Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムでCDを色々聴き込んでいる

2017年07月11日 | ピュアオーディオ
一昨日ようやく自宅システムが使える様になった。N500ネットワークの「抵抗器」1個の不具合のおかげで、5年間も良い頃かげんに放置して置いたものでした。



他にオリンパスシステムやRCA箱Wウーハーシステムも有るので、直ぐに必要と云う訳でもなく、とにかく中途半端な位置づけであった。朝早くから夕方まで「音楽部屋」で四六時中音楽を聴いて帰ってきたら、自宅まで音楽を聴きたいとは普通は思わないだろう。

しかし、以前からこのブログで書いていたが、「自宅システムが一番好みである」と・・・。一般的なオーディオでは「迫力」や「重低音」や「音が前に飛んで来る」事等が喜ばれているが、自分は「やさしいメロディ」で「癒され」たいのがニーズなのです。



現在は自宅システムを確認する為色々なCDを確認しています。40年前にLPで買ったドビュッシーの曲をアレンジした「冨田勲:月の光」のシンセサイザーサウンド。同じ曲をCDでも揃えています。このCDを聴いていると「宇宙」の中を漂っている様な悠久な気分になる。こんな気分になれたのは何年ぶりだろう。定位がピタッと決まるので、このCDの音の移動が非常に良く判る。今まで聴こえなった音も沢山聴こえて来る様になった。


自宅システムの完成

2017年07月10日 | ピュアオーディオ
自宅のサンスイ:SP-707J+αシステムは、10年前にくみ上げた。その前のSPはJBL:#4343スタジオモニター。27年間使って来ましたが、「音質」・「音数」、「音の出方」、「音のバランス」に不満が有った。音の「ヌケ・キレ・ノビ」の面で私の欲しいサウンドにならなかった。



サンスイ:SP-707J+αシステムを導入した時から、今思えば「Lch」の不具合が発生していた。左右のバランスがおかしい(定位がブレる)症状が初めから出ていた。その原因の究明の為に、左右の#375を入れ替えて見たり、ネットワークボックス内の配線をやり直したりと色々対処して来たが、なかなか完全に治っていなかった。今回ネットワーク内の「抵抗器」の不具合を発見し対処するまで治っていなかったことになる。その為、5年前から「鳴かず飛ばず」の使い方で、「気休め程度」の使い方しかしてこなかった。



2週間前にTR型の安物アンプで「パワーアンプの2台化」を実施したが、パワーアンプの実力の無さで、TV音声と切り替えても、同じ様な「音質」でこのまま使って活性化させてもたかが知れていると判断し、WE101Dppパワーアンプの2台化に踏み切った。しかし、低域・中域と高域の音のバランスが取れない。取る為にはもう一台のプリアンプを高域側に入れないと無理だと思った。



そこで当初の設計通りにWE101Dppパワーアンプの1台稼働に戻して見た。1台のパワーアンプで7SPユニットを鳴らすのはしんどいだろうな?と思っていたが、難なく稼働できる事が判った。その結果、現在は最もシンプルでオーソドックスなパワーアンプ1台で鳴らし始めた。

音数はさすがにオリンパスシステムに及ばないが、音の出方、低域から高域のの音のバランスは素晴らしい状態になった。40Hz~22000Hz以上の音が出始めている。音数も十分納得出来る量になった。奥行き方面の表現の素晴らしく良くなった。音のキレに関してはオリンパスシステムをしのいでいる。音のエッジが立って、切れ込みが深くスピード感が有る。やっと満足のできるサウンドになった。欲しかったサウンドが出せる様になった。

5年間も眠らせたシステムで現在埃にまみれているが、これからは清掃して奇麗にして毎日使っていきたいと思っている。その原因がネットワークの中のたった1個の抵抗器の不具合であったなんて想像もできなかった。

現在色々なCDを引っ張り出して、次から次にかけているが、音の重心が下がり、高域はオリンパスシステムさえ出ていない領域まで出ている。またその質感は初めて経験する世界(WE101Dの世界)。音色が素晴らしい。病みつきになりそうな「幻想的」な世界になって来た。

ここ数日、真夜中にゴソゴソ機器の入れ替えやケーブルの追加等を実施して寝不足状態だが、自宅システムが使える様になった心の安ど感が有る。個人的にこれさえ有ればもうオリンパスシステムに拘る必要はないと思える。

