Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「ベールを被った音」の原因はケーブル類の可能性が大きい

2021年04月20日 | ピュアオーディオ

オーディオを始めた50年前のサウンドは、「ベールを被った音」だと知ったのは、アンプ類を入れ替えた時だ。「ベール」が何枚かは剥がれた。しかし、本当の原因は分からずじまい。その後、サラリーマンを32年続けて、機器のグレードアップをして来たが、相も変わらず「ベール」を被った音のまま。

ケーブル類を変えても殆ど変わらなかったが、その後、「スーナーケーブル」と出会う。そのスーナーケーブルは非常にSN比が良い事に気付き、「抵抗値」を図って見たところ、一般のケーブルの1/10以下だった。

そこで、すべてのケーブル(電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線)をスーナーケーブルの同じ種類のケーブル材で「自作」して「統一」した。一番最後が電源タップの電源ケーブルであったが、交換した途端、「見通し」が劇的に変化した。サウンドが全然違う。

私のケーブルに対する結論は、団栗の背比べ的な交換では意味がない(変化が少ない)、劇的に抵抗値の低いケーブルにすれば「劇的」にサウンドのグレードが上がると云う事。

結局、20年間にスーナーケーブルを使って、「自作」しながらグレードを上げて来た。現在は第7世代になった。ここまで来て、漸く「CDの中の音」を全て出し切って更に余裕のある伝送を確保した・・・と自己満足している。ケーブルの太さも半端なくなった。作るのも大変がだ費用も大変でした。

最近は「聴く時間」よりウォーキング時間の方が長い

2021年04月19日 | その他


現在6セットのステレオシステムを所有しているが、最近は「聴く時間」より「歩く時間」の方が長い。何故かと云うと「身体の違和感」が多いので、「ウォーキング」で身体のリフレッシュ(整体)を図っている。有酸素運動で全身運動。身体に負担のかからないやり方だと自分では思っている。但し、時間がかかる。健康であってこそ「音楽を聴く」のが楽しい時間になる。

「音楽を聴く」と云う事は、「身体を動かさない」不健康な趣味です。一日、身体を使って働いて、お風呂に入り、リラックスして2時間/日くらい聴くのとは訳が違う。 毎日「働かずに音楽三昧」は、若い頃は「夢に見た生活」であったが、20年も続けて来ると、身体に異常を感じてくる。あちこちがこわり、違和感が出て来る。血流が悪くなり、冷え性にもなってくる。身体の筋肉に違和感を覚えると、何とか元に戻したいと考えるのが普通だろう。

最近は「音楽部屋」では、FM放送を流しながらDITTON15システムやD208システムを鳴らしっ放しにしている。ウォーキング時間が4~5時間、音楽を聴く時間が1~2時間程。音楽を聴く時はメインシステムを聴く。オリンパスシステムで1時間、自宅システムで1時間くらいになる。

毎年4月は私にとっては「ウォーキング月」なのです。気候が良く、長く歩けます。これが、夏場は昼間歩くのは無理、暑くて歩けません。5月から9月の間は昼間の歩行は避けた方が良くなります。日焼けと気温が高いので、そうそう外には出られません。猛暑の中のオリンピックなど私には考えられません。

また、冬場は寒くて外に出たくありません。歩き出して10分位は身体が暖まらない。真夏に比べればさほどの事は有りませんが、歩き出しの第一歩が大変です。

オリンパスシステムと自宅システム(SP-707J+α)の違い

2021年04月18日 | ピュアオーディオ

JBLオリンパスシステムと自宅システム(SP-707J+α)の違いは、サウンド的には低域のLE15 VS D130 ユニットの違いが一番大きいと思う。低域のユニットが全体のサウンドの70%位を占めますので、この部分の質感やエネルギー感・反応の速さ等が基本的に違います。



オリンパスシステムは基本的に「オーディオマニアの正当性」的な機器を使っています。各機器のサイズや重量は20Kgを超えるものが殆どで、重厚・長大な機器が多いです。一番重いのは低域用パワーアンプのM・レビンソンNo.431Lの42Kgです。このアンプはサイズ(特に高さ=収納性)と出力(200W/ch)で選択しました。


