農業じゆう人

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スローカロリー

2015年09月17日 12時30分15秒 | 話題
 最近、タイトルに書いた「スローカロリー」という言葉、よく見聞きしませんか・・?
 これ、糖質の吸収をゆっくりにすることで健康を目指す取り組みのことです
 ご飯や麺・砂糖などの糖類を口にすると、消化されてできたブドウ糖が血液に取り込まれ、
 血糖値が急速に上がります。 ヨーロッパの計約2万人が対象の研究では、この食後血糖値が
 通常の人より高い人は、空腹時高血糖の人や通常の人よりも「心血管病や脳卒中などで死亡する
  リスクが2~3割高かったという研究データがでたそうだ。
 この研究などから「血糖上昇を抑制する食事で心臓病などのリスクを低下できる可能性がある」と
 慶応大の勝川教授(スポーツ医学)ら、研究者や企業が参加し今年の2月に、糖質の吸収の速度と
  肥満や糖尿病の予防効果などを研究していく「スローカロリー研究会」を発足させたそうだ
 普段の食事でも、糖質が多い主食より先に食物繊維の多い野菜料理を食べると、糖質の吸収を
  穏やかにする効果が期待できると・・  (この方法、我が家ではかなり以前から実施しています!)
 例えば、某製糖会社が約30年前から製造している「パラチノース」。 分解後の成分やカロリーは
  砂糖と同じだが、腸内での分解に時間がかかるため、血糖上昇が穏やかな特徴がある。
  この性質が再評価され、2011年から「スローカロリーシュガー」として販売が始まったとか?
 一方、パラチソースなどの一部の糖では、上昇した血糖値が
 砂糖と比べて緩やかに下降することが分かってきているそうだ
 この特性を長時間の運動に利用する取り組みも始まっている。
 スポーツ栄養学を研究している神奈川県立福祉大教授などは
 繊維が多く血糖値上昇が長続きする“玄米おにぎり”などを
 選手に食べさせ、血中のブドウ糖を長時間確保すような工夫
 などをしているそうです。
 しかし、下痢しやすいなどのデメリットもあるので、昨年から、
 プロサッカー選手らの栄養サポートにパラチノースを使用
 選手からも「ガス欠にならない」との声もあるんだとか?

 ただ、運動後のエネルギー回復には速やかに血糖値が上がる
 方がいい!ともされています。
                そんな事で「スローカロリー」のスポーツへの応用には
                まだ研究や科学的根拠がまだまだ必要のようです。

     食物繊維の多い食事にするなどをして、食後血糖値を穏やかに上昇させることは大事なこと
           普段の食事で工夫をするなら・・・
             ○食べる順番を変える・・これ非常に重要なことです
                ①サラダなど食物繊維の多い野菜料理
                  ↓(糖質の多い、芋・かぼちゃ・とうもろこしなどは後に)
                ②たんぱく質中心のメインのおかず
                  ↓
                ③ご飯・パン・めん類など糖質中心の主食
             ○よく噛んでゆっくり食べる
             ○ミネラルの多い黒糖やきび砂糖なども血糖値を上げずらくする