Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「ろれつ」の回らないSPが増えて来た

2017年06月21日 | ピュアオーディオ
最近のSPは低域の再現(特に最下限域)を下の方に伸ばしています。小さなSPでも30Hzくらいを再生できる様にして有る様です。しかし、私の耳では「ろれつの回らない音」に聴こえてしまいます。反応スピードが遅いのでCDの入っている音を出し切れていない様に思います。

音楽は「瞬間の連続」で時間軸で進んで行きます。瞬間的にCDに入っていた音を全て出せないともう次のポイントに入って音を出しています。その分「音消え」になっています。オーナーは毎日同じシステムで聴いているので判らないのかも知れませんが、たまに聴かせていただくと、「音が出ていない」のを感じます。それは「音数不足」となっても現れます。

音楽のパッセージが「どこか変?」と感じます。80db代のSPの能率のユニットと100dbのユニットでは「反応速度」が違いすぎます。低域の「迫力」を求めたが故に低能率になり、「音が消え」てしまっています。それに気付かずにいられるのは幸せなのかも知れません。