農業じゆう人

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一歩・一歩

2014年02月18日 16時20分22秒 | 話題
     電車の中、だしぬけに大声が響きわたる。 「私は役者のタマゴです! 朗読するので聴いてください!」 そう言って朗読を始めたそうです・・。
     そう言ってから終点に着くまでの約30分ほどか? 顔を真っ赤にして戯曲や詩の一節を読み続けた青年がいた。 60年近く前のことだそうですが・・・
     それが劇団に通う20代前半の“仲代達矢さん”の姿だったそうです。 引っ込み思案だった“仲代さん”は、こうして俳優としての自意識を鍛えたそうです。

     そんな風にして育った・勉強した “仲代さん(81歳)”の映画デビュー作はなんだったか? ご自身の著書では「23歳の時『火の鳥』(1956年)だと・・」
     このとき本格映画デビューしたんだと・・。でも、その2年前にある映画に出ていたそうです。 かの“黒沢明監督”の「七人の侍」に・・ただエキストラです
     「本格映画デビュー」と、断っているのはそのせいか? それほど「七人の侍」にはいい思い出がなく「屈辱的だった」とさえ言っているそうですョ・・?
     数秒しか映らぬ浪人役・・それでも“黒沢監督”は「なんだ、その歩き方は!」と何度も何度もやり直しを求め納得するまでやらされたそうです。
     わずかなシーンに約6時間かかったとか? その間、主役は待たされる。 「なんだ、あいつは・・」との‘ひそひそ声?’が洩れ聞こえた!と・・後々に
     エキストラの青年はどんなに居たたまれなかったことか・・。 その後に、“黒沢さん”の「用心棒」(1961年)の出演依頼をいったん断った理由もこれとか?

     では、この人のデビューはどうだったか・・。 ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を獲得した、今一番話題の“黒木華(はる)さん”です。
     “野田秀樹さん”の「ザ・キャラクター」(2010年)が舞台デビューだと新聞で見聞きしたが、私には芸術性がまったくないので記憶がない?わからない!
     調べるとそのハズで役名もない・・いわえる「その他大勢」の一人。2011年の阿佐ヶ谷スパイダースの「荒野に立つ」で活躍 そこから一歩・一歩とか

     そして現在行われている「ソチ五輪」で活躍している皆さん、それぞれ出場するために一歩・一歩を努力と研鑽を積んで勝ち取った代表です。  
     なかでも先日の‘ノルデックスキー・ジャンプ男子 ラージヒル’で『銀メダル』に輝き、今度は団体でも『銅メダル』に輝いた【葛西紀明選手】です。
     “葛西選手”は、7大会連続出場したが、メダルは“リレハンメル大会”でのラージヒル団体の「銀」以来で、個人では初のメダルとなった・・!
     特に、長野で開かれた1998年の大会では選ばれながら体調不良で出場できず、喜ぶ他の選手を見ながら一人悔しさと無念さを味わっていたそうだ。
     その後も絶不調に陥り、いっときは競技をやめようとも思ったそうだが、これで終わることはできない!と、もう一度と地道に努力を重ねていたそうです。
     それは決して楽な道のりではあったが、焦ることなく・諦めずに着実に少しずつ本当に「一歩・一歩」の歩みだったとか・・言われています。

     こうしてみるとこれらすべては「一歩・一歩」ということではないでしょうか。 昨今の大雪での「雪道」歩行。 これもコツは一歩ずつ踏み込めることでは・・・
     急ぎ慌てれば滑りますから・・また脇見をすれば足を取られ転んだりしてケガをするなどの災いもありますよネ

     名優の“仲代さん” 国際賞女優の“黒木さん” スキージャンプの“葛西選手” 皆さんが教えてくれたのは、雪道の歩き方ばかりではないようです。