信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ヤナギラン

2015年09月24日 | 日記
アカバナ科:Onagraceae ヤナギラン属:Chamerion 学名:Chamerion angustifolium
和名:ヤナギラン 英名:Fire weed 原産地:北半球の亜寒帯から冷寒帯にかけて広く分布

8月、山の仲間と南アルプス「入笠山1955m」に登ってきました。山頂から360度の大展望が広がっています。朝4時起床、山頂をめざして頑張りましたが、ガスがたなびいていてぼんやりとした山影しか見えませんでした。
そのかわり、入笠湿原のお花畑は「百花繚乱」、80万株のスズランの季節は終わっていましたが、たくさんの花に囲まれて心踊るひと時でした。

湿原の中でひときわ目立って咲いていたのがヤナギラン。細長い葉が柳に似ており、花が蘭を思わせることから「柳蘭」と名付けられました。
ヒマラヤ・中国横断山脈の植物たち「天の花回廊」という本に、『ヤナギランは秩序好まぬコスモポリタン』と紹介されています。森林の伐採や山火事の跡地に他の植物に先駆けて芽生えるらしい。英名が「Fire weed」というのも頷けます。
     ヤナギラン      カワラナデシコ 
同じページに「カワラナデシコ」の写真が掲載されており、入笠湿原に咲いていた「ヤナギランとカワラナデシコ」、中国青海省を旅した後だけに「おもしろい!」と思ってしまいました。

その他 入笠湿原に咲いていた花々から
  レンゲショウマ     ウメバチソウ      コオニユリ     サワギキョウ
           

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曼珠沙華

2015年09月21日 | 日記
ヒガンバナ科:Amaryllidaceae ヒガンバナ属:Lycoris 学名:Lycoris radiata
和名:ヒガンバナ 彼岸花 英名:red spider lily 原産地:中国

 秋雨が降ったあと、お彼岸を告げるように芽を出し 1日に10cm近くも茎が伸び 瞬く間に50センチ位になり、真っ赤な花を咲かせる。
今年は、赤と白に加えて、薄いピンクと薄い黄色 が咲いてきた。
            
赤と白の球根は植えたけれど、薄いピンクと薄い黄色 はどこからきたのだろう?
「日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。また三倍体であるため種子で増えることができない。wikipediaより」
やがて、1週間ほどで花も茎も枯れ、今度は球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びてくる。

ヒガンバナは別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と呼ばれている。サンスクリット語「manjusaka」は「天界に咲く花」という意味。おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天上から舞い降りてくると云われている。
庭に植えない方が良いといわれるけれど、真っ赤な花の形が素晴らしい!

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