パワーアンプの物色つづき

2017年07月09日 | ピュアオーディオ
自宅システムのパワーアンプの2台化の実験で遊んでいますが、最終的には1台のアンプで7SPユニットをドライブするのがベストと思っている。ネットワークの不具合が判り、修復したのでその後自宅システムは「定位」が安定している。

自宅システムは「出来るだけシンプル」な形で「良い音質」を確保したいと考えている。現在物色中のパワーアンプも自宅システム用。決してWE101Dppパワーアンプが嫌で交換したい訳ではない。イージーに扱えて、1Ω負荷でも安定してドライブでき「音質」が合格出来るアンプが欲しい。

過去のアンプについて考察して見た。
1970年代・・・50年前の製造・・・レビンソンの一桁機、パイオニアM4等
1980年代・・・40年前の製造・・・国産各社の最高峰アンプ群が有り、レビンソンの2桁機等
1990年代・・・30年前の製造・・・電源のインレット化が始まっている
2000年代・・・20年前の製造・・・鉛レスの半田に切り替わって、SN比や伝送能力が上がっている
2010年代・・・10年以内の製造・・・ローインピーダンス対応機種が増えて来た。

1970年代や1980年代の機種には弩級のアンプが有り、安く手に入るがこれからも正常に動作するかは運次第だと思う。使って有る半田付けにクラックが出たり、電子機器のリード部が接触不良、CR類の劣化が考えられる。眠っていた機器が多いと予想される。

個人的には少なくとも「電源部のインレット化」された機種以降を考えたい。ローインピーダンスに対応した最近のアンプが良さそうだと思っている。但し、良い機器は中古価格も高い。直ぐに欲しい訳でもないので、しばらくはお勉強するしかない。田舎にいると中々お目にかかれる機会が少ないし、いきなり購入になるので慎重に進めて行きたい。


自宅システムのWE101Dppパワーアンプ2台化実施

2017年07月08日 | ピュアオーディオ
昨日までPA用の安物アンプ×2台で自宅システムをドライブしていましたが、「音質」が我慢できなくてWE101Dppパワーアンプ×2台に交換しました。



ステップアップの手順で、組み合わせがやり易いTR型の薄型アンプでシステムが出来るか試して、その次として、本命のWE101Dppパワーアンプ×2台化に進めました。



SPケーブル、電源ケーブル、ラインケーブルが追加で必要になります。その中で、ラインケーブルの1.5m仕様が無かったので昨日製作していました。1日に1セットしか作れないので作業が楽では有りません。従来、この1.5m仕様がなかったので手を付けていませんでした。これで7SPユニットすべてが鳴り出しています。これで安心して使えるでしょう。



真夜中(0:00過ぎ)に配線交換工事をやり、真夜中の試聴になりました。(2:30まで)ブラームスのピアノ三重奏1・2番、シューベルトの「鱒」を楽しみました。やはり音数が全然違いますし、1音1音の音の輝きが違います。弦楽器の質感もピアノの質感も非常に好ましく感じます。1音毎に余韻が付くのが上級機ですね。この余韻の付き方で音色や分解能が変わります。

ようやくこれで安心して自宅で「音楽を楽しめる」様になりました。まだ寝ていたアンプを起こしたばかりなので、使うにつれ更に表現力やエネルギー感が出て来ると思います。たった1W/ch前後のパワーアンプですが、「音質対策」を済ませていますので安心して使えます。しかし、これで完全終了では有りません。更に高域用にプリアンプを導入して音量調整したいと思っています。機材もケーブル類も電源も揃っています。後はやるかやらないかの判断だけです。しばらくは今の状態で様子を見ようと思います。


セメント抵抗を入手

2017年07月07日 | ピュアオーディオ
先日JBL:N500のホーロー抵抗20Ωの「ルーズコンタクト」モード発生で交換しました。その時に注文していた「セメント抵抗」が入荷しました。交換は明日予定したいと思っています。

自宅では、N500の抵抗器交換後鳴らし続けています。TV音声用や音楽で18時頃から23時の5時間、午前中1~2時間鳴らし込んでいます。特に異常はないですね。#375の音切れが無くなり、低位が非常にシャープに中央に定位する様になりました。音の重心も下がって来ました。



