ホテルの庭

朝、眼が覚めると小鳥がさえずり、窓からは万年雪を頂いたアルプスの山々が見える。
ホテルの庭はどこもお花畑！　（ツェルマットのホテルで）

移動中のバスの中で添乗員さんが色々話をしてくれた。今回宿泊したホテルはこじんまりとクラシックな装飾が施されていた。「ホテル到着後、一斉にお風呂を使われますと、お湯がでなくなることがありますのでご協力ください。毎日お風呂に入る習慣は日本人ぐらいです。」
「浴室とトイレがなぜ一室になっているのか」宗教、歴史をたどっての話、なかなか面白かった。
星野知子著「トイレのない旅」を読んだことがある。私が経験した中で一番ビックリしたのは10年くらい前、グルジアへ旅行したとき。「ハイ、こちらの林は男性、こちらの林は女性です。」　いわゆる野ぜっちん！　それ以降どんなトイレにも驚かなくなった。『世界のローレックス』は誰にでもトイレを「どうぞ」と提供している。勿論私たちも恩恵にあずかった。

ソルダネラ アルピナ

サクラソウ科：Purimulaceae　イワカガミダマシ属：Soldanella　学名：Soldanella alpina　
和名：イワカガミダマシ　英名：Alpine snowbell

雪解けの湿り気を含んだ岩の多い草原、1cmほどの淡紫色の花がうつむいて咲いていました。高山植物の例にもれず、小さくて可憐です。（シュテリー湖畔その他で）

ゲンチアナ クルシイ

リンドウ科：Gentianaceae　リンドウ属：Gentian　学名：Gentiana clusii

お土産に白いレースの栞を買った。エーデルワイスとリンドウが刺繍されている。カウベルにもエーデルワイスとリンドウの刺繍がほどこされているものが多かった。
「Gentianaはかってイタリアの王様であったGentiusに由来する」そうだ。スイスを代表する花なのだろう。

セイヨウオキナグサ ②

キンポウゲ科：Ranunculaceae　オキナグサ属：Pulsatilla　学名：Pulsatilla apiifolia


シュテリー湖畔の草原で白、紫、黄のオキナグサを見ることができました。
そして、この黄色のオキナグサの周りにたくさんの「つくし」が生えていて、「こんにちは、日本からようこそ」といっているようでした。

セイヨウオキナグサ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　セイヨウオキナグサ
キンポウゲ科：Ranunculaceae　オキナグサ属：Pulsatilla　学名：Pulsatilla vernalis

花びらに見えるのは萼片、外側は淡紫色で中は白色。
和名のオキナグサ（翁草）は、白く長い羽毛状の果実を老人の白髪にたとえてつけられた。
チングルマの果実に似ている。