信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

エゾフウロ

2011年07月26日 | 日記
フウロソウ科:Geraniaceae フウロソウ属:Geranium 学名:Geranium yesoense 
和名:エゾフウロ(蝦夷風露)

ハクサンフウロ(白山風露)の変種だとか。日光の当たりかげんで花の色に濃淡を生じるらしいが、ハクサンフウロはもっとピンクがかっています。
  利尻島では雨風のなかで揺れていましたが、 
礼文島では陽の光をいっぱい浴びて咲いていました。    
雄しべが先ず出てから、雌しべが伸びてきて先端が5つに分かれるようです。

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ハマナス

2011年07月21日 | 日記
バラ科:Rosaceae バラ属:Rosa 学名:Rosa rugosa
和名:ハマナス 英名:Romanas rose、Rugosa rose、Japanese rose
                 
利尻島の海岸にハマナスが群生していて、次々と花を咲かせていました。名前の由来は、赤く熟した実の形が梨に似ていることから浜梨→ハマナスとなったようです。
バラの品種改良に使用された原種の一つ。
稚内市内ではめずらしい白花のハマナスが車道を飾っていました。

また礼文島で、ハマナスの花にそっくりのオオタカネバラ(大高い薔薇)が1輪だけ咲いていました。ガイドの宮本さんが「よく似ていますがこれはバラ、葉の形が違います」」と教えて下さいました。
バラ属:Rosa 学名:Rosa acicularis  実はローズヒップに近い 

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利尻ひなげし

2011年07月16日 | 日記
ケシ科:Papaveraceae ケシ属:Papaver 学名:Papaver fauriei
英名:Flanders poppy、ladybird poppy 和名:リシリヒナゲシ 利尻雛罌粟
利尻・礼文の旅のもう一つの目的は、リシリヒナゲシと礼文ウスユキソウを見ること。
リシリヒナゲシは利尻富士の山頂付近にのみ自生。世界に100種あるケシ科ケシ属のなかで、日本国内にただ1種しかない野生のケシ。
8合目以上の火山れきのガレ場に生えているということであった。
しかし、あいにく利尻富士登山当日の天候は小雨と激しい風のため、山頂付近の見透しが悪くリシリヒナゲシは見られなかった。

                  
いっぽう、さすが最北の地、民家の庭先でもヒナゲシ育てられている。ガイドさんは「遺伝子が山頂付近のリシリヒナゲシと異なってます」と説明してくれた。
見た目には区別できないらしい。私としては満足! 満足!

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サロベツ原生花園

2011年07月13日 | 日記
コバイケイソウ  ユリ科:Liliaceae シュロソウ属:Vetatrum 学名:V.stamineum
高山植物は小型で可憐な花が多い中、背丈が1m位まで伸びるので目に留まりやすい。コバイケイソウの白い花を見るのは久しぶり。例年、8月の登山では花期が済んでしまっている。
             エゾカンゾウ  
ユリ科:Liliaceae ワスレグサ属:Hemeracallis 学名:H.dumortieri
和名:ゼイテイカ(禅庭花) 別名:ニッコウキスゲ(日光笠萓)、エゾカンゾウ
今年はエゾカンゾウの当たり年だとか、ガイドさんも大喜び。
黄色に染まった湿原がはるか彼方まで続いていて  
訪問者から「すごーい!」という歓声が上がる。海の向こうに利尻富士が薄っすらとたたずんで見えた。

宮沢賢治「オホーツク挽歌」の真似をして、とにかく北へ向いたかった。樺太へは外国になり手続きが大変なので、日本の最北端へ到達することで良しとした。
稚内サロベツ原生花園→利尻富士(1721m)登山→礼文島→稚内宗谷岬(北緯45度31分)
サロベツ原生花園と礼文島は見渡す限りお花畑が広がり、礼文島から見上げた夜空に天の川が流れていた。銀河鉄道が走っていそうな情景! 宗谷岬から丸く広がる海原に向かって「・・・」と叫んできた。

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ゴボウの花

2011年07月10日 | 日記
キク科:Asteraceae ゴボウ属:Arctium 学名:Arctium lappa L.
和名:ゴボウ 牛蒡 英名:edible burdock 原産地:ユーラシア大陸

昨年収穫した「お手軽ごぼう」、花壇に埋めて保存していましたが、とうとう食べる機会を逸しました。
春には元気な若葉を広げ、やがて花茎が伸び、ついに花を咲かせました。
              
1週間前は丸いトゲトゲの蕾ばかりだったのに、日本最北端の旅から帰ってくるとアザミとよく似た紫色の花筒を覗かせていました。ゴボウの花を見るのは初めてです。

7月3日~7日 利尻、礼文、宗谷岬へ旅行   

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