信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ソバナ

2020年08月11日 | 日記
キキョウ科:Campanulaceae ツリガネニンジン属:Adenophora 学名:Adenophora remotiflora
和名:ソバナ 蕎麦菜、岨菜 英名:      原産地:日本、朝鮮半島、中国

飯盛山(1643m)山頂付近に広がるお花畑、
マツムシソウ、ウスユキソウ、フウロ、コオニユリ、ワレモコウ、アヤメ、ニッコウキスゲ・・・、など、多くの花が咲く草原を散策しました。
大好きな「ツリガネニンジン」、よく似た「ソバナ」も咲いていました。
ソバナは ツリガネニンジン と同じ場所に生えていることが多く、注意して見ないと間違ってしまいそうです。ソバナの特徴は、花がひとまわり大きい、先端の広がった鐘形の花冠を下向きにまばらに付ける、雌しべ(花柱)が花冠からほとんど出ないことなどです。
               
名前は葉の形が ソバの葉に似ているから、という説と、切り立った崖「岨」に咲くからという説があります。淡青紫色の清楚な花で、暑さを忘れさせてくれます。

ツリガネニンジンは山野にごく普通に見られる多年草で、子どもの頃から親しんできました。
                    
ソバナ     :葉は互生、花は散生し円錐状、花柱は少し突き出す
ツリガネニンジン:葉は輪生、花は輪生し丸みのある鐘形、花柱が長く突き出す

ハプニング:どこから来たのか、我が家の庭に合鴨の親子! 親鳥のあとを7羽の雛が「ぷよぷよ」と鳴きながら歩き回っている。洗面器に飲み水を入れてやったが、しばらく歩き回った後、どこかへ行ってしまった。庭の柵を超え、生け垣を超えられるほど飛べるようになっていたのか? 無事にどこか安全な所をみつけて元気にしてくれていますように・・・

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コウリンカ

2020年08月10日 | 日記
キク科:Asteraceae コウリンカ属:Tephroseris 学名:Tephroseris flammea glabrifolia
和名:コウリンカ 紅輪花 英名:なし 原産地:日本

8月2日、友だちと2人で長野県の飯盛山に登った。長かった梅雨も終わり、青空のもとで多くの高山植物が花を咲かせて迎えてくれた。
昨年、車山高原で初めて出会った「コウリンカ」を草むらの中に一輪だけ見つけた。
               
日当たりの良い山地草原に生える多年草。
高さ50cm程度に成長し、その茎の先を枝分かれさせ先端に丸く輪のようなレンガ色の花を付ける。
花びら(舌状花)はまばらな感じで隙間が空いてる。そして、その花びらが真ん中の丸い部分の下側から出て、そこからまた下の方へ垂れ下がった姿をしている。赤みを帯びた黄色の花びらが車輪のように見えることから「紅輪花」という名前が付けられた。他にないユニークな花の形と色!
コウリンカは元々生育地域が限られている上に数が減少し、国の絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている。

コロナの影響でマイクロバスで大勢が行く恒例の夏山登山を中止、2人だけの列車を乗り継いでの飯盛山登山。新幹線もローカル線もガラガラ、宿泊したペンションも貸し切り状態
山で出会った花々、蝶やミツバチにコロナ禍の影響はないのかな?

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