自宅システムは「個人的スタンス」で選択しています。出来るだけ軽い機器とサイズの小さいものを選択しています。殆どの機器が15Kg以下です。(基本10Kg以下)


歳をとってくると、大きく重いものは避けたいと考えての事です。その分、小さくても高性能な機器を選択しています。

大きな違いはラインケーブルをXLRケーブル(平衡回路)とRCAケーブルで使い分けています。大きなサイズにはXLRで(オリンパスシステム)小さい機器にはRCAケーブル(自宅システム)を使う様にしています。

目指しているサウンドの方向も違います。
1)オリンパスシステム →原寸大でリアルなサウンド
2)自宅システム →幻想的でいつまでも聴いていられる心地よいサウンド
                        (パワーアンプの見直しが必要になるだろう)

どちらも手元に置いて置きたいシステムですが、最終的には1つを選択せざるを得ないでしょう。そうなると、合体させて一つにする手も有ります。

JBL #375+HL88(蜂の巣ホーン)の鳴らし方

2021年04月17日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムで使っているJBL #375+HL88(蜂の巣ホーン)はデザインは良いが、使いこなすにはスキルが要る。沢山の方がこのホーンのデザインに魅せられて挑戦された事だと思う。ただうまく鳴らすには、大きな部屋や小音量にしなければ、素人さんには難しいホーンだと思う。



見てくれと音の出方のイメージがこうも違うホーンでは無いかとも思う。円形でパンチングメタルが何層にも連なっているので、円形放射パターンを想像されるだろうが、現実は「ストレート」に音が「スッ飛んでくる」サウンドが出ます。但し、1インチスロートのLE85と比較すれば「音の線の太さが大きく」、エネルギー感も原寸大。当然音数も多く、#375を1級品とすれば、LE85は3級品ぐらいの差が有る。


私はこの#375+HL88をニアフィールドで使っている。ホーンと聴取位置の距離は3mくらいの処。これで「耳を突き刺す」音が出ない様にしている。その秘密は、#375+ハイルドライバーに2種のユニットを並列接続で一緒に鳴らしている。2個のユニットを同時に鳴らす事は、分圧=分散させている。アンプからの出力を#375の1個のユニットに集中させると「スッ飛んでくる音」になるが、2つのユニットもしくは3つのユニットで同時に鳴らしてやれば、圧力が1/2・1/3に減じられる。そうする事で、ニアフィールドでも「耳にうるさくない」サウンドに出来、「円形放射パターン」の音の出方を手に入れられます。#375+LE85のWコンプレッションドライバー仕様でも同じ様な「分圧=分散」のサウンドが手に入ると思います。出来れば、#375と対極にある質感のユニットを組み合わせられる事をお勧めします。



自宅システムが「活性化=覚醒」し始めた様だ

2021年04月16日 | ピュアオーディオ


相も変わらず自宅システムの鳴らし込みをしています。久しぶりにバッハ:ゴールドベルク変奏曲のストリングス版を聴いていたら、中・高域の繋がりが非常にスムースになっている。ヴァイオリン・ソロの音色も、先月の状況では「ベターっと」した質感で、とても良い音色とは言い難いものが有ったが、非常に良い塩梅になって来た。


全体的にも音の粒立ちが良くなり「ヌケ・キレ・ノビ」が感じられるようになって来た。音数も増加して来て、弦楽器の数が増えて来ている。


どのシステムでも「2000Hr以上の鳴らし込み」をさせないと、本当のサウンドにはならない。いよいよ自宅システムの完成も最終局面に来たと感じる。2セットのメインシステムが本来のサウンドで聴ければ当方としてはもう十分満足。サブシステムなどどうでも良くなります。

まだ「音出し確認」さえしていないユニットが有る

2021年04月15日 | ピュアオーディオ


昨年末に購入して、「音出し確認」さえしていないSPユニットが有る。DECCAリボンツイーターで、片方のユニットの内部配線が「断線」していたので修理は終えている。


断線していたのはSP端子側でこの写真の底面になります。前オーナーがアクリルケースに仕上げていた様で、かなり窮屈な作りで一度外したネジがなかなか元に戻せなかった。


修理は終わったけど、まだ繋いで音出し確認まで言っていない。SP端子がねじ込み式なので、SPケーブルの端末処理をしないと繋げられない。もっとも今すぐに必要なわけでもないので眠らせている。D208システムをどかして、SP-2005システムの高域として「音出し確認」をする事になるだろう。D208システムをどかすのが面倒くさい。


