Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL N500の修理

2017年07月06日 | ピュアオーディオ
自宅システムは今まで「Lch#375から突然音か消える」不具合を抱えていました。中域は#375+ハイルドライバーで使っていますので、ハイルドライバーの方は正常に音が出ていました。その為気付きにくかったのですが、ゴールドウィングの口先(ホーン開口部)に耳を近づけると「音が出ていない事」が判ります。

今まで、左右の#375を入れ替え、ネットワーク内配線のやり直し、アンプの入れ替え等をして来ましたが、それでようやく「ネットワークそのもの」が原因であると判断し、昨日音楽部屋に持って行き内部を開いて、パーツの不具合を確認して見ました。(実は数年前にもやったのだが、ルーズコンタクトモードの様ではっきり出来なかった)

昨日ネットワーク内部を開いて見ると、今度は一目でおかしいパーツが判りました。今までは「コンデンサーの劣化」を疑っていましたが、ホーロー抵抗器3個中1個に「焼けた跡」を発見しました。測定の為電流を流すと初めは正常ですが、途中からOL(オーバーレンジ)になります。しばらく置いておくとまた正常に戻ります。

ようやく原因と症状が一致したので特定できました。ホーロー抵抗は10Ω・20Ω・70Ωが使われています。コンデンサーは3μFが使用されていました。(コンデンサーは一桁小さい様な・・・)不具合の有ったホーロー抵抗は「20Ω」でした。実測値24Ωぐらいでした。手持ちの20Ω前後の抵抗器を測定して、24Ω前後の値が出るものを探しました。15Ωのカーボン抵抗が近時の値を出したので、とりあえず交換して自宅に持ち帰り音出し確認をしました。

昨夜(6時間)と今朝(2時間)程鳴らして見ましたが、正常なサウンドです。左右の特性が揃った様で、音のキレが全然違います。安心して聴ける状態になりました。現在は「仮」の状態です。同じホーロー抵抗を探しましたが、何分60年前のパーツですので見つかりません。代品用に手配をかけたのは「セメント抵抗」(10W20Ω)です。到着次第交換します。取り敢えずLchのみ交換し、サウンドに問題が無ければRchはオリジナルのまま使います。予備も手配しているので、左右の条件を同じにすることも可能です。


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