信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

おん祭り

2009年12月18日 | 日記
17日午前0時、Dさん一家と奈良春日大社おん祭りの行事の一つ「遷幸の儀」という「若宮さま(神さま)」を「お旅所」へとお遷しする不思議な神事を見に行きました。残念ながら「遷幸の儀」の初め、若宮さまが山から降りてくるというとても神秘な儀式は見ることができませんでした。暗闇のなか、まず「たいまつ」や「お香」をもった人たちが道を清め、そのあとを榊の枝で「若宮さま」を幾重にも囲んだ行列は口々に「ヲー、ヲー」という声を発し、お供の楽人たちが笛や太鼓を奏で、参道を通りすぎて行きました。今年で874回目だそうです。
深夜明かりは何も無く、行列が来るのを待っている間、星があまりきれいに輝いているのに見とれていて溝に落ち、石組みで向こうずねを思いきり打ち付けてしまいました。
ずっと奈良に居るのに「なんでこんな寒い時に」といつも時代行列をちらっと眺めるぐらいでしたが、やっと「おん祭りとはなんぞや」を少しかじった気分です。                    (写真:Dさん宅で)
                           

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