手放してから後悔したアンプ

2021年04月14日 | ピュアオーディオ

写真のアンプはWE101D・102Dを使った1W/chのパワーアンプ。球付きで手放してしまったが、今考えると「もったいない」事をした。パワーアンプとしては非力であったが音色はすこぶる良かった。なぜ後悔しているかと云うと「プリアンプ」にすれば良かったと後悔している。

プリアンプにするには①セレクター ②メインボリューム ③バランスボリューム を追加すれば簡単に作れてしまう。WE101Dの独特の音色が得られたのに・・・。


リアパネルのSP出力端子をRCAソケットにすれば簡単にプリアンプ化で来た。もっとも、本格的なプリアンプにするには、もっと大きな箱に入れて、このパワーアンプを丸ごと内蔵する様な大きなプリアンプになるだろう。

今更振り返っても遅い。それに、もう私にも時間が少なくなっている。音楽を楽しむ時間が大事になって来た。

現在の関心事は自宅システム

2021年04月13日 | ピュアオーディオ

現在の関心事は自宅システムの仕上がり具合。3ウェイマルチアンプ化して1年と2カ月、低域と中域のアンプは累計2000Hrの鳴らし込みが終わっている。


チャンデバの活性化度合いがそのまま低域・中域に出て来る。高域用パワーアンプは、昨年8月に交替したのであと半年はかかる見込み。現状で低域と中域の繋がりは非常にスムースです。中域と高域では高域の質感がまだ異質に感じます。ここは2000Hrの時間待ちと思います。

一般に真空管アンプとTr型アンプで「音の繋がり」は異色だと思い込まれている方が殆どだと思う。自分の経験上では、「ケーブル」を揃えれば違和感なく使えます。

SONY TA-2000とTA-2000Fの違い

2021年04月12日 | ピュアオーディオ

写真の状態で2セットのプリ+パワーアンプになります。TA-2000とTA-2000FプリとTA-3120とTA-3120Aの4台です。



SONYの50年前のプリアンプTA-2000は「計測器」並みの作りだと雑誌で一時評判になっていました。(45年程前?)


TA-2000Fでは基板の固定方法が緩くなっています。作りとしては初期型のTA-2000の方がしっかりしていて持っていたいですね。ただ、「音質差」はと云われても、現状(鳴らし込みの最中)では、大きな差はないですね。多分聴き分けられる差はないと思います。


TA-2000のリアパネル。


TA-2000Fのリアパネル。

入力系はTA-2000Fの方が多く使いやすいですね。TA-2000は非常にシンプルです。どちらのプリも「メイン入力」は「フォノ」(アナログレコード)です。どちらも3系統のフォノ入力を備えています。フォノを使わない私には不要な入力です。



最近は「音楽」を楽しむ時間が増えている

2021年04月11日 | ピュアオーディオ

最近は「音楽」を楽しむ時間が増えている。サブシステムを聴いてからメインシステムを聴くとまるで世界が違う。メインシステムを聴いてからサブシステムを聴くとSWを切りたくなる。オーディオ遊びも一休みなので「音楽」を聴く時間を作り始めた。


サブシステムを聴くとどうしてもメインを聴く時間が減ってしまう。どうせ音楽を聴くならメインシステムでしょう。サブシステムは所詮お遊びの音。


せっかくスチューダーやCELLOのDACを使っているのだから、眠らす方がもったいない。集めたCD・MDもそれぞれかるく1000枚を超える。ソースに不足はない。足りなければDATやFM放送も楽しめる。聴くならやはり「良い音」で聴きたいものだ。音数や音の厚み、ヌケ・キレ・ノビのあるサウンドでご機嫌である。10年かかりで仕上げたメインシステム。使うSPユニットやアンプ類も自分なりに「手入れ」をして、市販品では出ない音がする。