Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

手の込んだエンクロージャー方式は?

2018年12月19日 | ピュアオーディオ
古いスピーカーには色々な形や方式、装飾デザインの優れたものが有った。例えば、フロントロード箱・バックロード箱・フロント+バックロード組み合わせ箱、折り曲げホーン箱等、手の込んだ方式の箱が有った。それぞれに独特の世界を持ったサウンドがしていた。

最近は、バスレフ箱や密閉箱ばかりになって来た。何か面白く有りませんね。手の込んだ箱からシンプルな箱に替わってしまっています。

オーディオは「夢」のある趣味だと思う。それに対して肝心のスピーカーが「夢の無い形」になってしまっている。はなはだ悲しい事実である。そんなものが数百万円で販売されていることに驚きを隠さない。

装飾についても「布製サランネット」が一般的。これって実にチープな方法でもある。例えばJBL:C50オリンパス箱の菱格子を現在制作すれば、片側だけで¥50万円はくだらない。左右2面ならこれだけで¥100万円以上の費用が掛かる。これに対して布製サランネットならば数万円程度で作れてしまう。この辺にも価値観の違いと時代の流れの違いを感じる。