信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

こうやぼうき

2013年10月31日 | 日記
キク科:Asteraceae コウヤボウキ属:Pertya 学名:Pertya scandens
和名:コウヤボウキ 高野箒 原産地:日本(関東から九州までの山林の日当たりの良い所)

買い物に出掛けるのに幾つかのルートがある。
山林をそのまま残した公園の縁に沿った小道、この道を通るのがお気に入りのコース。
西日の差しこんでいる土手に、コウヤボウキの花が風に揺られながら咲いているのを見つけた。
          
キク科の植物ではめずらしく草ではなく木(落葉小低木)、茎は細くて硬い。
名前の由来は、高野山で竹の代わりに茎を束ねて箒として使ったことからきている。
万葉集にも「玉箒」の名前で登場する。正倉院の宝物のなかにも納められているとか。
1.5cm程の小さな花ですが、ほんのり良い香りがする。
細い花びらは先端がくるっと巻き  なかなか上品で優雅な趣きがある。
11月9日の誕生日花、10月31日はコウヤボウキとよく似た「オケラ」ですって

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホトトギス白花

2013年10月14日 | 日記
ユリ科:Liliaceae ホトトギス属:Tricyrtis 学名:Tricyrtis hirta
和名:ホトトギス 杜鵑 別名:油点草 英名:Toadlily 原産地:東アジア

ホトトギスは白地に紫の斑点が鳥の不如帰の胸に似ていることからこの名前がつけられたらしい。
  突然変異で、紫の斑点が消えてしまった白花ホトトギス。

普通のホトトギスと 台湾ホトトギスも咲いてきました。
      
春に移植して大丈夫かなと心配をしましたが、それぞれ競い合うように咲き誇っています
植える間隔が狭すぎたかな? また植え直す必要があるかもしれません

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綿の花

2013年10月03日 | 日記
アオイ科:Malvaceae ワタ属:Gossypium 学名:Gossypium hirsutum
和名:洋綿 アブランド綿 英名:Cotton plant 原産地:アメリカ大陸

金木犀の香りが漂い、猛暑の夏もどこへやら、秋の気配が深まってきました。
10月に入り、知人の畑では「綿花」が収穫を待っています。 
花が咲いた後、紡錘形にふくらんだ果実ができ、はじけて中からふわふわっと綿が出てきます。その形が花に見えることから「綿花」と呼ばれるのだそうです。

          
花が上向きに咲いているので「洋綿」だと思います。(「和綿」は下向き)
ハイビスカスやオクラの花によく似ています。また酔芙蓉のように、朝咲いた時は白色、夕方にはピンクに染まって萎んでしまいます。
綿花は木綿に、綿花の中に包まれている種子は綿実油に、
ウェディングドレスのような白い花は健気なのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする