信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ドクダミ 八重咲き

2020年09月11日 | 日記
ドクダミ科:Saururaceae ドクダミ属:Houttuynia 学名:Houttuynia cordata
和名:ドクダミ 毒痛み 別名:十薬 英名:Fish mint、Chameleon plant 原産地:東アジア、東南アジア

ドクダミはやや日陰の湿った場所を好む草で、野山や空き地などいたる所で見ることができます。
草全体に独特の香りを持ち、繁殖力が強く、ちぎれた地下茎からでもどんどんはびこってしまいます。古くから民間薬としても広く知られ、乾燥させてどくだみ茶として利用されてきました。
ドクダミの花の白さとたたずまいは優雅で、絵画に描かれているのをよく見かけます。
この夏、長野県清里の「ペンション遊歩道」の庭で八重咲きのドクダミを初めて見ました。
          
白い花弁のように見える部分は葉に近い総苞片で、中心部の黄色い部分が花の集合体。たくさんの小さな花が集まって、ひとつの大きな花のように見える形を作っています。本当の花、小さなひとつひとつの花に花弁はなく、果実はできません。花弁のように見える白い総包は、何のために美しく見せているのでしょうか?
やっかいだけれど可憐なドクダミ、園芸店で「八重咲き」や、葉に黄色や赤の模様が入る「カメレオン」などのドクダミを見つけたら、庭の隅に植えてみようかな・・・。



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