Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

更にプリアンプを交換

2013年08月22日 | ピュアオーディオ

先日交換した管球プリに不具合が見つかったので、急遽ドック入りさせました。

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上の管球アンプがドック入りした管球プリ2号です。

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こちらが昨日から使い始めた管球プリ1号(C22モドキプリ)です。管球アンプ2号よりこの1号の方がサウンドは上ですが、どちらも分厚い音がします。このプリのサウンドを聴いてC-290を手放す決心をしました。艶やかな音色で音数が極端に多くて奥行き感が深いのです。

今朝9時から使い始めて、夕方の4時頃、プラグ類の接続が正常になりました。鳴らし初めから3時くらいまでは「何処かモヤっとした」サウンドでしたが。4時頃(約5時間目)になって芯の有るサウンドになって来ました。これからがチャンデバの鳴らし込みです。

モーツァルトの交響曲34番、35番、36番、38番、39番、40番と立て続けに鳴らし続けました。(カラヤン指揮) 1曲進むうちに音が変化しているのが聴き取れます。モーツァルトの交響曲は同じ旋律のリピートが有りますので、1回目より2回目の方が良いサウンドに変化しています。聴いているそばからがらがら変わっていきます。レビンソンプリの時も「霞み」がかかった様なサウンドでしたが、40番を終わる頃にはかなり見通しの良いサウンドに変わって来ています。

チャンデバも6月2日から使い出して、約450時間ほど馴らし込んでいます。もうそろそろ「活眼」(活性化)しても良い頃なのです。そこでスーパーTrail仕様のプリアンプで一気に活眼させようとしていたのでした。

この分では遅くとも8月中には活眼してくれそうです。今週残りの日数を頑張れば今週内にも「ハッキリ・クッキリ・スッキリ」で、音の厚みが分厚く、スケール感が大きく、ハイスピードなサウンドを手に入れられそうです。


「ふん詰まり」とは・・・

2013年08月21日 | ピュアオーディオ

私のブログではよく「ふん詰まり」の言葉が出て来ると思います。では「ふん詰まり」とはどんな音? 読んで字のごとく「音がふん詰まってヌケて来ない」のである。

普通のオーディオではまれに発生する事が有るが、私のシステムでは頻繁に発生する。そもそも「ふん詰まり」は、伝送能力の大きな差が発生した時に起こる現象。

一般市販の機器やケーブルでは起きないが、私の使っているケーブルは電源ケーブルにしろラインケーブル、SPケーブル共に「大容量伝送」をする為、市販の機器を使った場合、その差が「ふん詰まり」となってサウンドに出て来る。

例えば、私の使っている電源ケーブルの伝送力は機器内配線の伝送能力の2倍以上を越えている。一般に1.2倍程度なら「即効性」でサウンドが良くなったと感じる所だが、1.5倍を超えると「ふん詰まり」が発生する。機器内配線に対し伝送能力が高ければ高い程、「ふん詰まり」の期間も長くなる。

同じ材質のケーブルでも直径φ1mmとφ10mmでは伝送能力が大きく違います。φ1mmでも電気は流れます。ですから「音」は出ます。でもその「音」はφ10mmのケーブルに比べたら淋しい音です。テスターで導通を確認しても差は出ませんが、「音」には差が出て来ます。同じ長さ・直径なら銅線よりも銀線の方が「伝送量」が多くなります。「線抵抗値」が違います。

私の使っているケーブルは銀線でしかも極太ですので、一般市販機器の内部配線では全てを伝送しきれない状態になっています。機器内が目一杯(潜在能力を引き出す)頑張って対応してくれる事になります。その為には内部が「活性化」する必要が有ります。


正常化対策を開始しました

2013年08月20日 | ピュアオーディオ

プリアンプを元に戻して、チャンデバの活性化に的を絞りました。それと共に、今までヒアリングしていて「ここがおかしいのでは?」と思える処に手を付け始めています。

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この部屋で「旧事務所」時代のサウンドを凌ぐサウンドにする為に、現在取り組んでいます。プリアンプを元に戻して、「音の厚み」が分厚くなりました。やはりこちらの方が好みです。

