Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機器の故障と使用頻度

2018年12月13日 | ピュアオーディオ
オーディオの趣味を続け来て、アッという間の40年だったような気がする。その間に使ったアンプやスピーカーは数知れず・・・。その中でも「気に入ったもの」しか手元には残らない。

40年前に入手してお気に入りだったスピーカーやアンプも、仕事に追われたり、ステレオに興味をなくしたりして「使わなくなる」と自然と機器は死んで行く。機器の故障の多い方は使用頻度が低い事が多い。逆に繁茂にレイアウト変更される方は、取り扱いのミステイクで壊される方が多い。

「機器の自然劣化」は放置する事で「コンデンサーの容量ヌケ・パンク」や「半田部の酸化・クラック」で起こる事が多い。半導体はBV(逆耐圧)に弱い。TrのQAT試験や実際に起こったトラブルの原因などからそう推測している。逆耐圧はどんな時に起こるか?と云うと、「電源オフ」する時に出るサージ電流の事だ。電源入れっぱなしで使用していると、使わない電源SWのオフ側に酸化膜が厚く蓄積する。半導体が壊れるのはそればかりではない。

「コンデンサー」は電気を一時的に蓄積したり、放電したりして使う様に出来ている。自動車の「バッテリー」と同じ様なものと考えれば説明はつく。長い間放置した自動車のエンジンをかけようとしたら「バッテリー上がり」でまず始動できないだろう。それと同じことがオーディオ機器でも発生しているとお考えいただきたい。だから「使用頻度」も機器を維持する為には重要なファクターとなります。