私のブログではよく「ふん詰まり」の言葉が出て来ると思います。では「ふん詰まり」とはどんな音? 読んで字のごとく「音がふん詰まってヌケて来ない」のである。
普通のオーディオではまれに発生する事が有るが、私のシステムでは頻繁に発生する。そもそも「ふん詰まり」は、伝送能力の大きな差が発生した時に起こる現象。
一般市販の機器やケーブルでは起きないが、私の使っているケーブルは電源ケーブルにしろラインケーブル、SPケーブル共に「大容量伝送」をする為、市販の機器を使った場合、その差が「ふん詰まり」となってサウンドに出て来る。
例えば、私の使っている電源ケーブルの伝送力は機器内配線の伝送能力の2倍以上を越えている。一般に1.2倍程度なら「即効性」でサウンドが良くなったと感じる所だが、1.5倍を超えると「ふん詰まり」が発生する。機器内配線に対し伝送能力が高ければ高い程、「ふん詰まり」の期間も長くなる。
同じ材質のケーブルでも直径φ1mmとφ10mmでは伝送能力が大きく違います。φ1mmでも電気は流れます。ですから「音」は出ます。でもその「音」はφ10mmのケーブルに比べたら淋しい音です。テスターで導通を確認しても差は出ませんが、「音」には差が出て来ます。同じ長さ・直径なら銅線よりも銀線の方が「伝送量」が多くなります。「線抵抗値」が違います。
私の使っているケーブルは銀線でしかも極太ですので、一般市販機器の内部配線では全てを伝送しきれない状態になっています。機器内が目一杯(潜在能力を引き出す)頑張って対応してくれる事になります。その為には内部が「活性化」する必要が有ります。