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聴いていて「音のバランス」がどうもおかしい?・・・「このバランスはあのケーブル単体の音?」と感じる。そこでプリアンプの中をチェック。やはりあのケーブル単体で配線している箇所が有る。早速追加で配線を半田付けする。このアンプの配線はすべて3本/組で作って有ります。そうであるべき所でしたが、わずかに1ヶ所そうでない処が有り、それがそのままの音・バランスで出ていましら。こうなったら修正しか有りませんので、久しぶりにはんだごてを握って修正しました。

修正後は「随分高域が出て来てバランスが好くなりました」が、中音がへこんだ様な・・・」。まだ確認の時間が足りません。この状態でしばらく鳴らしてからまた考えます。


プリアンプを元に戻す

2013年08月19日 | ピュアオーディオ

オフ会も終わったのでプリアンプを元のTrail仕様管球アンプに戻しました。プリとチャンデバを交換していたので、どちらが悪いのか判らなくなっていました。これで原因がハッキリしました。チャンデバが「ふん詰まって」います。Trail仕様管球プリは完全に抜けていますので、「ふん詰まり」感はチャンデバだと特定できます。

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6月の初旬から使い出していますので、現在約2.5ヶ月(約400Hr)ほど鳴らしこんでいます。もうそろそろとは思っていますが、今日交換後のサウンドを聴いた限りではまだまだ先の話のようです。とにかく「鳴らし込む」しか手は有りません。機器の活性化に近道は有りません。ひたすら鳴らしこむのみです。「ふん詰まり」がなくなった時が機器の活性化(活眼)です。

この様な経験を意識してやっていない方には理解できない(多分待てない)ことかもしれませんが、何度も同じ経験をしていますと待つことが出来ます。

チャンデバがふん詰まりしている状態では、どんなプリを持ってきてもおかしなサウンドとなるので評価にはなりません。

元を辿れば、「電源タップ」の中身を確認せずに使っていた為に、余計なプリアンプの交換をしてしまいました。挙句の果てにそのプリアンプを誤評価してしまうところでした。

また明日からも「鳴らしこみ」が続きます。急いだところでどうなるわけでも有りませんので、コツコツとやって行きます。


昨日はオフ会

2013年08月18日 | ピュアオーディオ

昨日はオフ会でした。山口の方から山田野案山子さん、佐賀の方からKさん、八女市のSさん、地元のHさんの4名の方に聴いていただきました。

レビンソンのプリやチャンデバの導入から1~2ヶ月程度なので調整の真っただ中で、お聴かせする様な状態には仕上がっていませんでした。途中経過と云う事で聴いていただきました。

それまではプリのボリュームレベル50(全開で92)以上は上げられない状況でしたが、60ぐらいまで上げて見ました。案の定床面の強度不足で低域の振動で部屋が鳴りだしています。音のバランスもまだ完全ではなく、どこか「ふん詰まった」感じがしていました。以前の旧事務所の時のサウンドを知って居られる方は、「まだ元のレベルに達していない」事が判ったと思います。同席された方からも同様の事を指摘されました。初めて聴かれた方はこれでも良いサウンドだと思われたかもしれませんが、更にこの上のサウンドが有ると云われて、「どんな音だったんだろう?」と興味を持たれたご様子でした。

個人的には今回のプリとチャンデバの導入は「グレードアップ」の為にした事で、それがまだ効果を出せていないだけの事と、プリアンプの選択が難しいと云う事実。

機器の活性化に「約半年かかる」と云う事は、話を聞いただけでは誰も信じてもらえないかも知れませんが、経験で何度も体験していますので、この話は平行線となりますね。これは理屈が理解できないと受け入れられないでしょうね。

今日も朝から鳴らし込みをしています。昨日大音量を出した性か、活性化が進んでいる様で昨日よりは少し良くなっています。この微妙な変化を聴き取るには、記憶力と毎日の努力しか有りません。


お客様からの便り 2件

2013年08月16日 | ピュアオーディオ

お客様からの便りが届いていますのでご紹介します。

1件目は一昨年受注生産してお届けしたLo-D HS-10000用専用トレール。
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Hs10000

一昨年はHS-10000のトレールでお世話になりました。
引越してからもうすぐ2年経ちますが、
なんだかんだでずっとオーディオの方まで気が回らず、
やっと先週になってユニットを組み込んでなんとか音が出るようになりました。
トレールもお陰様で問題無くHS-10000を支えています。
ご報告まで写真を添付しますので、よかったらご覧ください。

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HS-10000は重量が150Kg/個を越える超大型SPです。この時代は国産SPも弩級品が多かった。