これで自宅システムも安心して使える状況になって来ました。ただ、パワーアンプの能力がそれほど高くない事は承知しています。システムとして特に不具合はないけれど「質感」や「音数」が大幅にグレードダウンした状態です。WE101Dppパワーアンプの時に聴こえていた音が聴こえませんし、音の出方も安っぽいです。心を揺さぶる様なサウンドの出方をしません。このパワーアンプが活性化しても、この音の出方や雰囲気がこのままでは個人的に使い物にならないと思います。

機器の活性化を待てるか?個人的に自信が有りません。今すぐにでも元に戻したい心境です。「苦行」以外の何物でも有りません。

JBL N500の修理

2017年07月06日 | ピュアオーディオ
自宅システムは今まで「Lch#375から突然音か消える」不具合を抱えていました。中域は#375+ハイルドライバーで使っていますので、ハイルドライバーの方は正常に音が出ていました。その為気付きにくかったのですが、ゴールドウィングの口先(ホーン開口部)に耳を近づけると「音が出ていない事」が判ります。

今まで、左右の#375を入れ替え、ネットワーク内配線のやり直し、アンプの入れ替え等をして来ましたが、それでようやく「ネットワークそのもの」が原因であると判断し、昨日音楽部屋に持って行き内部を開いて、パーツの不具合を確認して見ました。(実は数年前にもやったのだが、ルーズコンタクトモードの様ではっきり出来なかった)

昨日ネットワーク内部を開いて見ると、今度は一目でおかしいパーツが判りました。今までは「コンデンサーの劣化」を疑っていましたが、ホーロー抵抗器3個中1個に「焼けた跡」を発見しました。測定の為電流を流すと初めは正常ですが、途中からOL(オーバーレンジ)になります。しばらく置いておくとまた正常に戻ります。

ようやく原因と症状が一致したので特定できました。ホーロー抵抗は10Ω・20Ω・70Ωが使われています。コンデンサーは3μFが使用されていました。(コンデンサーは一桁小さい様な・・・)不具合の有ったホーロー抵抗は「20Ω」でした。実測値24Ωぐらいでした。手持ちの20Ω前後の抵抗器を測定して、24Ω前後の値が出るものを探しました。15Ωのカーボン抵抗が近時の値を出したので、とりあえず交換して自宅に持ち帰り音出し確認をしました。

昨夜(6時間)と今朝(2時間)程鳴らして見ましたが、正常なサウンドです。左右の特性が揃った様で、音のキレが全然違います。安心して聴ける状態になりました。現在は「仮」の状態です。同じホーロー抵抗を探しましたが、何分60年前のパーツですので見つかりません。代品用に手配をかけたのは「セメント抵抗」(10W20Ω)です。到着次第交換します。取り敢えずLchのみ交換し、サウンドに問題が無ければRchはオリジナルのまま使います。予備も手配しているので、左右の条件を同じにすることも可能です。

アンプを物色しているが・・・

2017年07月05日 | ピュアオーディオ
自宅システムは元々Tr型アンプの組合せ(C40+MC2500)で有ったのを、C22モドキプリ+WE101Dppパワーアンプの組合せにしたのが8年前。前の組合せでもかなり良いサウンドを聴かせていたが、如何せんMC2500は60Kgも有る。人手の有る内に動かして置いた方が良いと判断し処分した。この時の低音の波動で「綿毛で頬をくすぐられる」様な体験をさせてもらった。

その後、物量を投入した自作モノラルパワーアンプ(EL34pp 20W/ch)でドライブしていた。英ムラードのEL34はヒーターの光に芸術的な美しさがった。サウンドもご多分に漏れず美しいサウンドで、「チリチリ感」たっぷりのサウンドでもうこれで終わりにして良いと思っていた。ただ置き場所を棚2段取るので「電源タップ」が入らなくなり、やむを得ずこちらも放出となった。

その後、C22モドキプリとWE101Dppパワーアンプを手に入れて現在に至っている。それのパワーアンプ側だけをTr型のステレオアンプにしたいと考えている。それで「物色」を始めている。

