農業じゆう人

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クマゼミ

2015年09月02日 12時34分15秒 | 地域
  ちょうど1カ月くらいの前のあの猛暑はどこへ行ったのでしょうか? この急変ぶりは異常・・?
  その暑さのためか? 当初はあまり聞かれなかった「セミの鳴き声」が途中からやっと聞けた
  夏は夏でも、今年のような極端な猛暑ではセミもなにがしかの影響があったのでは?ともうほど
  あのセミの大合唱が聞かれるようになったのは、私共では8月の半ばころからでしたから
  夏といえば、あっちこっちで“ジージーとかミンミン”など、うるさいほどの大合唱は当たり前
  それがズレたのも天気の異常? それにしても“ジージー・ミンミン”は全国区?

  聞くところによれば、西日本の朝は、クマゼミがけたたましく鳴きたてるところから始まる
  昔、そんな話を聞かされたことがあった。  昨年、中部地方に行った際にそれを実感した
  まだ気温が上がりきっていない朝の通勤時間帯に、街路樹での大合唱が響き渡っていた
  集団で‘シャア・シャア・シャア・・’と鳴く勇ましい声は関西弁にも通じるところがあるとか?
  東京にはあまり似合わず、大阪の街並みにこそふさわしいんじゃないか?
  そう思ったのは私だけではないようです? どうですか

 ところが、そのクマゼミの声が、近年では東京でもしばし聞かれる
 ようになってきた・・! 従来分布の北限は神奈川県南部までと
 いわれてきたが、徐々に北上しつつあるようです。
 北上中の昆虫は「チョウ」にもいくつか見られるそうです
 庭の花壇の常連でもある「ツマグロヒョウモン」や、ミカンに発生
 する「ナガサキアゲハ」も以前は西日本にしか見られなかったもの
 それが近年では関東北部or東北南部まで急速に北上したとか
 身の回りの虫たちの分布が変化している事実を積み重ねる限り
 では、南方系の昆虫の北上が相次いでいるようです
           逆に寒冷な場所に生息する昆虫が南下している例はないんだとか
           気候の温暖化は平均気温など数字の変化で語られることが多いとうだが・・
           身の回りの虫からも、確かな変化が浮かび上がってきているようです。

     セミは自然環境を調べる際には格好の素材となっているんだそうですョ
     昆虫の調査では目につきにくいことが最大の障害になっているんだそうだがが、セミは違う
     セミは鳴くことで存在を知らせてくれるので発見しやすい・・!
     それと姿が似ていても「鳴き声」で種類が分かるので、一般の人にも識別しやすい・・でしょ
     ただ分布の北限が徐々に北上しているというような変化は、個人で短期的に調べることは
     少々難しく、広域で、年月をかけて情報を積み重ねてゆくからこそ分かることが多いそうです
     博物館などの研究者ばかりでなく、民間の気象情報会社が呼びかけてクマゼミの分布の変化を
     調べている例があるんだそうで・・これセミならではのことなんだそうです。

     セミ取りは子供の遊び、そしてセミの羽化の観察は夏休みの自由研究の定番ですが、
     このように大人の視点で眺めてもまた、身近な自然環境の変化を知る様々な手がかりが見える
     しかし、何よりも一番は・・豊かな季節感をもたらしてくれることではないでしょうか!