2件目はSPケーブル「ルシファー」のSCS-34とSCS-34Jの組合せ。

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お世話になります。
ルシファーを昨晩つなぎました。
汗だくになりつなぎ終えました。
出てきた音は、妄想した音でした。もう満足!もう充分です。

ありがとうございます。

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SCS-33×8本(バイワイヤリング)からの交換です。
SPはJBL#4318、トレールはSTM-22をご使用。(38cmクラスの深みと豊かな低音になり、上位のSPの購入を不要とされました)
開業当初からコツコツとシリウスケーブルを揃えられてこれで完結した様です。


活性化が続いている

2013年08月15日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムの活性化が続いている。タップ交換で正規の電気が流れ始めたので、音数や音の張り出し方が変化して来ている。もちろん良い方向に変わっている。

毎日6時間から7時間ほど鳴らし込んでいるが、進捗を確認する為にテストCDを2~3日毎にかけて確認している。

レビンソンのプリよりもF-25Vのチャンデバの方がこの原因の様だ。F-25Vが完全に活性化しないとNo380SLプリの評価にはならないと思う。

今まで不満に思っている処は、①音数が少ない ②エネルギー感が足りない ③空気感がまだまだ不足 と大まかにはこの3点。これが少しづつ改善して来ている。

F-25Vは使い始めて約2ヶ月半、No380SLプリで約1ヶ月半。完全な活性化にはまだまだ時間が足りない。


「足るを知る」境地は難しい・・・

2013年08月13日 | ピュアオーディオ

旧来の事務所から移設する時はネットワークシステムで十分と思っていたオリンパスシステム。初めはそのネットワークで鳴らしていましたが、やはりマルチアンプの時の音色や質感が忘れられなく、また再挑戦になっています。

現状ではプリアンプのみが入れ替わっていますが、C-290は2セットとも処分していますので、元に戻すつもりは有りません。もっと良いサウンドになるだろうと思ってレビンソンのプリに交換したのですが、どうも簡単には行かない様です。まだ幾つかのプリを試して、ダメだった時にC-290に戻せば良いと思っています。

今までで最高のサウンドを聴いてしまっていますので「足るを知る」(満足する)境地は難しいです。実は更に良いサウンドがしていた組合せが有るので、次はその組み合わせにして見る予定です。


42年ぶりの再会

2013年08月12日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

昨日は高校の同窓会が有りましたので、とんぼがえりで田舎の方へ行って来ました。昨日の午後出発し、夕方6時から同窓会。入学する時は1学年120名揃っていましたが、卒業する時は90名を切っていたと思う。

中学の同窓会とは異なり、熊本県内から集まって来ていますので、42年ぶりの再会となった方が非常に多かった。高校生くらいになりますと顔や体型が出来ていますので、比較的思い出せるのですが、体型や顔つきが変わっていますと、会ってももう誰だか判らなくなっていました。名前を聴いて思い出す始末です。

現在判っている物故者も12名いて、連絡の取れない方もいます。集まったのは総勢37名。深夜まで二次会で盛り上がりました。また5年後にやろうとの事で散会しました。


レビンソンNo380のサウンド

2013年08月10日 | ピュアオーディオ

電源ラインが正常化されてからプリアンプの表現力が非常に気にかかり出した。旧事務所で鳴らしていた時と大きく違うのはプリアンプのみ。当時はアキュフェーズC-290が不動の位置にありました。当然そのプリとの比較になります。

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どんな機器にもメリットとデメリットが有ります。要は自分が求めているサウンドにどちらが近いか?と云う単純な比較で決める事が出来ます。

正直言ってNo380SLのプリの世界は、私が求めている表現の世界ではない様だ。17日にオフ会を予定しているので、それまではこのプリで行こうと思うが、オフ会が終わり次第交換を予定しています。後1週間程で私の思う様なサウンドに変わらなければ、確実に入れ替えになります。次のプリはもう決めて有ります。

No380SLプリアンプは、奥行き表現や解像度の面では優秀だと思うが、デッドな部屋ではその特徴を引き出せない様に感じます。それはアンプの「作り」から来ると思える処が有ります。Tr型アンプでは常識的な作りかもしれないが、この常識が怪しい??と睨んでいます。これはNo380SLに限った話では有りません。FMアコースティック等の超高級機でも有り得る問題だと感じています。この辺の機器はしばらく試聴してからでないと購入は決められませんね。