ウマノスズクサ科:Arisutolochiaceae カンアオイ属:Asarum 学名Asarum nipponicum
和名:カンアオイ 寒葵 別名:カントウカンアオイ 英名:Asarum 原産地:日本
近所の方からもらったカンアオイ、枯らさないようにと大切に育てていました。ところがふと気が付くと、株の中心が枯れたようにこげ茶色に。よく見ると花!ビックリです。晩秋から咲き始め、冬まで残るということですが、いつから咲いていたのか気づきませんでした。
花の断面
山地、丘陵の林下に生える常緑性の多年草。葉の形がアオイに似て、冬にも枯れずに緑色をしていることから寒葵という名前が付いたようです。
葉の形はハート型で、種によって異なる様々な模様が入ります。これは「白雲紋」という紋様が入っています。花は暗紫色、葉柄の基部に地にうもれるように咲いています。花弁はなく、多肉な壺形の萼片、その先端は3つに分かれています。内側に格子状の隆起線があり、その花姿はユニークかつ奇妙です。
日本を代表するシェイドプランツで、葉模様にさまざまな個体差があり、日陰の庭に植えて観葉植物としても楽しめるとのこと。
「『徳川家の葵の紋』のモデルは『フタバアオイAsarum caulescens』。春にかわいい花を下向きに咲かせる。地下茎をほふくさせて広がり、冬は葉を落として休眠する。」