信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

白い侘助椿

2015年11月28日 | 日記
ツバキ科:theaceae ツバキ属:Camellia 学名:Camellia wabisuke
和名:ワビスケ 侘助 英名:Camellia 原産地:日本? 中国?

友だちと椿を見ながら話をしていました。
私:「侘助は雄しべに花粉がないから、実がならへんねで」
友だち:「家にも実がならへん椿があるわ、侘助かな? 実がならへんでどうやって増やすのかな?」
ということで、あらためて「侘助」について調べてみることにしました。

ワビスケの定義
  A. ウラクツバキ(‘タロウカジャ’=‘ウラク’)から生まれたものであること
  B. 葯(やく・雄しべの先端の花粉を作る器官)が退化して花粉を作らないこと
 上記のABを満たすものがワビスケと呼ばれる。
侘助は茶の湯でもっとも好まれる椿ですが、一般のツバキに比べて花は小型で、開き切らずに筒状になるのが特徴。雄しべの先に花粉がなく種が出来ないため、さし木で増やします。全ての侘助は、京都にある樹齢400年の1本の古木が原木となり、増えていったものといわれています。
 ――ということでした。

我が家の白侘助も11月中頃から咲きはじめました。
          逆光の朝日に照らされて 
向いの家に咲いている「初嵐」も茶花として愛用されていますが、雄しべには黄色い花粉がいっぱい。
     初嵐      侘助 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スミレイワギリソウ

2015年11月14日 | 日記
イワタバコ科:Gesneriaceae ペトロコスミア属:Petrocosmea 学名:Petrocosmea flaccida
和名:スミレイワギリソウ すみれ岩桐草 英名:Petrocosmea 原産地:中国雲南省、四川省の高山帯

スミレという名前が付いていたので、つい買ってしまった。開花時期は9月~11月
スミレに似た花とセントポーリアに似た葉、茎と葉は毛で覆われています。
          
原産地が高山帯ということで、耐寒性があるらしい。
名前の由来は、手の届かない高い岩場の湿気のある場所に生息、葉や花の形が桐を思わせることによるもの。「・・・スミレ」とはいわず「スミレ・・・」となっているのは、スミレのようなという意味だそうです。

11月6日、知人に誘われ大阪の国立文楽劇場「錦秋文楽公演 玉藻前あさひの袂」を観てきました。
思っていた以上に面白く、いつの間にか人形使いの姿が目に入らなくなっていました。日本に素晴らしい人形劇があったのだと気付かされました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする