青みを帯び、花色を引き立てています。
               
なかには赤の混ざった花があり、違うケシかと思いましたが、気温の変化に起因するとか。
        
 【そもそも花の色素には「黒」が無い。花の色はアントシアニン(紫から赤)、カロテン(黄色かオレンジ)、フラボノイド(薄い黄色)が混じって出来上がっている。アントシアニンが多いと人間の眼には黒っぽい色に見える。花は低温だとそのまま黒っぽく開花するが、気温が上がると色素が壊れて赤が優勢となるため赤っぽい色に見えるようになる。】
あとの'Amazing Gray'と'Pandora'の種は採取できませんでした。園芸店でも今年は売っていませんでした。Shirley Poppyはまだまだ希少なケシなのだと思います。
 庭では、原種チューリップがいっぱい咲き、そして、春蘭・黄花カタクリ・舞鶴草など可憐な花々が春の到来を告げています。
           

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スモモ

2025年03月29日 | 日記
バラ科:Rosaceae スモモ属:Prunus 学名:Prunus salicina
和名:スモモ 季(プラム、大石早生) 英名:Japanese plum 原産地:中国

Spring has come!
梅の花が終わり、桜が咲きだす寸前、スモモの花が咲き始めます。今年も白い5弁の花が一斉に咲いて、とても奇麗です。
        
スモモは自家結実性がない(1本だけでは実がならない性質)ため、結実させるためには受粉樹(異なる品種)を近くに植える必要があります。当初、2本植えていたのですが、庭を造り直したとき「花だけ楽しめたら良い」と実がなるのを諦め、1本だけにしてしまいました。ところが8月頃になると30個ぐらい実がなり、熟した実を鳥が食べにくるのです。植物に詳しい方に尋ねると「近所によく似た樹があるのあるのでしょう」ということでした。近隣の家の垣根から満開の「アーモンド」や「ゆすら梅」の枝が伸びていて、これかな?と想像しています。
今年、満開の花からどれだけの実がなるのでしょう。小さい蜂がブーンと羽音を鳴らして飛び交っています。

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ミツマタ

2025年03月11日 | 日記
ジンチョウゲ科:Thymelaeaceae ミツマタ属:Edgeworthia 学名:Edgeworthia chrysantha
和名:ミツマタ 三叉 三椏 英名:Oriental paperbush 原産地:中国中南部・ヒマラヤ地方
 
春を告げる花の一つ。うつむくように下を向いて咲く花には芳香があります。
葉が全くでないうちに花芽がほころび出し、沈丁花のような花を咲かせます。開花していく様子を眺めていると愛おしくなります。
    
花の色は、はじめは地味な灰黄色ですが、暖かくなるにつれて黄金色に変化。小花が寄り添って半球形をつくって咲いており、まるで薬玉のようです。この小さな花には花弁はなく、花弁のように見えるのは筒状の萼の先端が4つに裂けて反り返ったもの。
枝は3つに分枝し、これが「ミツマタ」の名前の由来。
同じジンチョウゲ科の「ガンピ」や、クワ科の「コウゾ(楮)」も和紙の原料に使われていますが、ミツマタは茎の靭皮繊維が発達しているので和紙の原料としては最高の品といわれ、紙幣や鳥の子紙などに利用されています。
もうすぐ春分の日、暑さ・寒さも彼岸まで、春はもうすぐ!

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ソシンロウバイ

2025年02月03日 | 日記
ロウバイ科:Calycanthaceae ロウバイ属:Chimonanthus 学名:Chimonanthus praecox form. concolor
和名:ソシンロウバイ 素心蝋梅 英名:Winter sweet 原産地:中国

江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
ソシンロウバイは蠟梅から生まれた栽培品種、花弁が芯まで黄色。原種の蠟梅の花は小ぶりで中央部が赤紫色、香りもやや薄い。花は下向き、または横向きに咲きます。
   公園で見つけた蠟梅
「早春に咲く花は黄色が多い」と天気予報で言っていましたが、「花の色は昆虫を惹きつけるための生き残り戦略の一つ」だとか。黄色い菜の花も咲き始めました。
あともう少し寒さ厳しい日が続きます。小鳥たちも寒そうです。
園路で観察できる鳥:スズメ・ヒヨドリ・ジョウビタキ・メジロ・ハクセキレイ、そしてハト・カラス…。

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ツワブキ

2025年01月01日 | 日記
キク科:Asteraceae ツワブキ属:Farfugium 学名:Farfugium japonicum
和名:ツワブキ 石蕗 英名:Leopard plant 原産地:日本、朝鮮半島、中国

2025年の幕開け、急いで初日の出の見えるところまで駆けて行き、見えました!
今日は快晴、楽しい事だけを乗せて「列車2025年号」が走りだしてくれると良いのですが。
モミジやドウダンツツジの紅葉が終わり、葉を落とした樹々の足元でツワブキが元気に花を咲かせています。我が家のツワブキも黄色い花が咲いて、斑入りの葉っぱの白と緑とのコントラストが綺麗です。花の構造が面白く、花の中央に舌状花と筒状花がいっぱい並んでいます。
        
年末、咲き終わった小菊を抜きました。根っ子が縦横無尽にはびこっていてビックリ。新しい菊を植えても負けてしまい、咲かすことが出来ませんでした。
今のところツワブキが増えすぎて困ることはありません。ただ、生命力は旺盛なようで、種が飛んであちこちで新しい株を見つけます。命を繋ぐ、他の命も大切にして欲しいです! 
「激動の世界に希望ある未来」を乗せた2025年の地球号、出発進行・・・。

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