Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

1970年頃には国産アンプは完成形

2020年06月14日 | ピュアオーディオ

サブシステムにはわざと古いアンプを使っている。最新の高級アンプは手の届かない金額になっているので、「遊べる」古いアンプにした。試しに購入したC3+M4を活性化させたら最新のハイエンドアンプと遜色ないサウンドとなって来た。これに気を良くして45年前のアンプから50~55年前のアンプまで遡って来ました。



SONYのTA-2000+TA-3120Aの組み合わせは1968年に出来ている。自分が中学生の時のモノだ。実際に手にして中を見てみると、実にスッキリとしたパーツ配置と基板で、今まで見たアンプの中でも「白眉」な美しさがある。


電源部も「化け物サイズ」のトランスではなく、実にスッキリしている。これは、TA-3120Aパワーアンプでも変わらない。「ゴッドハンド」さんに修理をお願いした関係で、彼もこのアンプのサウンドを確認された。彼曰く「サンスイ#777と似た様なピュアな音がする」、「あの頃のアンプに使って有る半導体(CANTIPE Tr)が良かったのではないか?」との事でした。


自分がオーディオを始めたのは1972年。その為、1968年製のSONYのセパレートアンプは全く知らなかった。実際に使って見て感じるのは、「音色」が素晴らしい。サイズや重量も非常にコンパクトで扱い易い。当時のオーディオショップでは、初心者には「プリメインアンプ」を勧めていた。その頃サンスイAU-9500を勧められ購入した経緯がある。

55年前のアンプを「生き返らせる」ので、現在は一般レベルの電源ケーブルで慣らしている。まずは安心して使えることを確認したい。一応、アンプも「家電品」なので、老朽化したパーツが「燃える」事も有る。