Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自分では「小型SP」と思っているが・・・

2018年12月10日 | ピュアオーディオ


ある方に写真の上段に乗っているスピーカーをお見せしたら「大型SP」だとおっしゃった。自分としてはサブ用の「小型SP」だと思っている。オーディオマニアで無い方には「大型SP」に見えるのだろう。ラジカセやミニシスコンで音楽を楽しんでいる方にとっては大型SPに思われるのかも知れない。

SPのサイズなど人によって受け取り方は様々、何を言いたいかと云うと「世の中の潮流」に対して、オーディオマニアは「マイナー」な存在だと云う事。ステレオ装置の大きさで表現力は決まって来るが、世の中は「音楽が聴ければ・・・」的な安逸な方向に流れている。

自分たちの中学生時代は「高度成長前」の時期である。当時はTR型ラジオやラジカセがやっと出始めた時代。社会人になって飛びついたのがステレオであった。1973年頃は「4chステレオの全盛時代」で有った。CD4やQS方式の4chネル方式で「臨場感」を演出・・・等とうたい文句が並んでいた。いつしか知らないうちに4ch時代は終わり、元の2chに戻ってしまった。最近も5chや7ch等のAV用のシステムが出て来たが、それらもいつまで持つのか?

オーディオシステムも10年単位で様変わりしている。最新の流行に乗り遅れまいとする方と、昔のステレオの音質を磨いている方と現状のトライの仕方はより多様化して来ている。

結局は「音楽を聴く趣味」で有る事を考えると、1970年代に日本のオーディオ装置は一応の完成形になっている。オーディオマニアが「希少種」になりつつある存在である事を思い返す。