Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「ふん詰まり」とは・・・

2013年08月21日 | ピュアオーディオ

私のブログではよく「ふん詰まり」の言葉が出て来ると思います。では「ふん詰まり」とはどんな音? 読んで字のごとく「音がふん詰まってヌケて来ない」のである。

普通のオーディオではまれに発生する事が有るが、私のシステムでは頻繁に発生する。そもそも「ふん詰まり」は、伝送能力の大きな差が発生した時に起こる現象。

一般市販の機器やケーブルでは起きないが、私の使っているケーブルは電源ケーブルにしろラインケーブル、SPケーブル共に「大容量伝送」をする為、市販の機器を使った場合、その差が「ふん詰まり」となってサウンドに出て来る。

例えば、私の使っている電源ケーブルの伝送力は機器内配線の伝送能力の2倍以上を越えている。一般に1.2倍程度なら「即効性」でサウンドが良くなったと感じる所だが、1.5倍を超えると「ふん詰まり」が発生する。機器内配線に対し伝送能力が高ければ高い程、「ふん詰まり」の期間も長くなる。

同じ材質のケーブルでも直径φ1mmとφ10mmでは伝送能力が大きく違います。φ1mmでも電気は流れます。ですから「音」は出ます。でもその「音」はφ10mmのケーブルに比べたら淋しい音です。テスターで導通を確認しても差は出ませんが、「音」には差が出て来ます。同じ長さ・直径なら銅線よりも銀線の方が「伝送量」が多くなります。「線抵抗値」が違います。

私の使っているケーブルは銀線でしかも極太ですので、一般市販機器の内部配線では全てを伝送しきれない状態になっています。機器内が目一杯(潜在能力を引き出す)頑張って対応してくれる事になります。その為には内部が「活性化」する必要が有ります。


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2 コメント

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しきさん、こんばんわ。 (PaddleWheel)
2013-08-21 22:58:24
説明を読みましたが、正直なところ体験無しですから良くわかりません。
デジタルとアナログのことも混ざり合っているようですし、直流抵抗値と交流電流の関係は??と疑問が深くなってしまいました。

極太の銀線と言うことですが、単線ですか、それとも撚り線?
たまに送り出しに銀線のケーブルを使うことがありますが、オーディオ的に素晴らしすぎて好みではありません。
分解能、繊細さ、切れ込み等は非の打ちどころがありませんが、極端にいえばグランドピアノがアップライトになってしまい、ペラペラのシンバルを箸で叩くような音でしょうか。
トランペットのベルの振動が分かるような熱気あふれるダーティな音の表現力は苦手のようで綺麗で美しくなりすぎます。

機材の素の音を銅線のほうが変えない傾向がありそうですから、SPのボイスコイルも銅線のため銅線のほうがSPの出したい音をそのまま出してくれそうです。
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PaddleWheel さん コメントありがとうございます。 (トレイル)
2013-08-22 08:52:10
ケーブル材には1本1本(1種類毎)周波数特性が違います。当然低中高音のバランスも違います。まずここから整えて行く必要が有ります。

私の使っているケーブルは銀線ですが、異種のケーブルを組み合わせて、周波数特性やバランスの調整をしています。単体のケーブルの音や組合せの音を確認して、ここまで作り上げる事が大変です。そして1本のケーブルを完成させています。

そのケーブルを使って、管球アンプ内配線や、電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブル、SP箱内配線、タップ内配線・・・と全ての配線を統一して使っています。

私の装置では市販の機器が「抵抗値」になります。前回のレビンソンのプリやチャンデバがそれに当たります。決してケーブル材との伝送のギャップはなくなりませんが、機器の持てる力が発揮される様になれば、「ヌケた」音になります。

デジタルもアナログも伝送には関係ありません。

ケーブル材をつまみ食い的に試聴しても成果は少ないでしょう。「どうやったら生演奏の膨大な情報量を出せるか?」にテーマ取りして目標を持ってやらないと進まないでしょう。

SPのボイスコイル等の材質に銅線が使われていますが、これは市販の機器と同じ関係です。活性化して使えば凄い性能を出して来ます。
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