Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムをフルSPユニットで鳴らした。

2017年06月07日 | ピュアオーディオ
先日から自宅システムを鳴らし始めた。当初は「ローインピーダンス」が怖くてアンプに負担がかからない様にD130+#375+ゴールドウィングの2ウェイの組み合わせから始めた。一昨日はそれにDECCAリボンを加えて3ウェイにして、弦楽器やヴォーカルの潤いの有るサウンドにした。



このJBLのユニットの組み合わせからは皆さんはどんなサウンドが出ると想像されますか?おそらくJAZZ向きのJBLサウンドを思い出されると思いますが、組み合わせるアンプ次第でどんな音楽にも対応します。JBLの「ジャジャ馬の音」とは真逆のサウンドを出しています。



5年ぶりにこのシステムのSPユニットを1台のWE101Dppパワーアンプでドライブして見ました。低域はD130(16Ω)(40Hz~500Hz)、中域は#375+ゴールドウィングにハイルドライバー(500~7000Hz)、高域は175DLH+#2405+DECCAリボン+ビクターリボン(7000~100KHz)の計7ユニットの組み合わせ。これはオリンパスシステムとRCA箱システムも全く同じユニットで合わせています。低域の箱と中域のホーンが違います。自宅システムのみ「ネットワーク方式」です。

「質感重視」で自作プリやWE101Dppパワーアンプを作っていますので、一般的なオーディオの音とは違い、嗜好性の強いシステムにしています。主に聴くのは「ストリングス」と「ピアノ」。ピアノ曲、ヴァイオリンソナタ・チェロソナタ、ピアノ三重奏曲やピアノ四重奏曲、ピアノ5重奏曲、ピアノ6重奏曲、JAZZピアノトリオ、映画音楽、ボーカル等です。

タンノイよりも音が鮮明・明瞭で、弦楽器の質感は更に繊細、それでいて音の線の太さは現物大。穏やかで艶やかで弦楽器の「こする音」と「胴鳴り」の再現、ピアノの立ち上がり・立下がりの速さと一音づつに付く「余韻」が穏やかなサウンドの中で流れる様に出て来ます。

CDTにEMT981を使っていますので、艶やかさが出て来ます。自作のプリは、某オクで完成品を買いましたが、オリジナルの音は「ゼネラルクラス」のサウンドでした。それに手を加えて、100万以上クラスのTR型アンプにも匹敵するSN比を持ったアンプに仕上げています。

組み合わせるWE101ppパワーアンプも入手時点では「ゼネラルクラス」のサウンドでしたが、こちらで手を入れて、1級品のサウンドに磨き上げました。

久しぶりにすべてのユニットを鳴らし出して、1時間ほど経ってからは更に音の密度が上がり、バランスも良くなって、「その場を動きたくない症候」に襲われました。づっとこのサウンドを聴いていたい気持ちになりました。このサウンドを知っているのでなかなか手離す決心が付きません。

それも真夜中に鳴らして、家族も良い気分で眠れる様で、特に苦情は来ません。聴いている私でさえそのまま眠ってしまう事が度々です。とにかく心地よいサウンドがします。

以前はプリにマッキントッシュC40対策品とMC2500の組み合わせでも鳴らしていました。こちらの場合、風圧が飛んできて快感です。

プリアンプにオリンパスで使っているC-290を持ってきたことも有りますが、このシステムではチョッと異質に感じました。組み合わせの「妙」と云うものが有りますね。