Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

100年前では骨董の範疇に入らないが・・・

2017年06月13日 | ピュアオーディオ
エジソンの蓄音機発明から続く「オーディオ」は、まだ100年くらいの歴史しかない。「音質」に拘ってSPユニットやトランス・真空管の追求をしていたら、50年以上前の商品に行きついた。「ビンテージ」という言葉で代表されるが、自分でも何だか「骨董品」を集めているような感覚になる。

日本のオーディオ全盛時代は1970~1990年の20年くらい。各社が次々と弩級のSPやアンプ等を販売していた。それに先立つ米国は1950~1970年の20年間がオーディオの全盛時代の様に思う。自分が欲しいSPユニットや機器類がその時代のモノに集中する。

米国のオーディオ文化はWEやRCA、ツルソニック、ユニバーシティ・・・ALTEC・JBLと云った系譜が繋がっている。初めはトーキー用から始まり、家庭用へと変化して行っている。やはり、この時代の「開発努力」は素晴らしいモノが有ると思う。

日本のオーディオでは、アンプ類やソース機器においては非常に優秀な進化を遂げてきたと感じているが、ことSPについては、米国の2番煎じの感が否めない。高価格のSP達も1970~80年代に色々聴きかじったが、米国メーカー製と比べると「何処か中途半端」な感が残り手元に来る事は無かった。

オーディオ機器は「電化製品」で有る。その耐用年数は精々30年以下だろう。そんな背景の中でオーディオ機器は50年以上前のモノが珍重されている。