機器の購入には条件が有る。電源部が①インレットソケット(直出し配線なら改造でき易いモノ)・・・電源ケーブルの交換が出来る事。②XLR入力(バランス回路)が付いているモノ。③サイズと重量・・・棚に収まり重量は10Kg前後が良い。・・・年を取って来ると若い時の様には行かない。30Kgも有ると一苦労で有る。④最も大事なのが「音質」。こればかりは自分で1年以上使って見なければ判らない。「音楽的表現に優れている」事が希望だが、独自の世界観を持つ機器で有る事が望ましいと考えている。ありきたりの出音では満足しない。

と言う事で、某オクを中心に物色中。競争相手がいない事を望むばかりです。


少しづつ音が出始めて来た

2017年07月04日 | ピュアオーディオ
自宅のパワーアンプ交換後約1週間。毎日4時間以上鳴らし続けて、累計30Hr程になって来た。交換直後、高域の音がカスレた様な音しか出ていなかったが、かなりまともなサウンドになって来た。



交換したパワーアンプも低域・中域用はサブシステムで少し鳴らし込んでいた。高域用は殆ど鳴らしていなくて、ぶっつけ本番状態。これでは高域は音が安定して出て来るまでに時間がかかる。・・・当然と云えば当然。

今までは「電気の通る道」が細道の状態でやっと繋がったと言うイメージ。これからが「拡幅工事」になると思う。使えば使うほど「拡幅」されて音数が増えて来るだろう。そうなると当然サウンドが豊かになって来る。

機器はグレードにより機器自体が持っている性能・能力に差が有る。表現力等は機器の差がかなりハッキリしている。しかし、電源や電源ケーブル・ラインケーブルで電気の質が変われば「質感」や「音数」・「表現力」も変わって来る。

この安物アンプでどこまで良くなるか?・・・は非常に楽しみである。パワーアンプ以外はそれなりに実力のある機器とケーブル・電源を使っている。私の経験で行けばかなりの「高級機並み」のサウンドになると思う。

現在ストリングスの弦楽器もかなり改善して来た。電源トランスがヌケルのに約1ヶ月はかかる。その時点でどれくらい良くなっているか?楽しみである。自宅で安心して音楽が楽しめれば「音楽部屋」のオリンパスシステムの使用頻度が落ちて来るだろう。

自宅システムは何だか別のシステムになった様な・・・

2017年07月03日 | ピュアオーディオ


パワーアンプを替えてから毎日鳴らし込みを4時間以上しています。パワーアンプが替わっただけで「別のシステム」になった様に感じます。SWを入れるのが非常にイージーになって、気軽に聴ける様になりました。

まだ交換後の日が浅いので「機器の活性化」の面で「ふん詰まり」を感じています。これがヌケルにはまだまだ時間が必要です。以前のWE101Dppパワーアンプの時の音の表情に「神秘的な美しさ」を感じていましたが、そんなものはドライに消え去っています。その面では大いに不満です。

しかし、ドライになっているサウンドも悪くないと思える様になって来ました。まだ「弦楽器」の質感がまるでだめですね。でも音数も増えて来て気楽に楽しめる様にはなって来ました。リクライニングチェアに座って聴き始めると、あれもこれもとCDを引っ張り出して聴き比べています。

電源ケーブルや電源、ラインケーブルやSPケーブルの質感が少ししか出ていませんが、その場を動きたくなって、なにも「音楽部屋」に行く事も無いように思えて来ます。

次のアンプの物色を始めています。やはり「ハイエンドオーディオ機器」が音の表情が有って良い様に思います。

時々信じられない価格を某オクで見かける

2017年07月02日 | ピュアオーディオ
昨夜、某オクのアンプのチェックリストを確認していたら、「とんでもない価格」が付いているオークションが有った。お二人で競り合って、30年前の新品の価格を軽くオーバーして・・・。それが「完動美品」なら分かるが、いかにも使い古したアンプの程度では? 相場は5万円程度と思うが・・・

(参考にhttps://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l396581311)

この前もクラロスタットの500KΩ2連のボリューム(マランツ#7・マッキントッシュC22用)が、20数万円まで上がっていた。相場は高くても3~5万程度です。安ければ1万以下で手に入ります。

時々「空恐ろしい金額」が付くのがオークションです。どうしても欲しい!!!と思うとついつい熱が入りますが、冷静に価格のに見定めも必要でしょう。