ケシ科:Papaveraceae ケシ属:Papaver 学名:Paver rhoeas ‘Amazing Grey’
和名:ヒナゲシ、シャーレーポピーアメイジンググレイ 英名:Corn Poppy 原産地:ヨーロッパ
初夏にグレイッシュな花を咲かせる1年草。
花色には個体差があり、どんな色の花が咲くのか咲いてみないとわからない。純白や深紅などグレイが入らない花が咲くこともあり、気温や紫外線量などの環境も影響するそうです。
毛むくじゃらの蕾は、初めはうなだれたように下向きにつき、開花直前に首をすっと上げて、からが2つに割れ花が出てきます。それが和紙をしわくちゃにしたみたいな花なのですが、開いてくると大きくふんわりとした美しい花になります。
ケシは大きく分けて、シャーレ―ポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーの3種。
シャーレーポピーの花名は、イングランドのコーンウォール州のシャーレーという地名が由来。そこで暮らしていた牧師が選抜を繰り返して育種し、1880年頃に広まった品種といわれています。育種の元になったのはヨーロッパ原産のPapaver rhoeas(パパヴェル・ロエシス)。これは和名のヒナゲシのこと。現在ではヒナゲシとして流通するほとんどがシャーレーポピーだそうです。
地中海沿岸地方で赤いケシが一面に咲き乱れている映像を見ることがあります。きっとシャーレーポピーの原種が咲いているのでしょう。見てみたいです!
追記:6月3日遅れて咲いてきた別株のアメイジンググレイ
様々な花の色があると言われている通り、赤い花が咲いてきました。